鼻くそ駄文日記
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ベッドルームだけのこの部屋 人生が ハーフスイングしてるぼく 神父でも殴りたい 有無を言わせず右の頬 力任せにぶん殴る そのあと 神父は左の頬を 差し出してくれるのだろうか
嘘つきを信じてはいけない ぼくが そうなんだから ウサマ・ビンラディンよりも 大物になるのさ そのあと マルチレイアーの 複雑さにほとほとあきれる
君の笑顔に値段はつけられない 君は お金では買えない ぼくはお金も君も欲しい 金持ちになってたくさんの 女に手を出したい そのあと君は ぼくのことを 愛してくれるだろうか
何がどうだと言うんだろう 目に見えるだけのものと 聞き取れるだけの言葉 いまのぼくには それだけで充分なのさ 自分で自分を追い込めるほど ぼくは自立できてはいない
何におびえてるのさ 人の気持ちに 敏感すぎるよ 愛想笑いを続けて 人の話を卑屈に聞く 許せない奴が増えていく
言いたいことを言わない君を 必要とする 人は多いね 君に頼って依存して 君を愚痴のはけ口に 許せない奴が増えていく
部屋でひとり タバコを吸うとき 後悔ばかりしてないか
怖いのは君の心がきれいだから 人に嫌われたくない感性 君の優しさのなか 芽生えている それは悪かないけれど 許せない奴が増えていく
言いたいことを言う君は 嫌われるかもしれない だけどそんなことで 君を嫌うやつなんか 気にすることはないだろう いままで許せない奴だったのだから
部屋でひとり 本を読みながら あいつを憎んではいないか
別の友達にあいつの悪口 こぼす自分がいやなんだ 面と向かって言えないから 陰でこそこそ言ってしまう 言いたいことを言えない雰囲気 作ったあいつが悪いと自己弁護
あいつに嫌われてもいい どうせつきあっても得しない 君は部屋で一人誓ったね だけど君は あいつのいいところを見つけて 嫌われたくないと思ってしまう
部屋でひとり 自分のお人好しさに ほとほとあきれてはいないか
灯油の匂いは 冬の香り 君と別れた 季節の香り
あれから どうしていますか ぼくは 君以上の女の子を 見つけられません
寒いとどうして こんなに つらいんだろう あの冬も 寒かったのかな
記憶は暖かいまま 冬のベットの 心地よさを ずっと君と味わってた
君がどこにいるのか 知りたい 電話でもいい メールでもいい 話してみたいよ
寒い冬がやってくる 君がいないと こんなに寒いなんて
ぼるぶるぼる 携帯電話のバイブが震える 着信表示は君の名前 天を見上げて ため息が出た はあー
さあて 今日の話題は何だろう 君にとっては 重大でも ぼくにとっては 他人事 これから 数時間 ぼくは受話器に 束縛される
そっけなく電話を切ったら 君は ぼくに 嫌いになったのって訊くよね それが怖くて 電話を切れない 無意味な時間が過ぎていく
せめて声だけでも 一緒にいたいと思うの 贅沢かしら 君はそう言うね 誰にも束縛されないのが 贅沢な時間だと ぼくは思うけど
今日も君の着信が ディスプレイに踊っている 嫌いになったわけじゃないよ だけどぼくは 疲れてしまったんだ
きっと 君を好きになってしまいました 話しているうちに だんだんと いま君を思い出すと 胸の奥が じんじんと
いったいぼくは 君の何を 好きになってしまったんでしょうか 普通に考えれば 顔ですか でも どんなに記憶の引き出しを ひっぱりだしても 君の顔は思い出せないんです 君の細い指 くびれた手首 手入れされた長い足 そんなパーツはいくらでも 思い出せるのに 君の顔は思い出せないんです
いつもそうだ ぼくは好きになった人の顔を 憶えていない 恥ずかしくて 憶えるほど熱心に 見ることができないんだな
いったいぼくは 君の何を 好きになったんでしょう たかが顔だけで 人は人を好きになるんでしょうか
勇気を持とう 元気になろう
気持ちの持ちようで 物事は変えられるんだ
強くなろう 優しくなろう
愛に飢えた獣のように 牙をむくのはやめようね
空を見上げて 雲をつかみ 海を見て 幸せにひたろう
みんなつらいとこで がんばってるんだ 先の見えない濃霧の中で なんとなく 自分の未来を信じて
そろそろ間違いを認めよう 正しいと思っていたこと それはそのときの選択なんだ ちっとも正解ではないし ましてや正義じゃない
依怙地になっても ろくなことはない 硬い石だって 雨が一万年も降れば 形は変わるよ
もっと柔らかく もっと素直に こだわりを捨てたいね
アメリカは戦争に負けるね 正義を叫ぶとき 人は間違ってしまう 自分の考えは大切だけど 他人の言葉に耳を貸せ
信じているのは盲目だから 自分を主張するのは 自信がないから 視野を広く持とうね 自分だけの世界じゃないから
もっと愛そう もっと素直に 自分以外のものもね
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