鼻くそ駄文日記
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ぼくは どうして こんなになってしまった んだろう
人が自分より 劣っていると 安心する
人が自分より 優れていると 不安になる
世界一の 人間に なれるはず ないのに
ぼくより 優れている人には いてほしくない
お腹減りませんか
別に
君の 言葉に ぞんざいに答えた
ノド渇きません?
いいよ おれのこと かまわないで
暑くて 機嫌が悪かった
君の 友達が ぼくのところに 怒鳴りにきたよ
ぼくは驚いた
ぼくの一言で ささいな一言で 君が こんなに傷つくなんて つまりそれって
夏休みは まだあるよ 今度は ふたりで出かけよう
肌がやけるのが いやだから 君は 海には行かない
日曜なのに テレビを見て 笑ってる
汗をかくのが いやだから 君は 外を歩かない
日曜なのに テレビを見て 笑ってる
ねえ テレビって そんなに おもしろいの
バットとグローブ 肩に担いで 歩き回った 夏休みの 学校周辺
誰にも会えず 帰りたくもなく 入道雲の動きを見つめ ひとり五時を待った
母親には 遊んできたふりをして 子供は夏休みがあって いいねと 言われた ヒグラシの声が 夕焼けを呼ぶ 夏休みの一日が 消化されていく
学校なんかに 行くよりも 休みのほうが ずっとうれしい
人の言葉で 傷ついて 三日間も重い気持ちで 悩んだこともある
だけど 誰かと話したい たとえ 傷ついても ひとりぼっちで 夕日を見つめるのは もうごめんだ
干からびたミミズに 唾をかける 小学生を 三人見ました
宿題やった? ぜんぜん あと一か月もある
ぼくも昔は 一か月が 長い時間だと 思っていました
急に あつくなった 急に あつくなった 急に なつになった
女友達に 携帯番号を聞いたからって そんなに あつくならなくても
急に あつくなった 急に あつくなった 急に なつになった
じめじめするね 君は言う そうかな ぼくは言う
テレビは ドラマの再放送
雲が重い 夏休み
冷房をつけよう
ちょっと寒いね 君は言う そうかな ぼくは言う
テレビは ドラマの再放送
空気が重い 夏休み
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