paranoia kiss
    

携帯電話の番号も変わって、
メールアドレスさえわからなくなって、
年賀状のやりとりもしなくなって。

でも、彼の誕生日だということは覚えている。

きっと忙しくしているんだろう。
お誕生日おめでとう。

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お酒に強くもないのに、いつもつきあってくれた。
休みの日には、車で出かけた。

周りからしたら、恋人にみえただろう。

ほんとに、恋人だったのは
わずかな時間だったけど。

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彼といることを止めたから、
君といられるようになったのかもしれない。

時計を返して欲しい。と伝えると、
あの部屋にバッグと共に届いた。

どう考えても僕が使う代物ではなくて。
彼は誰かから君の事を聞いたんだろう。

酔っ払ってしか聞けなかった、
幸せにな。が耳に残る。

2007年03月27日(火)



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