2002年04月19日(金)
春のおわり

前略


今日は課題が出て、「春」をテーマに詩を書いた

ほんとうだったら、もっと深く書けたんだけど
あの場じゃあ恥ずかしくて書けなかったの

だから、ここにもう一度 改訂版を書いてみるね



あったかい風が吹いて
黒い髪がそれになびいたら

ライトピンク色の花びらが 君の頭の上にのった

意地悪しようと、僕は何も言わなかったけど
桜は自分でかえっていったね


「何よ」と不満そうに言う君

「なんでもない」とうそぶく僕


気がつけば、花見客もいなくなり
桜色の気配も感じられなくなって



春のおわりは近い



草々


 ←back  index  next→


鳥海

My追加