にあ日記
酒と薔薇の日々(目次の★は更新分)|酒(過去)|薔薇(未来)
2005年03月13日(日) |
Do you love or like or hate me? |
先日友人の中国人とアメリカンと話をしていて、 感情表現に使う言葉の各国の差という話になった。
きっかけはアメリカンが香草(xiancai)が喰えないということだったのですが、 米国「だって臭い」 わし「おまへこの間も『味噌は濡れた靴下の臭い』とか 失礼なこと言ってたよな?」 中国「チーズだって臭いじゃん、カビてるし。 何でそれが喰えてこれが喰えない?」 米国「食い物じゃない臭いだから。機械油の匂い」 中国「だからチーズだってカビてる上に…」 わし「ああ、あんたら話ループしてるから」 中国「大体大味なアメリカにこの繊細な味わからないね」 わし「『辛い』も『熱い』も同じ感覚で『hot』だっつうのが アメリカンの大ざっぱさを表してるよな」 米国「でも日本だって中国だって『つらい』と『からい』同じね」 わし「でも『辛い』から一歩進めば『幸い』になるんだよ」 (と紙に書いてみせる) 米国「あ、それはすごいね、賢いね」 中国「それウチの国のお陰だから」 わし「うっせ」
こうしてなぜか味覚の話から言葉の話になったのですが、 中国「中国では愛人=奥さんね。なのになんで日本は浮気相手? 奥さんが『愛する人』とは違うのか?」 わし「あ〜、奥さんは嫁=家にいるオンナ、で愛人ではないモンね」 米国「英語では『愛人』はFickleness partnerだな」 わし「ビックリした、一瞬fickがfuckに見えた」 中国・米国「…」 わし「単語ではないの?」 米国「LOVERでも愛人ってことにはなるけど…。あとはmistressか」 中国「mistressはどちらかというと『情婦』って感じじゃない?」 わし「英語では愛と恋の違いってないよね」 中国「だからおおざっぱ言うね」 米国「むきーっっ(<怒っている)」 わし「前に『I DON'T LIKE YOU』は『like』になる可能性があるから、 お断りは『I HATE YOU』まで言わなきゃいけないって言われた ことがあるけど、やっぱそのへんの言葉少ないよね」 中国「日本ではそういうの都合いい言葉いっぱいね」 わし「たとえば?」 中国「友達以上恋人未満とかね」 米国「what?It does not understand in what 以上・未満違いね」 わし「それはおまへの日本語勉強不足ね」 米国「むきーっっっそうじゃなくてね」 中国「すぐムキになるね」 米国「…もういいね」 わし「なんでおまへらなにかというと『ね』つけるね?」 中国・米国「…」
ま、そんな話をしていて思ったんですが、日本って結構 感情を表す言葉に重点を置いているんですね。 よく言われることだけど、曖昧にぼかして逃げを作る言葉だ。 その点英語は程度や量を表す言葉は多いけど、情緒的な言葉は少ない、と。 で、かくいうアメリカンな彼は、最近日本人の女と別れたばかりなのですが、 「日本人の女の子は『言わなくてもわかってよ』とか言うし、 ぎりぎりまで表に出さないで、気持ちが終わりになってから 結論を言うのでこっちは急に別れ話されて分けわからん、疲れる」 そうでございます。なるほどね。
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