Diary
沙希



 キミはこの世の中に一人だから。


確かにさ、あんまり上手じゃないよ。
言語コミュニケーション。
ってかコミュニケーション自体が。
だから上手になりたいよ。
もっともっと。

うわー、やっちまったよ。とかって
自覚的になればそのうち改善されるっしょ?

じゃなきゃ無理だしー。

そやって、ちょっとづつちょっとづつ。

頑張っていきたいんだ。



キミはこの世の中に一人だから。

その事実を再び噛み締めて、ちょこっとだけ泣きそうになった。
あたしの選択が間違ってたんじゃないかって
そう思ったから。

やっぱり、なんだかんだと
ぐだぐだここまで引っ張ってきたのは
キミのことが好きだからだったんだ。

日常のストレスに押しやられて、
至らない自分への苛立ちに目隠しされて、
足りないその温もりに寂しさを感じて、

勇気振り絞って出した結論だって
そう言い聞かせて見るけど
正解か、不正解か、
そんなことは今はまだやっぱりわからないんだよね。

キミとの幸福な未来の想像は
あたしの中で今でも有効なんだって
今更だけど、
そんなことを思ってしまった。

情けないけど
常に、間違いなんてないって
胸張っては居られない。

後味とか、切れ端とか、どかっと居座る感情とかも、
大事にしてたいのかもしれない。

でもとりあえず、うん、やっぱり
あたしをどっかに引っ張ってかないことには。
どんな情けない台詞さえも
しっかりと吐けやしないだろう。

可能性は無限に。
やることやんないでどーすんだ。



2007年09月16日(日)
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