Diary
沙希



 


熱心に愛情を語られた。
数々の言葉は、
もしかしたらすごく幸せなものだったのかもしれない。

でも、知ってるんだ。
バカみたいだけど、知ってるんだ。

今の言葉の有効期限は、今でしかないって。

どんなに深い感情でも、
誰もが覆してしまう。
何かしらのキッカケをもって。
それもバカみたいだけど。

ヒートアップした心のまま
頭使わずに、なんのシュミレーションもなく
吐き出した言葉。

疑問符打たずに首を縦に振るには
あたしはあまりにも、
いらない脳みそを使いすぎる。

中途半端に斜め上空を漂って
ダサいことはしたくなくて
俯瞰している。
そのほうが、よく見えるから。

そんなあたしのスタンスを
披露するのは憚られる。

だから、バカみたいに笑い飛ばすんだ。
機微を察することができない人間みたいなふりして。



2007年11月23日(金)
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