【GO FOR BROKE!・・・その後①】 以前我が戦争映画道の先達である08/15先輩が、観戦武官公室(旧戦場を駈ける掲示板)にご紹介してくれた幻の戦争映画「自殺潜水艦突撃せよ」・・・結局詳細については解らなかったが、その原作者である矢野徹氏の作品のひとつには、私は深い思い出がある。その作品とは『442連隊戦闘団』である。観戦武官諸士には言わずと知れた第二次大戦中にヨーロッパにおいて活躍した米軍の日系二世部隊を描いた作品だ。日系二世部隊については、ここで私が浅学な智識による御託を並べるよりも、我が友邦サイトであるHawkeye大尉の野戦病院や中西軍曹殿のB Co/100Bn/442RCTのHPを見ていただければ100倍も1000倍も詳しい!さて随分以前にCOIの掲示板上で、日系二世部隊を描いた作品「442nd Go For Broke」という作品が話題になったのだが、結局詳細は不明のまま・・・今ではオフィシャルサイトと言われていたHPも無くなってしまった・・・(未確認情報によれば、中国系資本により中国系アメリカ人の監督と中国系及び韓国系俳優によって製作される予定だったとか)。さて私は幼少の折に望月三起也先生の「最前線」を読んで以来日系二世部隊という存在は知っていたが、その詳細について知ったのは、前述の矢野徹氏の『442連隊戦闘団』の文庫本を読んだ時だった・・・そして、その中に書かれたヴォージュの森における失われた大隊の救出作戦の物語を読みながら、思わず涙腺を緩めてしまった記憶が未だにはっきり残っている・・・日系二世部隊を描いた映画には、そのものズバリの「二世部隊(1951)」がある。