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2005年09月24日(土)
みんなに会いに行くときは気合が入る。 丹念にまぶたに色を重ね、細くほそく線を書き、まつげをすぅっと伸ばしていく。 私の顔はキャンバスのようで、化粧が映えるとよく言われる。それが褒め言葉なのかはわからないけれど、私はそのことがけっこう好きだ。素顔はなんてひどいんだろう、と思うけれども、化粧をした私はなかなかいい感じだ。
オレンジのぼやけた明かりだけで照らされたバーで、甘い甘いカクテルを飲みながら、仕事と男の話ばかりをする。私たちの会話はいつもそれと多少のジョークで構成されていて、恋人からはいつも呆れられているけれど、人生なんてそれ以外に何が必要なのだろう。
帰り際。迎えの車を待つロータリーで声をかけられた。
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