インコの巣の観察日記 indice de diario|anterior|seguir
スペインの国王杯はEspanyolが4つ目のCopa獲得にて幕を閉じたが、フランスはこれから決勝戦を迎える。 MadridからCopaを持ち帰ったEspanyol...Sant Jaumeでの優勝報告会の際、 Copaを運ぶ役目はCapitanと会長だった。TamudoとSanchez Llibre会長が それぞれ両方から持っていた。その傍に居たのはPochettinoとLotina。 LotinaはTamudoの斜め後ろを歩き、会長はCopaを持っていない方の、つまり、 空いた手でPochettinoの肩を抱いて一緒に歩いていた。 この構図を見て、私が爆笑したのは言うまでもない。 その理由は...このクラブでのそれぞれの力関係が見えた気がしたからだ(笑) この話をPremier好きな友人に話したところ、 「英国では監督とキャプテンがその役目を負います。」と教えてくれた。 リバプールがイスタンブールから帰ってきた時、 飛行機から「カップを持って出てきたのは、ラファとジェラード」だったそうだ。 なるほどなぁ...英国では、監督の立場と言うものが、スペインとは全然違うんだなぁ。 Real Madridが7つ目、8つ目のBig Earを獲得した時も、イベリア航空のチャーター便から 降りてきた時、Copaを持っていたのはCapitan、SanchisとHierroだった。 Jupp HeynckesもVicente del Bosqueも表には出てこなかった。 スペインじゃmisterよりもCapitanの方が存在が強いから。 ファンの敬意を集めるのも、監督ではなくてCapitan。nuestro capitanとは言ってもnuestro misterとは聞かない。 私自身の意識としても、Capitanは自分たちにとても近しい存在であるけれど、 misterは「所詮雇われの身」と、どこか距離を置いてる部分ってある。 スペインじゃスケープゴートになるのは、監督でありAficionは選手の味方だから... そうか。だから、誰しも皆、一度はPremierで監督をしてみたいと思うのか...(笑) Alex Fergusonのような長期政権...スペインじゃ絶対にあり得ないからネ。 EspanyolのCapitanはTamudoで、彼を支えるVice CapitanはLopoとDavid Garcia、 そしてMauricio Pochettino。中でもPochettinoは特別。コレは私の贔屓目でも何でもない(笑) だから...Tamudoと会長とそしてPochettinoでCopaを運ぶことに、私は何ら違和感がなかった。 だって彼らは誰よりも多くの試合を戦い、誰よりも長い時間、このクラブにその身を捧げてきたのだから。 Copaを最初に掲げることが出来るのは、Grondona会長でもPekerman監督でもなく...それはCapitan。 と言うことは...今年の夏、空色と白色のチームがEl Mundialを制したならば、 黄金のトロフィーを掲げるのは、Juampiの役目なんだ!!(笑) 随分と暑苦しい(?)絵になりそうだが...でも、私はそれを見たいと願ってる。 Sorinさんが、誇らしげにCopa del Mundoを掲げる姿を...。
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