岸部・・・?

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2002年09月03日(火) アーテンションアテンション

交通違反等の刑事処罰を下す簡易裁判所の待合室で、皆赤切符を片手にうなだれる中、部屋の中央に設置してあるテレビでは縁起の悪い事故実験ビデオや、実際の交通事故がヒステリックなBGMとともに流れていた。

しかしこの手の映像はなんか笑える。

あの無表情な人形が車に縛り付けられて、無理矢理惨事を体験させられるという設定自体笑えるし、だいたい無言の彼らに対して派手過ぎる。

ものすごい衝突で実験マネキンが前のめりになると同時にフロントガラスに頭から突っ込んでガラスの破片に埋まる。じっと耐えるマネ夫。

後部座席の女役マネキンは衝突の勢いで抱いていた子供を前席の座席と自分の体で押しつぶすばかりか安全のためシートベルトを締めていた前席の人に体全体で強烈な頭突きをしていた。終始無言の一行。

小学生の時に見た自転車の交通ルールビデオでは、全身黒タイツの男が全速力でママチャリをこいで長い坂道を急降下し、速度真っ盛りになった坂の下の交差点で左折するダンプの車輪に巻き込まれるという大誤算映像が流れて、もう全員が満点印を掲げていた。

実際の事故の映像も、痛いよぉ・・足が、足がぁ足が〜・・と泣き叫ぶ被傷者に最初は目を覆うが、あんまりしつこいとこれまた笑いが込み上げて来てどうもいけない。

派手過ぎる事故は笑いを誘うぞ。派手さもほどほどに!


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