◆◇ お気楽観劇日記◇◆
公演やビデオなどを・・・見たまま、聞いたままを
つらつらと書き綴ったまたまた気楽なコーナーです。

2002年11月15日(金) 終わってしまった・・・・・・

私のエリザが終わってしまった。

そう、この日が本当に私の楽だった。

ダダをこねて譲ってもらった席は1階の19列の下手。

この日はもう最初から燦ちゃん&さお太モード全開だった。
オペラがはずせない・・・・・・。
「燦ちゃん、かわいい。」「さお太かっこい〜。」
もうそればっかり・・・・・・。
自分でもホトホト呆れる。

燦ちゃんが出てる場面は燦ちゃんを・・・
さお太が出てくれば、さお太を・・・追っかける追っかける追っかける。

だからストーリーの全体なんてあったもんじゃない。

とーこーろーが・・・・・・だ。
飛び込んできた・・・みどりシシィが変わった。
前回と比べて厚みが出ていた。
セリフが自然になっていたし、深みが出ていた。
特にドクトルゼーブルガーとのやりとりが真に迫っていた。
「この人は東京へ行ったら、完全にシシィが乗り移るかもしれない。」
・・・とさえ思えた。

他は・・・と言ったら、最終答弁くらいからルキーニがもう狂気じみていて
脳の線が・・・細い線が・・・ピキっ・・・と切れた音が聞こえたようだった。

エリザはストーリー、歌もセリフもみんな・・・そう、ほとんど頭に入っているから
他の作品と比べていろんなところを見る余裕がある。

市民にしても、病院の患者たちにしても、重臣たちにしても
今までの他の組の時にはあまり見なかったところまで見れた。
今回は・・・そういう楽しみもできた。

カフェの端のほうで芝居をしている下級生たち。
「夜のボート」のシーンで皇帝夫妻を見て感激している女の子。
そういうのを見ながら「エリザっていいなぁ・・・。」って思った。

黒天使ビイキの私が今回黒天使に関してはあまり満足度が高くなかったのが
少し残念だけども・・・それでも「まだ見たい。もっと見たい。」と
思ってしまうのだから、エリザってすごい。

見る前から気になっていたさお太。
そしてふと見つけた瞬間から気になって仕方がなくなってしまった燦ちゃん。
5回見たうちの後半3回はこの2人見たさに・・・と言っても過言じゃない。

それから・・・・・・例えば、シュテファンで革命家を演じたみわっちが
かわいいロケットスマイルを見せたかと思ったら、
深い赤い衣装に身を包んで群舞で凛々しくキメる・・・といった
このギャップ・・・男役ならではのギャップとか、
今まであまり気にならなかった・・・女役の上級生のフィナーレナンバーでの
すそサバキの艶やかさとか・・・・・・
このすそサバキ・・・私には少しこだわりがあって、今まですそサバキがキレイだ・・・と
思えた女役さん・娘役さんってあまりいないのですが、
今回いました・・・翔つかささん。さすが上級生・・・って思えた。

そういうことにも単純に楽しめた。

娘役さんの大階段では絵莉さんと花純風香ちゃんを見ていた私。
ふと見るとなんとも言えない表情で踊るつうさん(翔つかさ)が・・・。
慈しみのような微笑で軽やかなすそサバキだった。

そしてそのあとの『闇が広がる』への繋がり・・・・・興奮が高まる。
ここでは、さお太がセンターにいることがうれしい。
それからどことなく踊り方に色気のある矢吹さん。
王子も本領発揮。
そう、前列を見てからズズズ―――――っと最後列へと視線を移す。
燦ちゃんもきっちりキザっている。
ふと見たら、最下級生研一の祐澄しゅんクンもキザっていた。
「下級生でもキザるのねぇ・・・・・」

このシーンだけを集めた各組のビデオが欲しい。
あ、黒天使だけのビデオも・・・・・・。

そんなこんなで・・・終わってしまった、私のエリザ。
でもどんなにダダをこねても地団駄踏んでももう千秋楽だもんねー。
ちょっとホッとしている春吉だった。
(終わったら、星組なんだよ・・・わかってるか――――?)


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春吉

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