皇帝の日記
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2005年01月31日(月) |
トルコ・トロイ、ベルガマ |
トロイはトルコにある。
知らない人が多いので、観光庁は周知の徹底に努めているとか何とか。 本当ですよ。 トルコはトルコ人が来る前は、エーゲ海側とかの文化により近かったというか、イスタンブールはビザンティウムですから、元々。 だから、イオニア式とか、コリント式とか、ドーリア式な、大理石の遺跡が沢山埋まっている。 海側を掘れば、とにかく何らかの遺跡にかち当たるという遺跡ぶり。 しかも、街ごととか、規模がでかいので、トルコの遺跡を見れば、アテネやギリシアには行かなくてもいいというほど。 そもそも、近代ギリシアはトルコから独立した国だった。
さて、トロイの町は何度も建設され直しているので、掘れば掘るほど、古いのが下から出てくる、ミルフィーユな遺跡。 偽物のトロイの木馬が出迎えてくれるが、発掘はそんな理由で遅々として進んでいない。 結構でかい。 そして、トルコの人は猫と犬を大切にするらしく、どこの遺跡でも放し飼いのかわい子ちゃんたちが出迎えてくれるのだ!!
今回の旅で、何が楽しかったって、猫の愛らしさがなんともいえない。 猫はみんな、足の短い、体の丸いタイプ。 コロコロとなつっこく、観光客の跡を追いかけてくる。 犬も(何故か中型犬以上の大型が多い)、なでて欲しいと寄ってくる。 動物好きには、たまらない国なのだ。
たまらなく去り難いが、またバスに乗って、ベルガマへ。 ベルガマはアクロポリス遺跡がある。 ついでに、ローマ時代の医療施設(精神病棟)、アスクレピオン。 ペルガモン王国の遺跡がある。 もう遺跡まみれ。
精神病棟では、患者を暗闇の中に閉じ込め、神の役に扮した医者が、「私は神です。あなたの病気は良くなります~」と囁きかけるのだそうだ。 治るのかな。
ローマ時代の劇場跡は、山の斜面を削って、石段を入れただけの物が多い。 当然急勾配。 母腰を抜かす。 皇帝は高いところは全然平気なので、遺跡から遺跡へとピョンピョン飛び回る。
クシャダスへバスで乗り入れて、この日の観光は終了。
クシャダスのホテルで、地獄が待ち受けていようとは、この時まだ誰も知らなかった・・・。 気候のことはあまり触れていなかったが、冬のトルコは雪が降るほど寒いのだ。 まだ本格的な寒波が降りてくる、一日二日前だったが、なんと、このホテル
暖房が効いていない。
のだ・・・・・。 冬のこの時期に、客が来ると思っていなかったのか、暖房設備を切っていたのだ。 がびーん。 寒さに震え、風呂にも入れず、とっとと眠った。 寒い。
明けて一日目は、早起きをしてバスに乗り、ボスポラス海峡を越えて、アジア側を南下。 エーゲ海に向けて、ブルサという街までズルズル行くのだ。
途中、車ごとフェリーに乗り、マルマラ海峡を渡る。 船の中で車を降りることが出来たので、このたびの道連れ、母と海を見に行った。 海から見える岸は、遠目からでもモスクの尖塔が、あっちこっちに立っているのが分かる。 これが毎日、お祈りのたびにマイクでコーランを流しまくるのだ。 しかしトルコは政教分離を早くから取り入れている国なので、別に女の人もベール無しで歩いて構わない。 ついでに、法律上男女平等。 教育費は大学も含め無料。 国土がヨーロッパ系、ロシア系、アラブ系、中欧アジア系とそれぞれ接しているので、国民の顔は人種が統一されていない。 人によって、色んな顔をしている。 だが一様にでかい。 おじさんおばさんは丸い。
フェリーの上でチャイを買って飲む。 下船後ブルサでスルタン霊廟を見に行く。 が、犠牲祭の最中なので入場不可。 家族のお祭りらしいが、時々庭先で羊をさばいているのを見かけることが出来た。 商店も軒並み休み。 隣接のグリーンモスクは入れた。 異教徒だが、入り口でベールを貸し出しているので、これをほっかむりして、靴を脱げば入れるのだ。 入っても、別に嫌な顔はされない(お祈りの時間は駄目なところも有)。 熱心にお祈りしているおじさんとかがいる。 ムスリムの数珠も無料で貸し出している。
別にモスクに行かなくても、お祈りはする気になれば、いつでもどこでもできるそうなので、来ない人もいるし、時間になってもお祈りしない人も沢山いる。 もちろんちゃんと、決まった時間に決まった場所でする人もいる。 温度差があるが、それはそれでいいらしい。
チャナッカレという街まで、更に南下して、その日は終わり。 バスに座りすぎて、体がカチカチに固まった。
ホテルに行くが、下の階ででお祭りの打ち上げをしていたため、安眠を妨害される。 さらに、深夜に浮かれた子供達が、キャーキャー叫びながら廊下を疾走。 向かいの部屋のおじさんに、静かにするように怒られると、もっと大喜びで駆け回る始末。 だが、一日バスに揺られた母は疲れ果てて爆眠。 皇帝だけ微妙に眠りが浅かった・・・。
だが、明日泊まることになっているホテルでは、更に恐ろしい事態が待ち受けていたのであった。 続く。
十二時間、飛んでイスタンブ~ル♪ 悩まないのがル~ル。 でも悩ましいトルコ航空はなんだかプラスチックのようなパスタが機内食。 壊れたヘッドホンを配る。 機体はボロボロ。
約10日間のツアーを消化して帰ってきた皇帝。 怖いトルコ人にも悪いトルコ人にもあんまり会わなかった。 でもずるがしこいトルコ人と、悪い日本人はいた。
さて、直行便で成田からイスタンブールについて、とりあえずイスタンブールのホテルへ。 その日は眠るだけ。 日本からくっついてきた添乗員は、明らかに慣れていない感じの人で、チェックインなんか自分でやった方が絶対手際が良いと、舌打ちしたくなる人材だった。 しかし顔が知人にそっくりであったので、数々の不手際は許そう。 タメ語のなのも許そう。 日本語も英語も下手くそなのを許そう。
明日以降、せっせとトルコ旅行記を書く予定だ。 ついでに、二月頭には、皇帝の呟き、デザインも一新して、アドレスも引越し、オープンする予定。 イメージカラーとキャラクターも変更の予定。 でもまだ何のアイディアもない。
猫のページも更新の予定。
母とトルコに行くので、今月の終わりまでいない。
ロスは、都市なので、特別なことはあんまりなかった。 ハリウッドとかある。 あと、スローフードブームなので、市場とか不自然に出没したりしている。
有名人にはあえなかったが、今全米がブラピとジェ二ファーの離婚に話題を集中させているので、そのゴシップが色々耳に入ってきた。 大体、ジェ二ファーに同情的な意見が多い。 「完璧カップル」が売りだっただけに、夢見る国民は震撼。 他にも震撼すべき事態が色々世界で起こっていると思うのだが、大体スルー。
頭のおかしい人も、都市規模で大勢いた。 怖かった人MVPは「俺銃持ってるぜー」と怒鳴りながら歩いてたホームレス。 お尻を出したまま、GAPの前でゴミを漁っているおばさん。
古着屋さんの充実ぶりは◎ インディーズブランドのショップも良し。
アメリカ人は何故か薄着で歩いているが、実は寒いので注意が必要だ。 生粋のロスっ子はあまりいない。 韓国街の規模はでかい。 すし屋ありすぎ。 神戸牛が人気。
中国の学校で隣の組だった子に会ったりした。 日系車屋にお勤めとのこと。 日本の会社は休みがない、とこぼす。 まあ、あんま無いですね。
ヴァファロー66という映画を見てしまった。 男のファンタジーの結晶。 何がどうなって、あの結末になれるのか不思議だが、あれがハッピーエンドにならなかったら、きっと売れなかったんだろうな、と時代を思う。 皇帝、そろそろ四半世紀生きてしまう。
さてさて、火曜日から一週間ほどロスに行ってくる。 遊びに。 明日はまだ更新できるかもしれない。
母と行く予定のトルコは、冬極寒で雪が積もってる。 のでスノーブーツを買いに行ったが、めぼしいものが見つからずに、結局ネット通販ですませる。
卒業ヨーロッパ旅行、確定直前に、決行不可能の連絡が旅行社からあった。 なので、会社をJTBに変えて決行。 振り込み手数料とか、電話代とか、雑費をどうしてくれるんだこの野郎、とむっとしている皇帝。 旅行社名をバラシテミル。 地球の歩き方旅行だす。 キャンセルだったら、もっと早く言って欲しい。 早期申し込み割引とかやってる会社もあるんだし。 しかもその後電話が繋がらない。 大丈夫だろうか。
2005年01月07日(金) |
ファッションチェック |
ピーコのファッションチェックは毒舌とか言われているが、母親のチェックに比べたら、生やさしいものだと思う。 親と同居の人は分かると思うが、肉親だからこその容赦ない切り口と、身体的特徴に対する遠慮の無い指摘は、ゾーリンゲンよりも鋭利な暴言となって娘たちを襲うのである。
で、何を言いたいかというと、皇帝の母も、娘の着ているものに対して、出かける間際に何か必ず言う。 なかなか名言も多いので、いくつか記しておいて、後世の人々に残しておきたいと思う。
①茶色の上着+茶色のリュック →カブトムシっぽいね
②ショート丈コート+膝丈スカート+スパッツ+スニーカー →分断分断分断、短い足が益々細切れになってるよ
③トレーナー+黒アイライン →顔と服が合ってないけど
④母親の娘時代の膝丈スカート →もっと脚が長い人が着ないとね
⑤母親の娘時代のミニスカート →古ぼけてきたね
⑥くるぶし丈靴下(見せ靴下)+スニーカー →変、靴下ちょっと見えてる
まあスカートやコートに関しては、ちびっこの皇帝が、ますます小さく見えないように、丈に気をつけてくれているのでしょう。 しかし⑤の指摘は、では何故くれる・・・と言うつっこみを入れたくもなる気持ちが、頭に浮かばないでもない。 そして指摘は、大抵全ての装備が整った時、つまり出かける直前に言われるので、もう時間が無くて訂正しようも無く、打ちひしがれた娘は出かけていくのである。
こうしたシビアな指摘をしてもらえないのか、一人暮らしを始めたばかりの大学一年生なんかが、よく取り返しのつかない姿で出歩いているのを、キャンパスで見る。 白のズボンの上から、黒のパンツが浮かび上がってたりするわけだ。
母の診断は、重く受け止めましょう。
ゆえあって、セックスピストルズのCDなどを借りてきて聞いている。 今年、結成だか解散だかの30周年なのだ。 写真展なんかも開催されていて、なかなか伝説のバンドっぽい様相を見せている。 普段からあんまり流行の波に乗らない人だが、30年後の今、ちょっと乗ってみる。 面白い音ですよ。
さてさて、津波による被害。 通りがかりの自衛隊が救助に参加するそうだが、これこそ本懐なのではないだろうか。 行け!かつての経済大国の力を見せ付けてやれ! というわけで、募金箱を見かけたら、入れてみましょう。 日本の小銭も、世界的に見ると結構高額だし。
2005年01月02日(日) |
明けましておめでとうございます |
こけっこっこー。 新年です。 新しい年の幕開け! 一年の計は元旦にあり。
去年もそれなりに無計画に突っ走ったけど、走りきったので、今年もそんな感じで。 今年はそろそろ生まれて四半世紀を迎えるわけなんで。 でもまだお年玉を貰おうと画策しているわけで。 あげる側になっているなどと、あんまり思ってもいないのが、最も問題なんじゃないかと思う。
一応、皇帝の親戚にもニューカマーがいるわけですよ。 その子等に会ったら、やっぱおばちゃんと言われるのだろうか。 世代ランクは君等と同じだというのに。 うーん、いや、おばちゃんはもうちょっと待ってもらおう。
おめでたいのに複雑な心境。
今年も皆様よろしくお願いいたします。
皇帝

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