死んだような面で転がって歌う 落ちる 感覚 滲む 体 流れる
あんたのそれ 俺にもくれないか
バイト先で厨房のSさんがトリカラをくれます。チャーハンをくれます。
こっそり残飯食ってるのバレてんじゃねえのかと思う。
美術館でひとしきり遊んだ後、図書館に移動してエリック・サティのピアの名曲集を聞きながらモンキーターンを読んでました。 マンガ大好きですがクラシック聴いても寝ない人です。 久しぶりにジュトゥヴとか聴いたら何か猛烈に求愛してる感じが恥ずかしくなりました。 歌も入ってないピアノ曲を聴いて恥ずかしくなったのなんて生まれて初めての経験だよ!こんな勢いで愛を語られたら引く。絶対に引く。そんなふうに思いながら黙々と競艇マンガを読んだ。
帰りに買い物してコロッケかじりながらチャリこいでたら、向こうからちょっと見たような顔。すれ違いざまに「あ、天瀬(仮)。」 敬愛する先輩とその彼女(後輩)でした。 そういえばこの夏はTシャツ一枚しか買ってないから去年とほぼ同じ服装だもんな、久しく会ってなくてもこの年になるとそう顔も変わらないしな、見ればわかるよな。
そんな感じで夏休みがそろそろ終わります。
それでもまだ他力に依って救われようとする僕は。
夕方から2時間、学校で死にそうな顔して非常階段に座っていた。見かねた教授が昔話をしてくれた。少し、泣いた。
立ち止まったり振り返ったりしながら、それでもみんな前に進もうと努力しているのに。 僕はまだこんなところにいる。
人間が嫌いだといいながら、独りでは生きていけないことを思い知らされるこんなとき。自分はなんて無力でそして狡いのだろうとカラ笑い。全てを肯定して生きて行けたら楽になれる?せめて自分を信用してやれたら良いと思う。
学習しない愚かで小さなシステムの名前は僕。 明日になれば忘れてんだ、こんなことも全部。
2003年08月15日(金) |
土砂降り 明け方の空 |
何者にも成れないことを知っていて、それでも求めてしまうこの身の在り処は。願いは。伸ばした手の先は。或いは抱えきれない臆病な狡猾さ、その行き先は。
良くもない発音で外国の言葉を歌うように不馴れなそれでいて言葉遊びにも似た心地よい感覚。
最近の寝不足がたたってバイトから帰ってすぐ座椅子でうたた寝。 それはともかく。 うたた寝からそのまま永眠しかねん体勢で寝てしまうのはいかがなものだろう。いつもいつも目が覚めた時に目の前霞むわ頭重いわ体温低いわで怖くなるんだが。 背もたれの上のとこに首乗っけて寝ると脳へ回るはずの血流が滞ってヤバいことになるので気をつけた方がいいです。首の血管は圧迫しちゃいけないと思う。 でもいつもそうやって居眠り。いつか気付いたら死んでたりしそうだ。
2003年08月01日(金) |
ROCK IN JAPAN FES 2003 一日目 |
読んでも楽しくないこと請け合い。
------- なかなか寝つけなくて「頼むから寝てくれ」と自分に言い聞かせ、 なんとか確保した睡眠時間はおそらく3時間程度。一抹の不安を抱きつつバスに乗り睡眠を補充。体力はできるだけ温存しておきたいところ。 水戸駅について8時頃。バスの乗降場にはすでに水戸発の会場行きシャトルバスに並ぶ人の列が。 でも実はここからバスに乗るよりは勝田駅までJRで行った方が安いし速い。 自分も着てる去年のフェスのTシャツがちらほら見えるその列を横目に水戸駅構内へ。さすがに4年目だから料金ももう憶えた。 180円の切符を買って、すでに停車している電車に乗り込む。制服やスーツに混じってTシャツに帽子とウェストバッグ装備の『同志』もたくさん乗ってて、嬉しいような恥ずかしいような。 勝田までは10分弱かな?降りる人はほとんど同じような格好をしてて、どこか浮かれた様子で階段を登っていく。 駅員が放送で歓迎と混雑してることを告げる。改札は人で溢れて券売機にも帰りの切符を買う人が並ぶ。 駅前には誘導の看板と係員。少し歩くとシャトルバスの乗車券を売る茨◯交通の皆さんがずらり。 バスは完全にピストン輸送で到着した端から人を詰め込んでは出発していく。 乗ってる人みんなのドキドキが体積や質量を持つならバスの中では息もできないに違いない。 バスを降りる。ゲート前に並んで、相変わらず空は暗いけど念のために日焼け止め。雨なんて降らなきゃいいけど。 3日間通し券だから並ぶ時間が他のゲートより短いのはありがたい。 リストバンドとタイムテーブルを受け取って入場。開場してまだ間もないのに凄い活気。これから始まるお祭りをここにいる誰もが心待ちにしてるんだ。
本日のお目当て一発目はグラスステージの中村一義(100s)。 何としてもいい場所で見たいから人の隙間をぬって少しだけ駆け足。 ゲートを抜けると開場と同時に始まっていたDJブースから音楽が流れていて、そのテントを見ながら「今年も踊らして下さい」と心の中でご挨拶。グッズの売り切れを心配しつつもまずは中村一義!物販ブースの人だかりは見なかったことにしてステージを目指す。 シートゾーンにパクられんなよと願掛けしてクーラーバッグを降ろす。モッシュエリアへの持ち物は貴重品と水のボトルだけ。 開演まであと1時間ちょっと。位置はセキュリティの入る柵の際、距離は少しあるけど肉眼でもギリギリ見えるし最終手段のモニターも良い角度にある。視界良好文句なし。スピーカーからはピチカートの『メッセージソング』が聞こえる。すごくいい曲だよね、これ。小西さんがDJブースで回してくれたらいいのに、と実現の難しそうなことを思う。 そのあともJAPANではお馴染みのアーティストの曲が新旧問わずかかり続けてて、知ってる曲は口ずさんだりしながら11時を待つ。岡村靖幸の『大好き』もかかった。今回の目玉だもんね、この人。そうこうしてるうちに小雨がパラつきだす。じきに止んだものの、またいつ降り出すかといった空模様だ。
そして11時。高らかに宣言される「中村一義と100s!!」
G:11:00- 中村一義(100s)
「おはようございます!」と登場した100sに後ろから押し寄せる人。便乗して自分も少し前進する。 1曲目は『キャノンボール』「そこに愛が待つゆえに」ってこの祝祭空間に相応しい始まり。一昨年、このフェスで初めてのライブを決行することができた時のラストナンバーだ。あの時は完全に未発表の状態で、タイトルもまだ(仮)がついていたこの曲を1発目に。イイ選曲しやがるなあ、オイ!そして『1,2,3』みんなで手を上げてカウントのフリ。小雨がパラついてきたけど会場のテンションには何の影響もない。『ジュビリー』や『セブンスター』なんかのヒット曲もありで、最後の曲は「きっと雨も上がるよ。いいフェスになるよ」といった彼のMC通り、降っていた雨が上がり太陽が覗く中での演奏。幸先はよさそうだ。
12:00- break
そのあとはしばしの休憩。まずは物販ブースを物色する。 朝から黒山の人だかりだったオフィシャルグッズコーナーは既に売り切れ続出で欲しかったベージュのTシャツはサイズなし。赤と迷って結局オリーブを買った。出演者ごとのテントも覗いたけど今回は予算不足のため断念。AIRのフライングディスクが欲しかった・・ そして今回の大幅な変更点のひとつである屋台村の『ハングリーフィールド』へ。相変わらず基本の焼そば、かき氷からパスタにお茶漬け、インド料理ありトルコ料理ありの多国籍感。少ない予算でさんざん迷ってタイラーメンと点心セットを購入。 タイラーメンのあっさりしてるけどダシの利いたスープがうまい。点心の春巻もなかなかイケるじゃないか。しっかり食べてしっかり休憩して。長丁場を戦い抜けるように。 気温はまだ涼しいと感じるくらい。午後からはレイクで3ステージ連続だし、気合い入れて行こう。
L:14:15- 銀杏BOYZ
折角だからと地元出身の銀杏BOYZを見る。ぶっちゃけゴイステはあんまり好きじゃないのだけど。 とりあえずシートゾーンに座って観戦。日射しは弱いからテントの中じゃなくても大丈夫。 ぼんやりと遠くを眺めていると物凄い歓声と笑い声が。驚いてステージ上に焦点をあわせると・・・。 何アレ。 ボーカルのミネタはブラウスに赤いリボン、ギターの人はセーラー服。ともにミニスカート着用。ドラムとベースもYシャツに黒のスラックスという学生ライクな出で立ち。 は?ミネタ裸足?なに?やった曲はまあ当然と言うかほぼゴイステの曲だったようで。
L:15:20- POLYSICS
麻波の不祥事のために急きょ出演の決まったポリシックス。どう出るかと楽しみにしていたけど彼らの回答は『いつもどおりにやる』だったらしい。ピンチヒッターなうえ、ちょうどドラムのスガイが抜けたばかりで、万全とは言えない状態だろうに『いつもどおり』をかましてくれたハヤシはやっぱすげえなぁ、と。しかし歌モノ増えたね、この人たち。
L:16:25- AIR
4年間この人のために通ってると言っても過言ではないのだけれど。 今回は小さい方のステージってこともあってか『MY WAY』からがメインで比較的穏やかな選曲だった。いや『HAIR DO』『24years old』もやったんだけど。 一曲目の『夏の色を探しに』がとにかく気持ち良くて、本当近くていいなあ、と(でもある意味格下げ通告だよね、この仕打ちは)。 大分髪の伸びた車谷さんは帽子を目深にかぶっていて、でも涼しげな目が笑ってるのが見えて、嬉しかった。 でも『Last Dance』は最後にやってくれたらよかった。
L:17:30- TRICERATOPS
もう若くないので。 疲れたのでちょっと下がって林幸治の見えるところへ。「ハヤシ」と「コウジ」には好きな人が多いらしい、自分(笑。 まあトライセラは踊るスペースがあった方が楽しいからさ。 空もなんとか小康状態を保っているところ、ナナメ前のお姉さん二人が「佳史が出たらまた降ってくるんだよ、きっと」と笑っている。ドラムの吉田佳史、雨男らしい。 内容は新曲あり、「和田唱のよくわかるロック講座 ~リフ編~」(ミスチルの物真似を含む)あり、ビートルズのカバーで絶妙なハモリを聞かせてくれたりで盛り沢山のパーティータイム。ラストの『ラズベリー』で踊った後の隣にいた少年が言った「最っ高に楽しい!」に大きく頷きつつ、その日はレイクを離れることに。
芝の方へ行くとDJブースから『すみれセプテンバーラブ』が流れてる。見ると黒山の人だかり。次の曲は『シーソーゲーム』だし、なんだ?と思ってちらと覗くとポリシックスハヤシのひとりカラオケ大会でした。彼はまた伝説を作ったらしい。見たかった・・
G:19:00- 東京スカパラダイスオーケストラ
絶対混んでるから見ようかどうか迷ったけど結局遠巻きに観戦。牛串とハイネケンを手にモニターの見えるところへ。 どうしても去年(一昨年?)の歌モノ三部作でスカパラを知った人が多いから、インストや古い曲だと後ろの方はイマイチ盛り上がりにかける・・こんなに格好良いのになんでてめえら踊らねえんだよ!と心の中でひっそりとキレながら独りで踊ってたり。 俺は楽しかった(断言)。また民生は見れなかったけどな。『美しく燃える森』やったそうですね。俺、また見てないんですが。
トイレ行ってDJブース覗いてるうちにスカパラは終わってしまいましたとさ。どんなオチですか。
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