友人の車を大学構内に入れるため、入構許可証を 学科事務室に借りに行った。
「入構許可証をお借りしたいんですが」 『あー、5枚とも貸し出し中だね~』
うっ、なんてこと。じゃあ門のほうで臨時入構の 手続きをしないといけないのか。
と、思ったら。
『今日どうしてもいるの?それだったら俺のを貸しちゃるよ』
うおー、なんて親切なんだ。お役所の人とは思えない。 そんな特に親しくもない学生に自分の許可証を貸すなんて。 自分が返さなかったらその人は本当に困ることになるのである。 そんな大事なものをわざわざ車まで取りに行った上貸してくれた。
大学には事務が3段階ある。 学科事務室、学部事務室、学生掛(全学)。
それが、それぞれで対応は全く異なってくるのである。
まず学生掛。最悪なのです。 「すみませ~ん」 『・・・はぁー。』 いかにも面倒そうに大きなため息をつく担当のオバサン。結局 他の人が出てきた。万年ゲームおじさんもいるらしくて、対応も 態度も最悪。
それよりはだいぶましなのが学部事務室 「定期を買うために証明がいるんですけどまだ大学院の学生証 もらってないんですよ(去年の話)」 『それじゃあ、だめですねえ』 「なんとかなりませんか」 『どうにもなりません。悪いけど』 対応はかなり堅くてお役所って感じ。でもまあ普通に対応して くれるのでまだいいほう。
そして学科事務室。 「定期を…(以下同文)」 『うーん、ちょっとHさんに聞いてみますね(Hさんを電話で呼ぶ)』 そしてHさんが走ってきて。 Hさん『なるほど、そういうことね。じゃあ在学を証明できるようなものが あったらなんとかなるわね。在学証明書は今は出ないけど、代わりになる ものならなんとかなるかも』 そしてHさん、パソコンで「以下の生徒は在学してます」と証明書を書いて くれて、学科長の先生の印鑑までもらってきてくれた。
学生に一番近い学科事務の人たちは本当に親切で、学生から遠くなるほど 悪くなる。まあ反対でなくて良かったけど。
ありがとう地球惑星科学科事務室。 |