2023年10月29日(日) |
高校女子選手権関西大会準々決勝 大商学園-神戸弘陵 |
高校女子選手権は来年度から1県1代表制になる。したがって関西大会は今年限りのはずだ。関西大会は8校によるトーナメントで準々決勝勝者の4校が全国に行く。大阪府と兵庫県は2校出場。加えて兵庫県には地元枠があるから関西大会出場の2校が突破した場合、兵庫県3位に日ノ本学園も全国に行く。日ノ本学園は少し前まで宮城県の常盤木学園、静岡県の藤枝順心と並ぶ全国3強だったが、田邉先生が監督をやめてWEに入ってからはすっかり低迷し、ついに兵庫県でも負けてしまった。 さて関西大会は奈良県・和歌山県のレベルがはっきり落ちて、滋賀県も京阪神ほどではない現状で、組み合わせも滋賀代表校はおそらく今年度全国最強の大阪学芸と当たるので、勝負として面白いのは第1試合の大商学園対神戸弘陵だけであろう。大阪1位校の大商学園は第1シード。第1シードでありながら最も手ごわい高校と当たってしまったが、ノーシードに順位付けするわけにもいくまい。
高校女子選手権関西大会準々決勝 大商学園-神戸弘陵 10月29日 太陽が丘陸 9時15分 人工芝 晴
大商学園 九番 十三十五十四 十七十六 五番四番十番三番 一番
神戸 十一 三番 八番十番七番九番 十五四番十八十七 誰々
大商 1 勝間田葵 2年 060704 AC.Gloria girls 3 藤田菜摘 3年 050523 SC鳥取プエデ 10 松浦加奈 3年 050523 NGUラブリッジ名古屋 4 太田美月 2年 070120 NGUラブリッジ名古屋 5 佐溝愛唯 3年 050714 NGUラブリッジ名古屋 16 稲田梨音 2年 061104 RESC GIRLS 17 倉橋陽菜 3年 060219 MIO 14 三島ゆな 2年 060830 クラベリーナ東住吉 15 枚田乙愛 2年 070222 RESC GIRLS 13 中野梨緒 1年 070822 RESC GIRLS 9 佐藤ももサロワンウエキ 1年 0707217 RESC GIRLS
神戸弘陵 誰々 17 黒木和香 3年 051121 クラベリーナ東住吉 18 金璃央 3年 060113 尼崎朝鮮初中級学校 4 鷲見結菜 3年 051120 NGUラブリッジ名古屋 15 大場舞咲 3年 060321 バニーズ京都SC 9 鈴木梨花 1年 080319 フェルボールMIMOSA 7 中西美羽 3年 051024 FCドリームズ 10 佐治椋花 2年 070201 神戸FCL 8 有木心花 3年 050928 神戸FCL 3 藤井結菜 2年 060703 神戸FCL 11 山田愛実 1年 080309 URANO.S KYOTO
まず言いたいこと。女子の大会プログラムはきっちり体格データを出してほしい。女性の身長体重データは出さない方針?これはアスリートとして極めて重要な情報だ。これをスポーツの大会で出さないなんて、スポーツの大会運営者として意識低いと言わざるを得ない。近年女子の大会でよくあることだが、こういう意識の人にプログラム作りをしてほしくない。 大商学園は大阪大会からはまるで番号が違う。バックラインだけあっている。セコい・・・・・・。
さてゲームは大商学園が支配する。大商学園はもともと守備的なチームで、だんだん後方から組み立てるようになり、ポゼッションもできるトータルに強いチームになったが、一番上手い選手が10番をつけてセンターバックというケースが多い。今年も⑩松浦が一番上手く、ロングフィードも正確。⑨佐藤はタレント。身体能力は素晴らしく、特に競り合いで身体を張ってくれる。これからの成長が楽しみ。⑩松浦は高さもあり、プロになるには守備力が課題と思ったが、対面の神戸弘陵⑪山田が素晴らしかった。長身で体幹が素晴らしく、キープ力がある。戦力的に劣勢な神戸弘陵が耐えられるのは彼女が前線でキープしてくれるから。基本的には大商学園が回し続け、後方からは⑩松浦が組み立てるが、神戸弘陵は④鷲見や勇敢なキーパー中心によく耐える。そして35分、神戸弘陵放り込みから③藤井が決めて先制。なおゲームはまさかの35分ハーフだった。毎年こうだったかな?全国のかかった1戦なので40分ハーフでやってほしかったが。
後半も大商学園が攻めるが、守備力自慢ながら攻撃力は落ちるチームで、決定機までなかなかいかない。⑩松浦を中盤に上げて勝負をかければいいと思うが、大商学園は慎重派のチーム。そして攻撃の圧をあげた時間帯は神戸弘陵のカウンターが冴え、⑪山田が右強烈なシュートがゴールをかすめ、そして再度山田の右カウンター、ついに強烈な右シュートが突き刺さり、0-2。これで勝負あり、神戸弘陵が勝ち、全国を決めた。兵庫県第1代表の姫路女学院の相手は奈良県の高取国際なので、おそらく勝つだろうから、この時点で日ノ本学園の地元枠での全国出場もほぼ決まった。
2023年10月28日(土) |
高校選手権岐阜県大会準々決勝 帝京大可児-大垣日大 関商工-美濃加茂 |
岐阜県2種はかつて全国制覇経験もあるが、現在全国制覇の可能性があるとすれば帝京大可児だろう。以前、帝京大可児中が全中を制している。昨年度の全国高校選手権でも観てなかなかのチームだったので、県大会でチェックしようと考えた。 準々決勝の会場はフットボールセンターだ。大垣フェスで行ったことはあるが、あまりに久しぶりで忘れた。名鉄笠松駅からコミュニティバスだ。が、高槻からなら始発、つまり4時58分発に乗らねばならない。が、この二日前までウズベキスタン旅行に行っていたため、日本時間の朝5時はウズベキスタン時間の朝1時で厳しすぎた。朝起きたがうっかり二度寝して7時前に起きた。慌ててJRに乗り、岐阜に向かう。が、これも上手くいかず、京都・能登川・米原・大垣としょっちゅう乗り換える羽目になる。岐阜で名鉄に乗り換え笠松からはもはやタクシーに乗らねば、バスでは1時間待ちだ。タクシーは1930円だった。痛い。
高校選手権岐阜県大会準々決勝 帝京大可児高校-大垣日大高校 10月28日 10時 岐阜県フットボールセンター 人工芝 晴
帝京大可児 十番 九番 十三八番二四十一 六番四番五番二十 一番
大垣日大 十番九番 六番八番十三五番十一 十八十六三番 一番
10分遅刻。プログラム販売はなし。またか。到着時0対0だった。大垣日大は基本的に蹴るチームだが、2トップの9番10番が帝京大可児センターバックに競り勝てるので形になる。ボランチは蹴り返す。右サイド上がり目の5番が攻撃の要。11番はサイドバック的で4バックとも思ったが、3バックですね。つまり8番13番はドイスボランチで攻撃的MFの5番が右に張ってる形。攻撃は右に偏ったスタイルだ。帝京大可児研究の成果かな? 帝京大可児は10番が一目で別格。たぶん彼は昨年度1年生で14番をつけていた加藤隆成。昨年はカウンターで一人で持ち込むドリブルと身体の強さが光っていたが、今年は競り合いと体幹、それに一層技術が光る。8番は正確なミドルパスでの組み立てで中盤の軸。11番と13番も中に絞り細かいパスで崩すが、大垣日大は密集してラストパスはカットする。小垣日大はバックラインを押し上げ、横も絞り、スペースを極端に潰している。運動量は素晴らしい。帝京大可児は右クロスに10番が合わせて先制するも、大垣日大も5番が右で持ち狭いところを裏に通し10番が決めて1-1に。前半終了間際に帝京大可児が突き放す。2-1。 後半は大垣日大の運動量がガクッと落ちて帝京大可児がドリブル突破力を発揮、次々と得点。結局8-1と圧勝した。大垣日大としては前半飛ばさないと勝負にならなかったのでやむを得ない。
高校選手権岐阜県大会準々決勝 関商工高校-美濃加茂高校 10月28日 12時30分 岐阜県フットボールセンター 人工芝 晴
関商工 七番二七 十番八番五番十一 六番五番十五三番 一番
美濃加茂は分からず
美濃加茂は例によって判別困難な番号をつけていて感心しない。おそらくわざとやっている。こういう判別困難番号は近年激増したが、取り締まってしてほしいものである。大抵のレギュレーションには番号は判別しやすいように、とあるが、守らないチームが多すぎる。
さて番号での反感はさておき、ゲームは序盤は両校雑なフットボールだったが、20分過ぎから技術で優る美濃加茂が回し始める。ボランチからビルドアップ、左右に振り回し、関商工がマークを見失いがちということもあって、なぜかボランチが空く。ゴール裏観戦なので理由は分からないが、関商工はベタ引きではないのに、美濃加茂の中盤が空く。そしてロングボール一発で裏を取り美濃加茂先制。前半は0-1。美濃加茂はチャンスを迎えながらヘディングシュートミスで決められなかったが、ついに決めた。
美濃加茂はFCV可児からまとめて進学しているらしい。監督は元Jリーガーなのかな?の松田英樹さん。教員なのかな?岐阜県の高校生としては県立高でサッカーとしては部費のみでこういう指導を受けられれば最高だ……と思ったら私学でしたね。間違いなくクオリティはある。
後半も美濃加茂が支配して決定機も迎えるが、イージーシュートを外すなど決められない。関は刃物の街だが、関商工には鋭さがあり、後半25分、左足ミドルを決めて追いつく。バスの都合で後半アディショナルタイムに会場を後にした。なお延長でも決着がつかず、PK戦で美濃加茂がベスト4に進出した。
美濃加茂は本遠征最大の発見。申し分なかった。第2シードとしての力は十分あった。
なおバス停は非常に分かりにくかった。行きがバスならたどり着けたのでしょうが。
2023年10月07日(土) |
プリンスリーグ中国 岡山学芸館-瀬戸内 岡山-広島B |
今季二回目のプリンスリーグ中国。当初は岡山学芸館瀬戸内グラウンド開催と記憶していて、その後新倉敷にオープンした作陽学園グラウンドだと予定を訂正した。作陽グラウンドは移転直後なので行きたかった。学校法人が生命線をかけて?作った施設のはずだ。それに帰りには倉敷観光もしたいし。が、大きな勘違い、つまり一週違いで、会場はやはりあくまで岡山学芸館瀬戸内グラウンドだった。春にも来たし、通算5回目くらいの会場だ。
プリンスリーグ中国からプレミアプレーオフへは3枠。上位につけているサンフレッチェ広島ユースのBチームには出場資格がないから、4位まで可能性がある。岡山学芸館は昨冬の高校選手権全国制覇校で、プリンスリーグでもファジアーノ岡山ユースと優勝争いしている。
プリンスリーグ中国 岡山学芸館-瀬戸内 10月7日 11時 岡山学芸館瀬戸内グラウンド 人工芝 晴
岡山学芸館
九番十五 七番二番八番十一 二九四番五番三番 一番
瀬戸内 二十 十番二七 四番八番十三二五 二二六番五番 二一
キックオフ前に岡山学芸館が自陣で全員一斉にジャンプしている。
岡山学芸館、センターフォワード9番は春先にはレノファ山口のセンターバックに歯が立たず15分で交代させられていたが、この日は体を入れたプレイが光り、ポストプレーで生きていた。そして小型の15番が飛び出す形。 ボランチコンビは2番が下がり目でバランスをとる。そして身体がやや大きい8番が上がり目でボールを運ぶ役割。 左ハーフの7番はセットプレーのキッカー。右の11番はいまいち突破力はないが、タメを作る。センターバックのうち5番がキャプテンで。基本的にはボランチに預ける。4番はカバーリング主体に相手のセンターフォワードを見る。ただ、技術的にはやや落ちるか?あと岡山学芸館のセンターバックコンビは上背がない。両サイドバッグはガンガン上がるスタイル。ゴールキーパー平塚仁は素早いパントキックと正確なフィードが持ち味。 対する瀬戸内はまず目につくのがセンターフォワード20番で。上背があり、空中戦に勝てる上に変則的な動きでトリッキーなプレーを連発する。つっかけるプレーも得意だ。 10番はトップ脇ともシャドーとも言い難い。20番とお互いに生かし合う関係。27番は懸命に走る。ボランチは13番が横にさばき、8番が縦に加速する。両ウイングバックはどんどんクロスを入れるが、精度はない。スリーバッグはやや相手に苦戦。体の入れ合いにやや弱い。バックの中央6番は技術的なミスこそ多いながらも、積極性を失わない。瀬戸内は以前はリーグ戦の覇者だった。つまり広島3強のうち広島皆実と広島観音がカップ戦に強く、全国優勝経験があるのに対し。瀬戸内はリーグ戦にめっぽう強いが、カップ戦に弱いという高校だった。このチームは縦に早く、決断が常にしっかりしている。選択肢がシンプルで迷いがない。クオリティや局面での競り合いは圧倒的に岡山学芸館だがなかなか勝負強く、リーグ戦で成績が良いのもよくわかる。立ち上がりは瀬戸内が攻勢に出るが、徐々に岡山学芸館のデュエルのうまさが光り、局地戦で岡山学芸会が優位に立つ。 前半40分。岡山学芸館7番が、左カットインシュート。これをキーパーがはじき、15番が蹴り込む。岡山学芸館先制。岡山学芸館1-0瀬戸内。
ハーフタイムで瀬戸内は27番が19番に代わる。予想された交代。瀬戸内はハーフタイムでバックラインを押し上げ、岡山学芸館9番に起点を作らせない、という意図の戦術変更を行う。 瀬戸内はスリーバックの分、岡山学芸館ツートップのプレスが甘く、ボールを前に運べるのだが、中盤でバランスを保った岡山学芸館がそれ以上進ませず、フィジカルコンタクトに勝る岡山学芸館が安定した守備を見せる。 だが66分、瀬戸内は9番が入れて19番が押し込み。1対1の同点に追いつく。岡山学芸館は11番のロングスロー、セットプレーに工夫を見せるがなかなか勝ち越し点を奪えず、大活躍のセンターフォワード9番も代え。瀬戸内に迫る。そして終了間際、岡山学芸館 27番の落としを11番が突っ込み、倒されてPK。これを決めて2対1で岡山学芸館が勝利した。
プリンスリーグ中国 ファジアーノ岡山-サンフレッチェ広島セカンド 10月7日 13時30分 岡山学芸館瀬戸内グラウンド 人工芝 晴
岡山 十番九番 二三十五二十 二七 十四十六六番四二 二一
広島 二五十七 三三二四三六三十 二七二三十八十二 十六
ファジアーノ岡山 監督:梁圭史 前所属記載なしは岡山U-15 21 近藤陸翔 182/75 3年 尾張FC 42 千田遼 173/66 1年 6 川上航生 169/65 2年 16 勝部陽太 171/67 3年 14 田原悠帆 168/69 2年 27 藤田成充 175/71 2年 15 南稜大 182/72 2年 20 三木ヴィトル 174/72 2年 23 清水陽介 176/68 3年 10 楢﨑光成 171/68 3年 9 村木輝 176/70
広島 16 澤田隼佑 187/73 2年 西濃シティFC 12 桝谷歩希 170/65 2年 18 木吹翔太 200/87 2年 JFAアカデミー福島 23 青井優太朗 178/71 2年 27 児玉司 170/57 1年 30 土井川遥人 168/61 1年 36 山里謙心 170/60 1年 ヴィクサーレ沖縄ジュニアユース 24 鵜飼大翔 182/73 2年 MIOびわこ滋賀U-15 33 長沼聖明 172/60 1年 太陽スポーツクラブ国分 17 井上証 164/63 2年 25 廣重壮真 163/60 2年
Jユースの強化には一定の流れがある。まず黎明期は地元の技術のある選手を揃え、戦術教育。これはほぼ間違いなく、どこのクラブでも同じだ。ファジアーノ岡山もそうだった。そして徐々にフィジカル能力が上がっていく。この段階でプリンスリーグ上位に食い込めるようになる。標準的なプロ育成機関といえるだろう。今期のファジアーノ岡山ユースはプリンスリーグで優勝争いをしており、間違いなく既にトップクラスの能力がある。試合前に選手たちを見ると筋肉隆々なのである。この段階になればほぼ全面的に相手を上回る。試合が始まってみるとずば抜けた選手は少ないながらも、全体的に高校生レベルを超えている。そんな右ハーフの20番。頂いた情報によれば、二年生ながら年齢的には高校三年生とのこと。彼は技術とスピードとパワーがあり、突破は止められず、一方守備でもサボらず、右ハーフとして全く問題がない。本人が望めばプロになれるんじゃないかな? チームとしてはサンフレッチェ広島を完全に押し込み、ボランチ27番が。左足のミドルパスで組み立て、15番がガンガン持ち込み、23番が左カットインを繰り返し、10番チャンスメイクをして、そして9番がわかりやすいエースストライカーである。バックラインも16番が中心でロングフィードこそ無いものの、確実に空いた味方を使う。丁寧なビルドアップである。サイドバックも戻りが速く、守備が確実で計算できる。対するサンフレッチェ広島だが、もともとパワーで知れたチームなのに、ファジアーノ岡山相手だと、むしろ線が細く見える。センターバックの18とか身体能力は素晴らしい。一方で技術的なミスも目立ち、これがBチームの理由だろう。またバッグラインはマークの受け渡しがあいまいで、全体に守備が甘い。しかし、前半、右クロスにに合わせ、サンフレッチェ広島が先制した。前半は0-1。しかし後半8分。ファジアーノ岡山は23番の左カットインから、10番がシュート。これで追い付き。1対1。さらに中心選手と思われた23番と9番を。13番と8番に代え、攻勢を強める。 双方選手交代を織り交ぜ。後半43分。ファジアーノ岡山、29番が左上に叩き込み。3対1。結局、ファジアーノ岡山が勝利して首位をキープした。
2023年10月02日(月) |
専門学校選手権1回戦 宮崎-シティ |
専門学校とは学校教育法上の正規の学校で、組織的な教育を施す1年以上の課程の学校で、高校以上卒業を入学条件とする専門課程を置く専修学校のことである。専門学校を呼称する義務はない。専門課程を置かない資格スクールは専門学校ではない。専門課程を置かずに高等課程を置く専修学校については「高等専修学校」と呼ばれる。近年、専門学校が大学に改組されるケースが目立つ。なお高等専門学校(高専)は学校教育法の一条校で中学卒業に入学資格が与えられる5年制の学校で理系の専門職を育成する入学が難関の学校で、専門学校ではない。
フットボール的にはプロや選手育成を謳う専門学校は多いが、育成機関としてはイマイチ機能していないのが実態である。どちらかというと高校卒業後のモラトリアム期間の選手時代として機能しているのが実態である。専門学校出身で最も成功しているのはルネス甲賀時代にフットサルと出会い、フットサル選手権で2度の全国制覇、11人制でも天皇杯に出ているフットサル代表のレジェンド・藤井健太であろう。
専門学校選手権はこの専門学校の生徒を対象とした大会である。
専門学校選手権1回戦(専門学校総体) 宮崎情報ビジネス医療専門学校-CITY FOOTBALL ACADEMY 10月2日 14時45分 堺S8 人工芝 晴
宮崎情報ビジネス医療専門学校
二二十三 二三十四二四十八 七番六番十二四番
シティフットボールアカデミー 十三十八 十六十七十四七番 九番二五四番三番
宮崎 監督:宮﨑晋輔
4 岩切文汰 1年 170/62 宮崎日大 04/06/21 12 秋鷹渉斗 1年 173/68 日向 04/06/24 6 齋藤航大 1年 173/65 鵬翔 04/08/03 7 柳井佑斗 2年 177/60 宮崎工業 03/05/05 18 田中大悟 2年 170/60 宮崎日大 04/03/22 24 吉本律也 1年 178/70 延岡学園 04/10/13 14 吉田海成 2年 175/60 鵬翔 04/01/04 23 小田光汰 1年 180/65 延岡商業 04/10/20 13 鹿嶋勇斗 1年 173/70 鵬翔 04/12/25 22 坂本龍信 1年 150/52 延岡学園 04/10/12
シティフットボールアカデミー 監督:直井則男
3 4 野澤北斗 1年 173/72 埼玉県立栗橋北彩 04/12/11 25 ドナシメント ケンジ 1年 183/70 岐阜県立加茂定時制 04/02/24 9 柳生凌遠 1年 174/69 清水桜ケ丘 04/06/21 7 佐々木啓人 1年 168/68 細田学園 04/09/24 14 佐藤颯斗 1年 169/68 桐生第一 04/12/22 17 吉原健太郎 1年 173/69 九州産業大学 03/07/29 16 佐藤勇翔 1年 170/70 埼玉県立ふじみ野 04/10/26 18 照屋良介 1年 170/67 KBC未来 04/04/10 13 ヒアン ウィチャイ 1年 172/68 神奈川県立厚木北 04/07/09
宮崎には進路が少なく、実は地元の強豪校の選手が集まっている。対するシティはJFLやJリーグを目指す栃木シティが設置した選手育成を謳う専門学校である。
立ち上がり、白が押して、意外に宮崎のほうが強いのか、と思ったが、実はコートチェンジがあってシティだった。90分ハーフで持つのか?と思ったが、意外に守備強度があり、プレスバックもさぼらない。前半飲水でピッチ移動したが、実は前半の終了間際にシティが先制し、後半戻ってみれば、シティがFWが右から決めて追加点。終了間際に宮崎がクリーンシュートを決めたが、2-1でシティが勝利した。 試合のレベルとしては、高校生の大阪府1部リーグなら上位かな?と思えた。なかなか強度があった。しかしほかのピッチを見る限り、たまたまこの両校が強かっただけで、大会としては強い学校は半分くらいであろう。
出場資格①全国専修学校各種学校総連合会加盟の単一学校の専門課程在学中の学生で構成されたチームであること。 ②公益財団法人日本サッカー協会及び全国専門学校サッカー連盟に加盟・登録を7月末までに完了したチーム及び学生であること。
とあり、シティは栃木県サッカー協会 社会人連盟登録だが、たとえば信州スポーツ医療福祉専門学校は長野県専修学校各種学校体育連盟登録で、つまりおそらく栃木県には専修学校各種学校体育連盟の類がない。今大会出場の他校は必ずその種の連盟に加盟している。で、なおかつシティは全国専門学校サッカー連盟には登録している、ということだろう。
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