2008年07月30日(水) |
全中情報(2)北信越組み合わせ決まる |
全中予選となる北信越大会の組み合わせが決まりました。優勝チームのみが、全中出場となります。
<1回戦> ①茅野市立永明中(長野2)vs富山市立呉羽中(富山2) ②白山市立松任中(石川3)vs上越市立直江津中(新潟2) ③七尾市立香島中(石川2)vs鯖江市立東陽中(福井2)
<準々決勝> 星稜(石川1)vs①の勝者 福井市立進明中(福井1)vs②の勝者 長岡市立東北中(新潟1)vs箕輪町立箕輪中(長野1) 射水市立新湊西部中(富山1)vs③の勝者
全日本予選では金沢市大会で敗れた星稜中。夏の中体連では苦しみながらも、県大会を制し、北信越にコマを進めてきました。 2枚の好投手がいる箕輪中も注目。福井を制した進明中のバッテリーもいいようです。
日程等、詳しくは「野球小僧ハロー君」をごらんください。 http://www.nsknet.or.jp/~hellobc/index.htm 8月5日開幕です。
2008年07月28日(月) |
全日本情報(15)組み合わせ決定! |
全日本少年軟式野球大会の組み合わせが決まりました。 8月5日~8日まで、横浜スタジアムで開催されます。 詳しくは、 http://www.jsbb.or.jp/game2008/j-h-school/index.php
<1回戦> ①岡山クラブ(岡山)vs相武台フレンズBC(神奈川) ②宝殿クラブ(兵庫)vs弘前五中クラブ(青森) ③奄美クラブ(鹿児島)vsNBAトレジャーズ(群馬) ④うるま市立あげな中学校クラブ(沖縄)vs奥越クラブ(福井)
⑤泉が丘中学校クラブ(横浜市)vs高知中クラブ(高知) ⑥四日市桜中クラブ(三重)vs陵南中クラブ(山形) ⑦岩見沢クラブ(北海道)vs門川中野球クラブ(宮崎) ⑧和歌山クラブ(和歌山)vs船橋ポートジュニア(千葉)
今年は例年以上に選抜チームが多い印象。 内訳を見ると、選抜(7)、野球部(8)、軟式クラブ(1)。
素晴らしいチーム&逸材クンに出会えるのが、いまから楽しみです!
甲子園&関東大会(中学)と思い切り重なるのが悩みどころ…。
2008年07月20日(日) |
全中情報(1)長野・高森中が全中、一番乗り! |
8月19日から22日まで長野県で開催される、今年の全中。
開催地・長野県でははやくも代表が決まった。7月19日、20日に、参加12チームによる県大会が開かれ、高森町立高森中が昨秋県大会の覇者・箕輪町立箕輪中を5-1で下し、全中出場の切符をつかんだ。
準々決勝以降の結果は、次のとおり。
<準々決勝> 高森中1-0塩尻西部中 永明中2-1依田窪南部中 若穂中4-1浅間中 箕輪中5-0旭町中
<準決勝> 高森中4-3永明中 箕輪中3-0若穂中
<決勝> 高森中5-1箕輪中
<3位決定戦> 永明中4-2若穂中
準優勝の箕輪中と、3位決定戦を制した茅野市立永明中が、北信越大会に出場する。
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なお、全中の組み合わせは(びっくりなことに!)すでに決まっている。 全中を目指しているチームは、組み合わせを見て、イメージを膨らませておきましょう!
<1回戦> ①東北第二代表vs中国第一代表 ②九州第一代表vs関東第三代表 ③東海第一代表vs開催地・高森中 ④関東第二代表vs近畿第一代表
⑤北信越代表vs東海第二代表 ⑥近畿第二代表vs東北第一代表 ⑦四国代表vs関東第一代表 ⑧九州第二代表vs北海道代表
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他県はどうなっているかというと、まだほとんど調べていないが、分かっているところでは、
★石川大会・準決勝 松任中vs香島中 星稜中vs押水中
★高知大会・準決勝 城北中vs高知南中 明徳義塾中vs朝ヶ丘中
2008年07月19日(土) |
明石商ベスト4、川崎北ベスト16入り |
午前中、横浜市立市場中で行われた横浜市大会4回戦、生麦中vs市場中を観戦。 両チームのエース左腕は、今年の横浜市を代表する左腕といわれており、予想どおりの投手戦に。4回表に犠飛で1点を取った生麦中が、1-0で逃げ切った。生麦中の左腕、なかなかのデキだった。 試合後、応援団に挨拶したあと、泣き崩れた市場中の選手たち。中3の夏にこれだけ泣けるのは素晴らしい! 生麦中とは春の市大会でも戦い、敗れている。「夏こそ!」の想いは相当強かったと思うがかなわず。この悔しさを高校で晴らしてほしい。
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横浜市大会を見たあと、急いで横須賀球場へ移動。着くとすぐに、高校野球・神奈川大会3回戦、第二シード・横浜商大vs川崎北がプレーボール。3回戦屈指の好カードのためか、外野が開放されていた。
結果から先に書くと、 川北 0001200002|5 商大 0010100100|3 (延長10回)
焦りや緊張から、お互いにミスが出たが、最後の最後までもつれた好ゲームだった。 試合後、川崎北・佐相眞澄先生に、「勝因は?」と訊くと、「落合を隠せたことかなぁ」。落合とは、この試合の6回から登板し、最終回まで投げぬいた右サイド・落合翔のこと。 組み合わせが決まったあと、佐相監督は「商大まで、落合を隠したい」と話していた。選手にも、「落合を隠して戦うぞ」と。落合は冬を越えてから急成長を遂げており、春の練習試合でも結果を残していた。佐相監督の信頼は厚い。
その言葉どおり、初戦は田中良季―滝口雄、2回戦は田中―滝口―目黒雄斗の継投で勝利をモノにした。商大の偵察隊が見ていることを頭に入れて、あえて見せなかった球種、配球もあった。 当然、落合の存在は、商大首脳陣も知っていただろう。データも十分に仕入れていたはずだ。それでも、「隠すぞ」といって、そのとおりに勝ち上がり、プランどおりに商大戦を迎えられたのは気持ちの面で大きかった。
「投げたくてしょうがなくて…。今日はあまり調子がよくなかった」と話す落合だが、5回を1失点。十分な働きを見せた。 落合は相模原市立新町中の出身。菅野(東海大相模―東海大)、長谷川雅宜(日大藤沢―中央大)らの1つ後輩になる。佐相監督の指導に惹かれて入部し、当初は野手をやっていた。ショート、サード、セカンド…、内野がダメになり、外野にコンバートされ、二年秋には投手兼外野手という立場に。冬練習では、全体練習の前に来て、タイヤ押しをするなど、必死に練習を重ね、いまの居場所をつかみとった。 「落合はほんとによく練習する。一番成長したのはアイツじゃないかなぁ」と、佐相監督もその努力を認めている。 「こんなところで投げられている自分が信じられない」と、落合はしみじみと語っていた。
今日は、田中(3回)、滝口(2回)、落合(4回)という投手継投。 田中の調子はよかったように見えたが、佐相監督はスパッと交代した。大エースがいれば別だが、「私学には目先を変える」「最初から責任イニングを与えたほうが、力を発揮できる」という考えのもとの継投だ。
打線は絶好調とはいえないが、10安打で5得点。 延長10回、2アウト一、二塁の場面では、この夏初打席の比嘉が2-3からファウルで粘り、貴重な四球を選んだ。そのあと、「四球のあとの初球は必ず甘い球がくると思っていた」という塩田が初球のストレートを振りぬき、決勝の2点タイムリーを放った。 次戦は川和vs淵野辺の勝者。勝てば、ベスト8入りとなる。
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試合中、携帯で西兵庫大会の速報をチェック。6回まで負けていた明石商が逆転で竜野中に勝利。いやぁ、狭間先生すごすぎます!! この日記を読んでいる方であればご存知かと思いますが、狭間善徳先生は明徳義塾中で4度の日本一を成し遂げている指導者。2006年から明石商に移り、07年夏の大会後に明石商の監督に。秋にベスト8入りを果たしていた。春はシードを逃したが、この夏、快進撃を見せている。そのスコアを見ていると、狭間先生の野球のすごさを感じる…。
■1回戦 相生 000100000|1 明商 00002000/|2
■2回戦 飾工 000000100|1 明商 00100010/|2
■3回戦 明商 100005002|8 佐用 002000000|2
■4回戦 明南 000003000|3 明商 00101200/|4
■準々決勝 龍野 101000000|2 明商 00000012/|3
5試合中4試合が逆転勝ち。さらに6回以降の強さが目立つ。試合前半に相手の弱点を見つけ、後半に生かしている…としか思えないのだが。 明徳義塾中時代から、相手の弱点を見抜く力は、とてつもないものを持っていた。試合前夜は睡眠3~4時間は当たり前。弱点が見つかるまで、ビデオを見続けたという。おそらく、いまもそういう日々を送っているだろう。 サインを見抜く力もあった。試合の序盤に、相手監督のサインを丸裸にしてしまうことも珍しくない。
西兵庫大会は優勝候補に挙げられていた、東洋大姫路、社が敗れ、さらに市川、日生学園第三が敗れ、ベスト4はすべて公立。明石商、洲本、加古川北、北条。すべてのチームに甲子園のチャンスがある。
2008年07月15日(火) |
バスターエンドラン(横浜vs日大藤沢) |
★神奈川大会2回戦 in保土ヶ谷球場 横浜 4010001|7 日藤 0000000|0
2回戦屈指の好カードは思わぬ大差がついた。 試合後、「初回の4点が重かった」と山本秀明監督が振り返ったように、初回で決まってしまった。
日藤、先発の鹿毛東次郎が乱れ、死球、バスターエンドラン(安打)、死球でいきなり無死満塁。すべて初球で、たった3球での無死満塁。時間にしたら、2分ちょっとで起きた展開だった。その後、押し出し四球(1点)、内野ゴロ(1点)、ワイルドピッチ(2点)で4点。
ポイントになったのが、バスターエンドランだった。死球のあとの初球に仕掛けた渡辺元智監督の采配も見事だったが、2番に入った、1年生の大石竜太のバッティングも見事。初めて迎える夏の大会の第1打席で、これ以上ない結果を残した。 大石に聞くと、サインはバスターエンドラン。ただし、打つのはストレートだけ。変化球は見逃して、一塁走者の盗塁が優先となるサインだった。 「ピッチャーとキャッチャーのクセが分かっていましたから」と、涼しげな渡辺監督。けん制のクセや、ウエストをしてこない根拠があったのだろう。
大石の打球は、ショートの定位置だった。しかし、ショートが一塁ランナーの盗塁に対応するために、二塁ベース方向へ動いていた。誰もいなくなったところに、大石は打ち返した。 「日藤のビデオを見て、盗塁のときはショートが二塁ベースに動くのが分かっていました。そこに打つ練習をしていて、あれは狙ったとおりです。自分ではバントだと思っていたので、ちょっとびっくり。でも決められて良かったです」 まだ入学して、4ヶ月の大石。顔は中学生みたいだが、プレースタイルは玄人好み。いきなり、2番ショートで起用される理由がわかる。 大石は7回にもピッチャーとファーストの間に、絶妙なセーフティーバントを決め、7点目のホームを踏んだ。ここでのコメントにも野球センスの高さがみえる。 「セーフティーバントは序盤からやると警戒されるので、大事なところまで取っておこうと思っていました。狙いどおりです」 恐れいりました…。
渡辺監督は「大石がいなければ、こういった試合展開になっていなかった。地味だけど、いい仕事をしてくれた」とベタ褒めだった。
対する日藤は、左バッターが並ぶ横浜打線に対して、インコースを徹底的に攻める狙いが感じ取れたが、実行することができなかった。 打線は、横浜のエース土屋健二の高めストレートに手を出してしまい、攻略できず。7三振はすべて空振りで、そのうち5つが高めのボール球だった。 渡辺監督は、「日大藤沢は軸足のヒザが折れる選手が多く、ローボールヒッター」。高めに弱いことを事前に見抜いていた。
日大藤沢には、大石と湘南クラブ(ボーイズ)でチームメイトだった選手が二人出場していた。小林諭尚が1番セカンドでスタメン、島仲貴寛がキャッチャーで途中出場を果たした。 大石は「めちゃくちゃ意識していました。一昨日、連絡を取って、お互いのチームのことを話して。これからはずっと敵同士。お互い負けずに頑張っていきたい」 当時のエース森大貴は桐光学園に進み、ベンチ入り。湘南クラブ、すごすぎます。
ちなみに、彼らが中3の夏、ジャイアンツカップの決勝で負けたのがジュニアホークス(大阪)。豊富な投手陣の一角を占めていたのが、いま東海大相模にいる一二三慎太だ。1年生ながらベンチ入りを果たしている。 「体もLサイズ(184センチ85キロ))だけど、態度もL級」と門馬敬治監督。投手向きの性格だ。1年生は例年、5月の終わり頃に投げ込みを行うが、唯一ばてなかったのが一二三だったそうだ。 5月の帝京との練習試合では、米持の右手にデッドボールを当てて、門馬監督は顔面真っ青になったそうだが…。さすがにこの試合では動揺を隠せず、「L級」の態度が見られなかったもよう。 7月には佐野日大との練習試合に登板。佐野日大の保護者から、「相模の1年生すごいね。大城よりも大田よりも速かった。144キロぐらい出ていたよ」と電話がかかってきた。 エース大城の調子がやや不安なだけに、一二三の活躍がカギを握るかも。
2008年07月07日(月) |
豪華! 神奈川高校野球監督会、開催 |
本日は、横浜スタジアム近くのホテル横浜ガーデンへ。神奈川高校野球監督会に出席しました。 「監督会」の存在は知っていましたが、出席するのは初めて。いままではその名前のとおり、高校野球の監督(および部長、コーチ)による会でしたが、今年は中学野球の指導者の参加もオッケー。それに便乗して(?)、ぼくも参加してきました。
中学・高校あわせて、140名近い指導者が参加されており、それはそれは豪華! 会は、監督会の会長である金沢哲男監督(横浜商大)の挨拶のあと、横浜高校・渡辺元智監督、川和中・榎屋剛先生、藤木幸夫会長(神奈川県野球協議会)のお話が続き、水谷哲也監督による乾杯! いやぁ、もう、これだけでお腹いっぱいです。
が、このあとも豪華。 桐蔭学園・土屋恵三郎 前監督「監督生活を振り返って」 慶応義塾・上田誠監督「新球種時代の到来について」 川崎北・佐相真澄監督「中学野球の神様の打撃理論について」 桐光学園・野呂雅之監督「第87回、89回大会で見せた粘りの野球について」 東海大相模・門馬敬治監督「堅守と攻撃的な走塁について」 と、題しての講演が行われました。講演といっても、一人の持ち時間は10分ほど。それでも、勉強になる話しが聞けました。 上田監督は「この間、うちが負けた相手のエースが、『以前、上田さんに教わりました』というツーシームを投げていて、全然打てませんでした。だから、ここで話をすると、同じ目に遭ってしまうかも…」と言いながらも、ツーシームとチェンジアップの投げ方について、語っていました。
同じテーブルに野呂監督がいました。 いつも、クールな印象ですが、今日は饒舌。息子さん(桐光学園2年)との秘話、今年のチームの特徴などを、話されていました。 途中から、別の場所にいた佐相監督も参加。じつは、野呂監督の息子さんと、佐相監督の息子さんは同じ高校2年生で、ともに親子鷹。監督同士も仲がいいですが、じつは子供は小学生時代からの知り合いで、佐相監督の前任校・東林中に、一緒に来ていました。そこで、佐相監督のバッティング指導を受ける。そんな光景を何度か見かけています。
出席者全員の挨拶もありました。 日大藤沢・山本秀明監督は「1つ勝つと横浜に当たる、最高のクジになりました!」。 抽選会後、6月中旬にお会いしたときも、同じことを言っていました。 「うちのマネージャー、最高! 『横浜を引いてこい!』と言ったら、本当に引いてきたよ」と。さてさて、どんな試合を見せてくれるでしょうか。
厚木西を強豪に育てあげた濱田雅弘監督とも、初めてお会いしました。ヒゲを蓄えており、怖~い印象があったのですが、そんなことはなく…! この春から大清水高校へ異動。「部員が少なくて…(たしか、14人か15人)」と言っておりましたが、濱田監督のことですから、何かやってくれるはずです。
というわけで、熱い会でした! 南北神奈川はまもなく開幕です。
2008年07月06日(日) |
全日本情報(14)北信越、九州、東北Bで代表決まる |
この週末で、代表が続々と決定。
まずは、北信越大会。 決勝は、奥越クラブ(福井)が4対2で東部中(石川)に勝利。初優勝を決めました。
九州では、奄美クラブ(鹿児島)と門川中クラブ(宮崎)が決勝に進み、奄美クラブが6対2で勝利。こちらも初優勝。奄美クラブは奄美地区の選抜チームです。 準優勝の門川中クラブも、全日本出場決定。
東北Bは、 <1回戦> 男鹿南中(秋田) 1-1(特別延長1-0)三本木中(青森) 弘前五中(青森) 9-2 北陵クラブ(岩手)
<決勝戦> 弘前五中 1-0 男鹿南中
優勝した弘前五中が全日本出場です。
2008年07月05日(土) |
全日本情報(13)北信越大会1日目 決勝は奥越vs東部中 |
本日は福井県営球場で行われた、北信越大会を観戦。 結果から書くと、
<1回戦> 鷹施クラブ(富山)4-1欅クラブ(長野 *辰野中が母体)
<準決勝> 奥越クラブ(福井)8-1宮内中学校クラブ(新潟) 東部中クラブ(石川)3-1鷹施クラブ(富山)
明日、奥越クラブ(地区選抜チーム)と東部中クラブの決勝戦。勝ったほうが横浜スタジアムへ。
魅力的な好選手がたくさんいました。特に、鷹施クラブの1番サード兼ピッチャーの番場駿。エース番号をつけていますが、1回戦ではサードでスタメン。ボールへの反応、スローイングの形、これほどうまい中学生のサードは久々に見ました。 さらに驚いたのは、卓越した走塁勘。 ボールを持ったピッチャーがホームベースに背中を向けて、マウンドに戻る瞬間を見逃さずに、サードからホームへ突入。この走塁で、7回表に貴重な4点目をもぎとりました。「得点力」が素晴らしいです。
準決勝では先発。ストレートはおそらく120キロ台後半?! そのストレートに力負けせずに3安打放ったのが、東部中の3番平田圭祐。3本目はスライダーをおっつけて、ライト前へ。大会前から評判の選手でしたが、なかなかの選手でした。
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