V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2014年01月31日(金) 女性向け商品開発で成功するための3要素

昨日の商品開発セミナーは、女性社員による女性社員のための商品開発セミナーだった。そのパネルディスカッションの司会をしたのだが、成功した企業の幹部とファシリを務めた女性コンサルタントとのトークセッションから導かれた成功の鍵は3つだった。第一は、環境を整えること。会社がこうした取り組みの必要性を認めて「女だから」と軽く見ないこと。また、直属の上司が活動しやすいように時間を工面してあげること。第二は、企画を進める段階でのファシリテータを女性にする。そして、多数決は絶対とらず「いいね!」を重ねた合議制にすること。第三は、特にサービス業の場合企画から開発、店頭、販売に至るまで一気通貫にすること。製造業でも本田技研やカルビーではこのような一気通貫のプロダクトマネージャーがいたが、川上から川下まで同じ人が考えるから、コンセプトがぶれない魅力的な商品ができる。

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2014年01月30日(木) 現場からアイデアが次々出る会社、出ない会社

商品開発のセミナーを行った。すると参加した人から「せっかく考えたアイデアを上層部に潰されないようにするにはどうしたらよいか?」との質問が出た。経営者はいつも、どれだけ(利益を)残せるかを考えている。だから、ムダな行動を嫌う。一方、現場の人は上層部にアイデアを潰されるとガッカリして、どうせ潰されるのならアイデアなんか出さない方がマシと考え。アイデアを出すのを辞めてしまう。つまり、現場はアイデアが無駄になるのが大嫌いなのだ。もし考える社員を育てたいのであれば、NOを前提とした体質から変える必要がある。そのためには、会社が稼ぐ部門を持つことが一番。多少不採算な事業をしても吸収できる高生産性事業を展開することだ。消耗品販売や、ネット通販など、人手に寄らず売れていく仕組みを持つことでそれは可能になる。アイデアが無駄にならない会社…私はそのような会社創りのお手伝いがしたい。

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2014年01月29日(水) セミナーや講演会の受けをよくする方法

最近講演会での受けがいい。その要因のひとつが、パワーポイントを使わないようにしたことだ。レジメはワードで、タイトルだけを書いたものを配布。1…(1)…(2)…を5cmぐらい空けて、受講者にメモをとっていただくようにしたのだ。すると、プロジェクタを使わないから受講生と対峙している形になる。講師は自分に伝えたいことを自分のイメージに集中して話すことができる。パワーポイントができてそれを当たり前に使うようになって…いつしかパワーポイント依存症になっていたのかもしれない。とりわけパワーポイントは図や表が主役になるため、人間の心理のよう深さが伝わらないように思う。そう思えるのは、日本経営合理化協会の全国経営者セミナーで、ほとんどの講師がパワーポイントを使わずに語り切る姿勢に感銘を受けたせいかもしれない。このセミナーでは多くの情報を得たし気づきを得た。しかし一番の気づきは講師の「脱・パワーポイント」の重要性だった。

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2014年01月28日(火) 「川上インフレ川下デフレ」を解消する方法

寺島実郎先生の講演会でもうひとつ面白かったデータは、「川上インフレ川下デフレ現象」。2000年を100とした場合、原材料費は251と2.5倍になった。中間財は117、最終財は86.特に最終財のうち耐久消費財は59。また2013年比でも、原材料費は17.0%増、中間財は5,5%増、最終財は2.8%増である。つまり、原材料比の値上がりを企業はなかなか価格に転嫁できず、付加価値を伸ばすことができないのだ。よって企業は、賃金を政府の要求通りに上げられないのである。そんな中で企業が勝ち残ろうとするのなら、スピードしかない。早くやればそれだけ人件費を圧縮でき、その分コストダウンできる。カンブリア宮殿を見ていても「どこよりも早い試作品を作る会社」「どこよりも早い印刷屋」などが出てくる。私のクライアントも新規事業は「速さ」を売りにし、実現する仕組みを築いた企業はいずれも成功している。迅速なサービスは、コストダウンを求める企業の切実な要求なのだ。

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2014年01月27日(月) 日本企業の株を買っている人の正体

日本経営合理化協会主催の全国経営者セミナーでエコノミストの寺島実郎先生の講演を聞いた。その中で大変興味深いデータが2つあった。ひとつは、日本の株は誰が買ったかという話。野田総理の解散宣言以来上がり始めた株は、外国人投資家が15.7兆円の買い越し。対して日本人の機関投資家(企業)は5.9兆円、個人投資家は8.0兆円の売り越しだという。つまり、外国人は日本企業の株を買っているのだが、日本人は「もっと高くなるから買おう」とは思わずに、「ちょっと高すぎるくらいだから今のうちに売っちゃおう」と言って手放している構造だ。もし日本人が自分たちの株はもっと高い!と思って売らなければ、株価は18,000円ぐらいの水準にあるという。外国人に買い支えられた日本の株は今後、外国人投資家に魅力的な他の投資対象(BRICsや米国)が出てくれば一気に売られ、下がる可能性がある。15,000円付近で安定する株価を見て「日本経済力強く回復!」と誰かが言ってもそれは見た目だけのようだ。

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2014年01月26日(日) 荒れる中学の教室を救った学級訓

7つの習慣を教えている先生の話を聞いた。大変感動したのでメモしておきたい。その先生は小中学生向けに塾でWin-Winを教えていた。受講生の中に障害を持った子がいた。その子は、地域内で最も荒れていると言われている中学に進学した。進学後、クラスで学級訓を作ることになった。すると、その子は自分から学級訓を「Win-Winにしよう!」と提案した。同級生はWn-Winが何かなんて知らなかった。そこで彼がそれを一生懸命教えた。そうしたところ、皆がその大切さに気がついた。そして、荒れた学校の中でりながら、そのクラスだけは苛めがないクラスになった…。先生はそれまで「自分の講義はあの人ほど上手くない」と他人と比較してしまい落ち込むことがあったという。が、この経験から「目の前の一人のために一生懸命になれば、影響力は広がる」ことに気がついた。以来、度の講義もそのことに集中し、「講義はいつだって一期一会」を胸に講師をしているという。コンサルタントと講師は本質的に違うが、その講師魂を見習いたいと思った。

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2014年01月25日(土) 日本人が65歳までに死亡する確率は?

外資系保険会社でトップセールスだった友人に驚くべき話を聞きた。彼は保険に興味のある人を集めてセミナーをする。そこで日本人がかけている死亡保険の平均が2800万円だと伝える。では、保険をかけた人の受け取り額の平均はいくらか?…178万円だという。なぜなら多くの人が賭けている65歳までに死なないから。では65歳までに亡くなる日本人は全体の何%か…となると2%だという。そしてほとんどの人が僅か2%になることを恐れて保険をかけ続けているのだ。こうした事実を示した上で、彼は保険を掛け捨てではなく増やすものにしてはどうかと提案する。掛け捨て型と貯蓄型とでは税金面も含め生涯収支が2000万円も違うとダメを押す。ここまで言うと、多くの受講者が「一度見てください」と保険証券を持ってくるという…と、ここまで聞いて私が一番驚いた話は、65歳までに2%しか死なないという事実だった。私の父はその2%に入っている。ああ、なんて残念なことなんだ!!

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2014年01月24日(金) 「途中で自分が死ぬのなら死んでもいい」by小泉

先週末に小泉元総理の演説を聞いた。原発0化に向けた話だった。フィンランドで核のゴミを捨てる地下400Mの、2km四方の工場を見学した話から、それほど捨てるのに困る原発に頼ることの異常性を説いた。そして、自然再生エネルギーの最新事情と、蓄電池や省エネ空調設備などの先端技術触れ、「ピンチをチャンスに変える。太陽、地熱、風力など、日本は無限にある自然をエネルギーに変える国になれる。原発ゼロ化に進む途中で自分が死ぬのなら死んでもいい」と語った。小泉さんは現在72歳。当初父親が死んだ65歳まで頑張ろう、その後は引退するつもりだった。が、震災を見て「自分にできることはあるのか?」と考えているうちに、使命感や情熱が湧いてきて元気がでてきたという。そして94歳まで現役を続けた尾崎行雄の言葉「自分の本舞台は将来にあり」を引用し、その決意を示した。自分の覚悟をこんなにも堂々と語れるものなのか…話の巧みさもあるが、その強い意志、迫力に感動した。

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2014年01月23日(木) 『永遠の0』を観て考える上司と部下のあるべき姿

『永遠の0』を観ながらよく泣けた。特に、彼が仲間を守るために上官に反論し殴られるところや、自分を助けようとして危険な目にあった仲間を諭すようなところ…涙が止まらなかった。上司から見れば、部下は思うように動いてくれないものだ。「OK」と言えばいい場面で「NO」という。地味していればいいのに派手に振る舞い顰蹙を買う。もっと情を絡めた対応をすべきところに常識的なやり方を持ちこむ、PRすべきチャンスに引っ込んだまま何もしない…そんなジレンマばかりだ。主人公・宮部久蔵もそんな小さな考え方のズレに苦しむ。それも彼が直面していたのは生きるか死ぬか、国家のためか家族のためか、という問いだから、一つ一つの言葉が命懸けだった。彼の考え方は当初誤解された。が、後に正しく伝わり、共感した人々は彼の死後も、彼の家族を大事にする。宮部の姿は「いつかわかってくれるだろう」を信条とする、厳しく優しい上司と部下のあるべき姿だった。

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2014年01月22日(水) なぜ宮部久蔵は最後に特攻隊を選んだのか?

映画の『永遠の0』を鑑賞した。昨年6月に原作を読んでから、ぜひ観たいと思っていた。誰かのために命を捨てる生き方は尊い。原作では、なぜ主人公・宮部は最後に特攻隊を選んだのかわからないままだと言われていたが、映画を観ていてわかったような気がした。送りだした何人もの教え子たちが死んでいくのに、自分だけが生き残ること=たとえそれが家族のためであっても、彼にはそんな自分が許せなかったのではないか。私も部下をリストラしたことがある。正確には私の上司がリストラしたのだが、止められなかった私も同罪だ。すると「他人を切って、お前はノウノウと残る。それで本当にいいのか?」と、しばしば自戒の念に襲われる「それが世の中だ」と言ってしまえば楽なのだが、日本人故か割り切れない想いがずっと残る。解決する方法は、自分で自分に始末を付けるしかない…。いつか死んでお詫びを…の文化は、自分のDNAにはまだ残っているように思う。

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2014年01月21日(火) 宇都宮のカルビー工場見学で学んだこと②

昨日見学したカルビーの工場ではフルグラを創っていた。フルグラはコーンフレークと同じシリアルだが、従来のシリアルとは全然違う商品として市場に認識させようとしていた。そのキャンペーンテーマは「ルールを変えよう」。マーケティングのルール=価格や品質の基準は、いつも1位企業が作る。2位以下は1位と差別化しようとして、少しでも安いものとか機能を加えたものを出す。が、すぐにキャッチアップされてしまう。それを避けるには、これは1位の商品とは全然別の商品だ!と主張できる商品を創るしかない。サービス業の場合、それは「業態開発」となる。製造業の場合、それは用途開発になる。この場合はシリアルなんだけど、シリアルにはできないような使い方(調理法)ができる商品だと伝えられたら、もうシリアルと競争しなくなる。実際にカルビーはフルグラのレシピ本を2冊も発行していたが、そうした提案力が消費者に届いてNo.1になったのだろう。

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2014年01月20日(月) 宇都宮のカルビー工場見学で学んだこと①

宇都宮市のカルビーの工場を見学した。見学者向けのおもてなしの仕掛けが多数あった。工場の様子を示した立体ボードは新入社員のお手製。見学通路から工場内を覗く窓には独特の装飾、地震が来たら逃げなきゃいけない場所にはどくろマーク…など。こうした小さな仕掛けに、双方向でのコミュニケーションを楽しんでいるカルビー社員の気持ちが伝わってくる。大人でもパーティの時にお菓子のつかみ取りをしたり、そのお菓子にちょっとしたメッセージを書いて当たった人には特別なことをしてもらったり、郵送物には一筆お礼の言葉を添えてみたり…そういう小さな演出、目配り・気配り・心配りの三配りがあるとどれだけその場が楽しくなるかわからない。そんなことが面倒くさいではなく楽しみながらできる人は、本質的にその場に集う人と価値観の共有ができているのだろう。カルビー特有のワクワク感を共有したいからこそ、皆さん素敵な演出ができるのだろうな。

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2014年01月19日(日) 『軍師官兵衛』と『龍馬伝』『天地人』 の共通点

『軍師官兵衛』を観ている。つくづく『龍馬伝』や『天地人』と同じだと思う。幼少の頃に、理不尽な想いをする。龍馬の時は差別、兼継の時は苛め、そして官兵衛は策略による恋人の死だ。そうした悲しみの中に憤りを感じるが、それをグッと飲み込むようにメンターに叱られる。彼らはメンターの勧めで、自分の見聞を広げるための旅に出る。竜馬は江戸へ、兼継は美濃へ、官兵衛は堺から美濃へ…。そこで新しい時代の息吹を感じ、学び、持ち返り、自分の使命を見つけてそれに取り組む。こうしたワンパターンの展開を観ながら、20歳ぐらいの青年にはつくづく広い世界を見せることが大切なのだと思った。グローバル企業に行くと30歳ぐらいの現場の担当者が「イギリス工場に5年勤務した」と当たり前のように紹介されている。20代にこんな経験をした人は、同社にとって貴重なグローバル人材になるだろう。思えば、私も20歳の頃欧米をバックパッカーとして歩いたが、その経験が自分に大きな自信をくれた。自分の息子にもそんな経験をさせたいと思う。

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2014年01月18日(土) 信頼される営業マンになるための3つの質問

若い営業担当者のコーチング。「お客様から信頼される営業マンになる!」ことを目指し奮闘中。が、なかなか成果の出ない人が多い。原因は、信用されるために何をしていいのか具体策がわからないのだ。しかし、中には成果を出している社員もいた。彼に「何をしているのか?」を聞いたところ「3つの質問を持っていっている」という。その3つとは「相手の本音を引き出す質問」と「そこにたどり着くためのサブ質問」そして、雑談から課題を見つけていく「探り質問」。この3つをHSSと称し具体的に示すと、部下はお客様に何をどう提案すればいいかわかる。彼はそれを先輩に教えてもらった、という。同社には腕の良い営業マンは多数いる。しかし、一人ひとりのノウハウが見える化できていないし、自分でも整理できていないのでそれを教えられない。たまたま彼の先輩だけがそれができたのだ。できる人のノウハウの見える化と共有化は、組織力のアップには不可欠なのだ。

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2014年01月17日(金) 入社内定者が語った登山での遭難体験

某社で半日間の内定者研修を行った。この日からインターンで現場に入るためで、半日間で自己紹介のトレーニングを行った。その中に登山をやっている青年がいた。彼は、登山の思い出として、遭難した(道に迷った)ことを上げた。彼が遭難したのは僅か30分だが、山の上で方角も道も失う30分は相当に不安だという。その彼が、遭難した経験から学んだこととして以下の4つあげた。「①十分な知識を持つこと ②後輩たちに信用してもらうこと ③失敗(道に迷ったこと)を隠さないこと、④きっと脱出できると自信を持つこと。」彼がこの遭難から得たこの4つの教訓は、これから仕事に生かしていきたい、という。この教訓が普遍性があるかどうかはともかく、経験から得たものを学びに変え、別の場所で応用が利くように自分の中で整理しておくことはとても大事なこと。これからそのような学びをどんどん増やしていってほしい。

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2014年01月16日(木) 時が行けば幼い君も大人になると…気づいた

部下が自分の得意技であるGIS(位置情報システム)を使った多店舗展開流通業のコンサルティング手法を伝えるセミナーを開催した。最初にシステムの開発メーカーの人が話し、「このシステムはこんなことができる」ことを伝えた。次に部下が「さらにこんなことができる」と自分のコンサルティングの中から紹介した。位置情報を使って何がしたいかは企業ごとによって異なる。そのため「何ができるのか」を企業ごとに明確にし、利用法を提案するのがコンサルタントだ。部下は①商圏エリアの定義、②エリア別のシェアの測定、③各店のパフォーマンスの効果、④業績を左右する要因分析、⑤統廃合効果のシミュレーションを明確にする上でこれを使うのだと伝えた。これらは企業の戦略的な意思決定を可能にするまさに『武器』である。最後にこれを利用している流通業の専務が登場し、その有用性を話してくれた。メーカー、ユーザー、コンサルが一体となったナイスなセミナーだった。

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2014年01月15日(水) アレルギーに細かい配慮をしてくれたお店

品川駅近くの和食店でのサービスに感動した。その店で、つきだしに出てきたのは「カニ汁」だった。私はアレルギーでエビやカニが食べられない。そこで替えて貰うようにお願いをした。高級店であれば即OKの対応だが、この店は中級。「どうかな?」と思ったが、即対応してくれた。するとしばらくして店員がやってきて次のように言う。「他にものに替えることはできます。ただし、私たちの店ではアレルゲンが残らないように鍋を洗浄しているわけではないので、アレルギーが出る可能性があります」。僅かなチーズや蕎麦の粉が敏感な人には命取りになると聞いたことがあるが、そのことを心配しているのだろう。が、私はエビカニのアレルギーといえども、せいぜい星3つ程度(最大10)。ちょっとぐらいのエキスなら問題ない。そのことを伝えると、やがてシメジ汁が出てきて美味しくいただけた。中級店ながらプロとしての細かい行き届いた配慮にまた来たいと思った。

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2014年01月14日(火) 自分のコンサルメニューを100個書き出してみる

コンサルタントの先生から、自分のコンサルティングメニューを棚卸した方がいいよ、できることを100個書いてみて、と言われて書き出してみた。100個ぐらい楽勝…と思っていたがこれがなかなか大変。これまで作成した研修のレジメなどを見ながら一つ一つ洗い出していった。が、97個から後4つが出てこない。そこで97個でいったん止めて、97個を4種に分類してみた。すると管理職指導~人材育成系が37、ビジョン~経営戦略系34、営業系19、商品開発系7となった。そこで、商品開発系だけに特化して考えると、ズラズラと9つ出て合計105個となった。こうして分類して見て、気がついたことが2つ。第1は経営戦略系が意外と多いこと。自分の中には強力なコンテンツだと気がついた。第2は商品企画系が思ったより少なかったことだ。自分では得意分野なのでもっと多いと思っていたが、イメージだけを考えてはダメ。視覚化することの大切さを改めて知った。

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2014年01月13日(月) トヨタ86に乗る主な客層は…意外な人だった…

東京のトヨタのショウルームのメガウェーブで86(ハチロク)を観た。3月に86を設計された人と対談するため、その下見。86はスポーツカー。オプションパーツが豊富で、自分でどんどんカスタマイズでき、自分だけのオリジナルカーが創れるところが一番の醍醐味だ。パーツ提供メーカーも「TRD」と「MODELLISTA」の2社があり、それぞれの世界観が違う。実際に乗ってみたが、小さくて狭くて硬くて…さすが走り第一の設計で、走り心地はいいのだろうが乗り心地は全然だった。「誰が買うの?」と店員さんに尋ねたところ、「子供が巣立った50代半ば以降のおじさん」という。今の若い人ではなく、昔の若い人が、時間とお金に余裕ができた今こそ、憧れのスポーツカーを自分らしくアレンジして乗っているのだそう。年齢的にも守破離の「離」の頃。皆と違った「自分らしい」ものを楽しみたいのだろうな。メンタルブロックをはずすつもりで、こんな車を買うのかもしれない。

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2014年01月12日(日) 廃止してよい虚礼と、気づきの多い『ご挨拶』

新年の挨拶回り、という習慣がこの国にはある。お世話になっている人と賀詞を交換し、今年の展望などを語り合うもの。行かなくても問題ないのだろうが、年賀を持って行くことは結構重要ではないかと思う。私も8日にはお世話になっていて、なおかつ人間的にも大変尊敬している会計士の先生に挨拶に行ったが、挨拶することで自分が素直に謙虚になれて気持ちがいい。先生は今年の自分の方針を聞かせてくれた。その中に「『決めたことはやりとげる』を『組織の風土』とし『超一流の組織を作り上げよう』」があった。10日に私がクライアントK社で行う講演会のタイトルは「決断したことをやりぬく人になるために」。これはK社の今年の方針を反映しているのだが、先生もK社の専務も同じことを言っていて驚いた。そんなことからも、経営者が今年何を求めているかがよくわかった。年賀状などの虚礼は廃止すべきだが、季節の『ご挨拶』の大切さを改めて知った。

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2014年01月11日(土) 上司ならではの『導く言葉』の重さ

大手企業で20-30代の若手社員51人を51人の課長が育成するプロジェクトを実施し、9と10日にその成果発表会があった。思わず涙ぐんでしまったのはこの日記に書いたとおりだが、課長たちはどんな育成をしたかというと、決して手取り足とり教えたのではなかった。答えを教えたわけでもなかった。最も多かったのは課題の解決策が見つからなくて立ちすくむ部下に対し、気づきを与えたケース。「自分のスキルUPばかり考えるな。チームのスキルUPを考えよ」「何事も一人でやろうとするな。周囲を巻き込んでやって欲しい」「個人にスキルがなくても、チームワークでかい」「部分最適より全体最適で考えよ」「計画が立案されてから『こうして欲しい』と言えば横槍だが、先に『こうしてみてはいかがか』と言えば提案になる」「考える前にとにかく数字を入力して見ろ。見えてくるものがあるから」など。上司の仕事は、本人が捉われている視点を変えること。リフレーミングの重要性がよくわかった。

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2014年01月10日(金) 若手社員のひたむきな仕事に感動した記録②

機械メーカーの若手の発表の中で凄いな、と思ったこと。
F君は今までひとつの機械しか組み立てることができなかったが、この半年をかけて別の機械を組み上げることに挑戦した。このとき、先輩に教えてもらったことを手帳に書き、それを自宅に帰ってノートに写した。ノートにはコピーも貼った。ノートは週に一度上司である班長と課長に提出。それを見た課長も班長もコメントを付けて返した。彼のノートは、ダルマのように厚くなった。こうして2つ目の機械も組み立てられる人に成長したが、課長の要求はそれだけでは留まらなかった。「これでは組み立てられるようになっただけだ。修理依頼が来たら修理できないだろう。修理ができる班長と自分が何が違うのか、それを考えよ」。そう言われたF君は、班長との違いを分析した。そして個々の部品や材質のことに関して自分の知識が足りないことを知った。彼は再び部品や材質のノートを付け始めた……この間改善提案を出し、2つも認められる貢献もした……簡単に妥協しない課長も凄いが、必死でついていくF君も凄い。二人の真面目さ、真摯さに拍手!!感動した。

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2014年01月09日(木) 若手社員のひたむきな仕事に感動した記録①

昨日の研修で一番になったAさんの話。15人いる部下のチームの意識改革を実現しようとアンケートを取った。が、部下からの要望が予想以上に多く、どこから手をつけたものか悩んでいた。フォロー面談のときにアドバイスを求められた私は「困ったらサブリーダーに相談してみなさい意識改革を行うなら、対策案はメンバーに出してもらわないと意味が無い」と伝えた。彼は素直にそれを実践。サブリーダーの助けを得て、チームで職場改善とモラル・安全性の向上に努めた。職場改善の改善提案は申し分のない数が出た。が、詳細を見ると一部の人が数を伸ばしていて、伸びていない人もいた。全員が数をだせるようになるにはどうしたらいいのか?私は再びアドバイスした。「提案件数を伸ばしたければ『このエリアの改善を考えよう!』というようにテーマを絞って全員で考えればいいよ」。それを素直に実践したところ、チーム全員の提案件数は増加した。このような取り組みを半年続けると、なんと彼のチームの『仕事が楽しい』が上昇していた。部下が「仕事が楽しい!」と感じられるようになるなんてなんと素晴らしい!感激して涙が出てきた。

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2014年01月08日(水) クライアントの成果発表会で初めて泣けました

某社で20~30代の若手社員の育成をお手伝いしている。目的は彼らがワンランク上のプレミアムな仕事ができるようになること。今日はその成果発表会で25人が発表した。彼らの大半は、研修の前半で「プレミアムな成果を出そうとして、自分でやり方を考えて部下に命令した。しかし、自分の考え方を押しつけるだけでは部下は動かなかった…」という現実にぶつかる。そこで、部下と一緒に考え始める。すると、自分では思いもつかないヒントが出てきた。彼らは「一人で悩んでいた問題もチームワークで解決できる」「チームで話し合うと一人では気づくことができなかったことが多数あった」と発表の中で繰り返した。彼らは、上司も部下も当事者意識を持って参加することの可能性に目覚め、そして想定以上の成果を出した。「ひとりで考えるな!」は私が一番伝えたかったことだけに、それがすごく嬉しかった。

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2014年01月07日(火) 本田選手がACミランを選んだ理由とサブ脳

ACミランに移籍した本田選手の会見。ミランを選んだ理由を聞かれて彼は「自分の中のリトル本田に尋ねたんだ。そしたらリトル本田が『ミランだ』と言ったんだよ」と答えた。それを聞いて「リトル本田」という考え方に共感した。私も最近、いといろと事業構想を思いめぐらすことがある。そして「クライアントのお役にたつにはこんな方法はどうだろう!」とか、「2020年に向けてこんなことをしてみる価値はないかな?」などと思いつく。ただしこの思いつきは、今日考えて即思いついたものではない。数日前に考えて、そのときは「う~ん…よくわからならいな…」として放っておく。すると、数日後に自分の中のリトル酒井が出てきて耳元で囁いてくれる。「あれからずっと考えていたんだけど、この前の宿題は、こうしてみたらどうかな?」。リトル酒井の正体はサブ脳。時間をかけてゆっくり考えるのは問題解決の基本と言うが、サブ脳の活躍を期待するには時間が必要なのだ。

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2014年01月06日(月) 部下が選んだ今年の一文字は「死」。その理由

私の部署では毎年全員で「今年の一文字」を披露する。その中の一人の一文字に目が点になった。彼が披露した字は「死」。前職の生命保険会社で「死ぬまでやれ」「死ぬ気でやれ」「死んでもやれ」というようにしょっちゅう上司に言われたようで、毎日パワハラ全開だったという。そんな嫌な思い出も、今冷静に考えると「死ぬ気でやれ!」が嫌なのは、最後の語尾が命令形になっているから。この語尾を「る」に変えて、「死ぬまでやる」「死ぬ気でやる」「死んでもやる」に変えると、自分に矢印が向く。そしてやる気が出る。だから、自分の今年の漢字一字は「死」です、というのが彼の説明で納得。30代前半の人材が「死ぬ気」で挑むことは、キャリア形成上滅茶苦茶重要なことだ。ちなみに私の一字は「V」。流鏑馬のように一気に日の当たる坂道を駆け上り、目標を射抜きたい。書き初めの儀式のようなものだが、初春ならではの風物詩である自分の未来像の披露会は実に愉快だ。
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2014年01月05日(日) 今年の経営方針は「お客様に未来を売り込む」

年始に当たり某社の副社長の方針発表を聞く機会があった。その中でとても心に響いたことが2つあった。1つ目は「お客様に未来を売り込む」。どんなビジネスでもお客様の未来創りのお手伝いをするのが仕事だが、最後の語尾が「提案する」とか「一緒に考える」とかではなくて「売り込む」となっている点が凄い。「売り込む」ということは力強く推す、ということで売り手側に「これからは、これです」という先進性と確信がないとできないこと。成功事例の提示は勿論だが、ノウハウの体系化や最先端技術を活かしたアレンジが問われる。2つ目は「当社のメソッドが業界標準になる」。そのやり方が業界で定着することだが、それにはNo.1企業に採用されるとか、早く導入して現場の意見を拾いながら改良を重ねていく必要がある。消費増税後に選ばれる企業になれるか否かは、ここに示した独自化商品の開発にかかっている。特定企業での方針演説だが、このことはどの業界にも言えることだ。

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2014年01月04日(土) TV版『リアル脱出ゲーム』に家族で大興奮

1月3日に放送された「リアル脱出ゲームTV版」。ネットを通じて100万人以上が参加し、1時間番組の最後に約1万人が最終的に正解する、という正解率1%の仕掛けに、家族中で興奮した。いつもリアルな劇場版に息子と娘と参加するのだが、どうやってこれをTVで実現するのか、私の頭では皆目見当がつかなかった。しかし、作品を見て「ああ、その手があったか!」と、いつものことながら良く練り込まれた仕掛けに脱帽した。そして、番組右上に出続ける参加者数と最終正解者数にも驚いた。同じ時間に別の場所で、数奇な暗号を解いて一喜一憂している人がいる、それも○○万人も!で、解けた人が○人もいる!ということが驚きだった。大晦日の紅白で『あまちゃん』を観て、その後いろんな人とFacebook上で感動をシェアしたが、今回はリアルタイムで感動をシェアしてしまった気分だ。このゲームはゲームだけでなく、新たな放送と通信の融合の可能性を示す画期的な番組だった。

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2014年01月03日(金) 「頂いたらお返しする」という商売道徳の美しさ

自分を可愛がってくれた叔母が入院したと聞いて母とお見舞いした。85歳で怪我をし歩けなくなったのだが、懸命のリハビリで立ち直ろうとしている。怪我なので至って気丈であり安心した。帰り際に見舞金を渡そうとしたら頑なに拒否された。理由は「私はお返しできないから」。仮に元気になり退院しても、逆に私たちが叔母さんの見舞いを必要とするようなことはないだろう、という叔母さんの考え方だ。が、「その代わり、香典を頂戴」。悪い冗談だが、確かに香典は返す必要はない。親類の間で貸し借りの感覚なんて持たなくていのに…と思うが、そこは長年商売をやって来た人だ。その断り方が潔く、またカッコいいと思った。「頂いたらお返しする」という当たり前の商人魂が、彼女にとっての道徳になっているのだ。私も「給料をいただいたらお返しする」「お世話になったらお返しする」「お返しできないものは受け取らない」など自分の道徳にしよう。

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2014年01月02日(木) 尊敬する人は「意地」で自らの危機を乗り切った

47歳で独立し、75歳の今も現役で社長を続けているN社長に挨拶に行った。私が心から尊敬し、とても頼りにしている人だ。N社長はサラリーマンだったが当時勤めていた会社が倒産し、同僚たちが路頭に迷う中、自分が再就職するか独立して会社を興すかで悩んだ。そして起業することを決意したとき、親からは「お金の心配はいらないから、頼むでサラリーマンになってくれ」と言われたという。しかし、起業の道を選んだ。事業を続けて欲しいと望むお客様や同僚たちの想いを汲んだ結果だ。私はN社長に「そのとき自分を支えたのは何ですか?」と尋ねた。すると、返って来た答えは「意地だ」だった。「意地」は経営者に不可欠な要素だが、身近で尊敬する人も自分と同じようにまた「意地」をバネに生きる人だったと聞いて感動した。意地が根底にある時は、何かを掴んで生きているという実感がある。私も今一度そんな実感のある生き方がしたいと思った。

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2014年01月01日(水) Facebookに刺激されて生まれた今年の抱負

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。新年になり、早速「じぇじぇじぇ」とビックリすることがあった。Facebookでの「いいね!」の数。私が書いた新年の挨拶は短く「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。皆さんに、幸多い年でありますようにお祈り申し上げます。今年は2020五輪スタート元年と位置づけ、昨年以上の企業のV字回復をお手伝いし、わが国の成長戦略を加速したいと思います‼」。これに対し、いいね!が138個。過去最高は中日新聞にでかでかと出た時の147個。このときの書き込みが23件。今回は30件。正月ということもあるが、この写真もない短文の中に皆が期待する何かがあるのだろう。キーワードは「2020年五輪スタート元年」「V字回復をお手伝い」「成長戦略を加速」か。この反応は私にとって大いに刺激的!今年は定期的に集まって勉強する「V字回復事例研究会」や「成長戦略事例研究会」などを立ち上げたいと思う。皆さん、是非協力してくださいね!

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酒井英之 |MAILHomePage
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