ひとりでいるのが寂しくて 家に帰りたくはなくて 小学校のかけた塀をのぼる 低く感じる塀 誰もいないグランド 近くにあるブランコに座り 最近覚えたタバコを咥え 煙を吐く・・・ 明かりのついている教室の そのひとつを眺め 短くなったソレを吸うこともなく 赤い光が消えるのを見つめる MDから聞こえてくる歌を口ずさみ 前触れもなく消えてしまった教室から目そらす 火の消えたタバコをしまい 新しくつけたタバコを吸う 明るい教室に目をやり ブランコを揺らしながら立ち上がる 暗い空へと煙を吐きながら 星を見上げて門を出る |