連休が終わってしまった…。論文がまだ書けていない…。「明日までに」と言われてしまった。明日までには書きあげてしまわないといけない。がんばろう。まあこのまま提出してしまってもいいけど、内容がスカスカなので書き足している。何とかなりそうだけど、今日は講義もある。講義の合間にどれだけ書きすすめられるかが勝負になりそうだ。
寒さで鼻がぐずぐず言っている。花粉症のような症状なので、花粉症なのだろうか。
その当時は「原理は統一教会だから気をつけろ」というのはよく言われていた。が、親鸞会なんてほとんどの学生は知らなかっただろう。今もほとんどは知られていないかもしれない。その親鸞会が名前を隠して名乗っていたサークルが「アルタ」だった。なので、学生たちは「アルタというのは、妙な宗教系のサークル」というぐらいの認識だったと思う。
私も数回ほどノコノコと講演会のようなものを聴きに行っていた。講演会なんかはおもしろかった。しかし、そのアルタは新入生を楽しませるためか、宗教色を消すためか、毎週末にはボーリング大会とかを企画していて、そちらの方が苦痛だったので、ゴールデンウィーク前にはアルタから離れてしまった。ボーリングなんて小学生のとき以来、やったことがないので、恥をかくだけだと思って、ボーリング大会は一度も参加していない。
ゴールデンウィークは神鍋高原で合宿をすることになっていた。その合宿も「行きます」と言いながら、その前にやめていた。入会金3000円は払っていて、ゴールデンウィーク後に「入会金を返すのでちょっと会いましょう」という電話があった。それも結局受け取りに行っていない。まあ20年ちかく昔の話だけど…。
で、そのサークルが親鸞会だと気がついたのは、大学院に入ってからだったかな。インターネットが使えるようになってから、いろいろ調べてようやく親鸞会の学生サークルだとわかった。今は消滅しているので、真相は確かめようがないのだが。
やめてからも、そのアルタというサークルの先輩たちとはキャンパス内で会うので、しばらくは気まずい思いをした。しかし、先輩たちはその後もけっこうフレンドリーに接してくれた。「やめちゃったの?」とか「元気にしてる?」とか。こういうフレンドリーさも新興宗教の学生サークルにありがち。
新興宗教だからやめたとか、カルトだからやめたというわけではない。その当時は難しいことを話し合ってるグループというぐらいの印象しかもっていなかった。めんどくさくなったからやめただけ。
今日は普通。涼しい。講義も始まっている。論文の提出期限が迫っているが、それはまだまだ書けていない。英文要旨を作って校正に出さないといけないのに、それもまだしていない。間に合わない…、どうしよう…。
暇でもないのに暇にまかせて、「やや日刊カルト新聞」からいろいろたどって、「さよなら親鸞会」のblogを読むと、高学歴ワーキングプアで話題になった水月昭道氏の本が取り上げられていた。この本の参考文献なかで、親鸞会の会長・高森顕徹氏の著作について、水月氏が「高森先生は、やはり安心して読めます」とコメントしていたらしい。 http://sayonara1929.txt-nifty.com/blog/2012/09/post-44f8.html
それはそれで「ふ〜む」だったのだが、新興宗教の中でも親鸞会には「ちょっと…」という思いがある。ラエリアンとかだったらまだ楽しめる。親鸞会は、私が大学に入学した時に、その大学でけっこう活発に活動していた。入学手続きに来た新入生をそのまま講義室に引っ張って行って、「無明」とか「絶対の幸福」についてコンコンと説明するということをやっていた。
たぶん親子連れで入学手続きに来た学生には声をかけないで、一人でやってきた学生を引っ張って行ってた気がする。翌年には一連のオウム真理教事件が起こって、そんなことはなくなっていたんだが。
そのころは、原理(統一教会)も活動していたし、食堂に行けば中核派のビラもときどき散らばっていた。もう20年近く前か……。
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