それは祝日の忙しい売り場の中の出来事。 「広岡さーんっ!!」 売り場に響く私を呼ぶ声。とりあえず、その声に負けぬように 返事をする。声の主は私の先輩。その先輩は、私の所まで来るなり、
「広岡君、ランナーは君だ!!」 「・・・・・・へっ!?」
販売とはかけ離れた言葉に、イマイチ主旨が飲み込めずきょとんと していると、
「本店(新宿西口)まで行ってきてくれ」 「あの・・・・・・私、また何かやらかしました?」 「いや・・・君は何もしていないんだけれど・・・・・・」
どうやら、ただ単に商品を今すぐ必要だから、取って来て 欲しいとのこと。 という訳で行ったさ・・・・・・往復1時間半もかけて、しかもわざわざ走って。 途中何度も、このままふけようかとか、このまま家に帰ろうかとか 思いましたが、何十万とする商品を抱えてお使いをしてきました。 帰ってきたら汗びっしょりでしたよ、もうヘロヘロでしたさ。 その後、省エネモードに突入したのは言うまでもない話。
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