私はほしい楽器がある。
最も長く吹いたチューバと言う楽器だ。 一番初めに吹いた楽器はトランペットだった。 そのあとユーホニャームに移され、約2年間吹いた。 その時、中音の素晴らしさに気づいたのである。 そのあと人手不足でチューバを担当した。 この時が始めての出会いだった。(13歳頃) あんなに吹いていて気持ちの良い楽器はあっただろうか。 凄まじい低音を奏で、音楽を支えるこの至福感。 私は低音の虜になっていた。 そして楽器がほしくなったが、いかんせん高い・・・。 100万円が相場だった。 私には到底無理だと思ってほかの楽器にした。 jazzが好きだったのでアルトサックスにした。 高音をあんまり経験した事がなかったからである。
高校の頃、バリトンサックスと言う低音の楽器を吹いていた。 やはり低音は素晴らしいものだと私は確信した。 しかし先生様に私がチューバを吹けると言う事を知ってしまったのだ。 チューバを吹かされ褒め称えられた。 チューバにまかされてた。 私はほとんどの楽器をいつのまにか吹ける様になっていたのだ。 暗黙の了解がそこに生まれ、トローンボーンなどを吹いた。
話が長くなってシマウマ。 なぜこんな話をしたかと言うとオークションにチューバやバリトンがあったからだ。 しかもヒルスブルナー製のバリトン(in Bb)を見てしまったからである。 私は転げ倒れて部屋の時間を止めてしまう程の勢いで叫んだ。 ほしひ。ほしひ。 落ちてないか外をうろついたが無い。 この楽器ではかなり安かったのだが今の私にはそれすらないのだ。 学生さんだからだ。 考えたが、今の私には無理だと諦めた。 でもいつか、いつか我が手に・・・。 そして奏でてみせよう、テナーチューバ!!
自分に↓ ドンドラッショ、ドッコイッショ!
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