早売りＷＪ Genius 316 2006年09月13日(水)

桃城｢信じられねぇ･･････｣
カチロー｢不二先輩が圧倒されるなんて

　　　　　　それもこんな一方的に･･････｣

息を飲み両者のラリーを見守る外野。
視線の先には白石の打球をギリギリで返球する不二が･･･

白石｢まだあるんやろ 不二クン？｣





続く激闘！！



余裕の咆哮！！

　　対する沈黙！！




―Ｇｅｎｉｕｓ３１６　１ランク上―




白石｢三種の返し球（トリプルカウンター）は全部出さなアカンで！｣
不二の打球を余裕で返球。
不二（お望みなら）
白石｢！｣
不二（三種の返し球（トリプルカウンター）『つばめ返し』）
１年トリオ｢出たぁーー『つばめ返し』

　　　　　　 あっ！｣
白石（トップスピンに対して超スライス
　　　　これはバウンドせぇへんのやろ･･･）
ダッシュでボールに追いつき
外野｢ああーーっ バウンド前に返された！！｣
白石｢んーん 惜しいわぁ｣

返球しようとラケットを構えた瞬間･･･
白石｢！｣
空高く上がるボール。
四天宝寺｢めっちゃアウトや！｣
アウトだと思ったボールはコートインし
四天宝寺｢いや･･･あれも
　　　　　　 三種の返し球（トリプルカウンター）の一つ･･･


　　　　　　 『白鯨』！！｣

バウンドしたボールを上手く打ち返し
審判"ゲーム白石　４−０！"

白石｢不二･･････格好ええテニスやな
　　　 でも無駄多いでぇ｣
汗だくな不二に対し、涼しい顔の白石。

謙也｢完全に流れは白石やな
　　　 天才不二とか言われとってんけど･･･
　　　 所詮関東レベルっちゅー話や｣
小春｢アララ可哀相｣
一氏｢相手がテニスの聖書（バイブル）やから仕方ないわ｣
渡邊｢心・技・体　全てにおいて白石が１ランク上回っとる
　　　 ただそれだけやわ｣

審判"ゲーム白石　５−０！"

一方的な展開。

審判"１５−０！"

四天宝寺｢あと３球　あと３球！｣
河村｢･･･不二｣

審判"３０−０！"

四天宝寺｢あと２球　あと２球！｣
竜崎｢あ あの不二を持ってしても･･･｣
四天宝寺｢あと２球　あと２球！
　　　　　　 あと２球　あと２球！｣

白石（悪いな不二･･････
　　　 最後の一球が決まるまで俺は｢完璧なテニス｣をし続けるで
　　　 ぶっちゃけ｢完璧なテニス｣ほどつまらんモン無いわな
　　　 せやけど部長として･･･
　　　 勝って確実にチームに一勝を刻みつける事が使命）
不二｢！｣
不二の返球に、ラケットを持つ手を上げ構える。
白石（いい試合をいくらやっても３勝せな一瞬でチーム敗退や
　　　 どんなテニスをしようと勝ったモン勝ちや-------
　　　 これが俺達の掲げたスローガン
　　　 せやから聖書（バイブル）と呼ばれる
　　　 俺のテニスは勝つ事でより完璧なものへと近づいてゆく）
高い位置から振り下ろしたラケットから放たれたボールは円を描きながら英テコートへと向かって飛んでいく。
外野｢あ あれはさっきの！？｣
白石（不二周助･･･
　　　 手塚クラスの男や思っててんけど---）

円を描き飛んでくるボールをラケットで捕らえ打ち返す。
不二｢第四の返し球（フォースカウンター）『蜉蝣包み』｣
外野｢返したぁ！！｣
白石｢んんーーっ絶頂（エクスタシー）｣
フォースカウンターですら軽々と返球する。
白石の打球に飛び込み返球しようとするも打ち返すことが出来ずコートに倒れこむ不二。

審判"４０−０！マッチポイント　白石！！"
外野｢ふ 不二先輩ーーーーっ！！｣
カチロー｢起き上がって来ない･･･よ｣
堀尾｢あ･･･ああ･･･｣
手塚｢不二ぃーっ！！｣
ザワめく会場。
しかし不二はいっこうに起き上がって来ない。


"本当のお前は何処にある！？"
"勝敗に執着出来ないみたいなんだ･･･"
"ボクも本気になれるかな"
"青学はこんな天才を眠らせていたのか"
"全国区のこの俺で自分が全国で通用するのか試すつもりか"
"更なる高みがあるのなら僕はそこへ行く！！"

倒れている不二に近づく人影･･･
青学｢！｣

越前｢本気でやってよ｣

外野｢え 越前！？｣
審判｢おいキミ！！コートの外へ戻りたまえ！｣
越前｢うぃーっス｣
菊丸｢何やってんだよおチビっ！？大人しくしてろよコイツ！｣
桃城｢コラー越前 試合中だぞ ったく！｣
越前｢いてっ･･･｣

不二｢･･･そうだね このまま負けたんじゃ
　　　 何かくやしいや｣




火を付けられた窮地の不二！！
語らぬ天才が未知の力を解きはなつ！！


―Ｇｅｎｉｕｓ３１６　終わり―





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前回までやたらコマが少なかったテニプリですが、今回コマたくさんあって見ごたえあったー！
そして読んでビックリした事が２つ。
不二がここまでやられてるのって珍しいよね？公式戦では常に勝ってきた彼がここまで汗だくで、しかも倒れるなんて。
（そう考えると唯一公式戦で不二に勝った山吹Ｄ２って凄くない？ねぇ、凄くない！？）
そしてそして、そんな不二に｢不二ぃーっ！！｣って叫んだ手塚。
ここ文字でかいの。びっくりだよね？

久々のテニスで小春が見れたのは嬉しかったかな〜(笑)
あ、あとは相変わらず絶頂な白石。相変わらずで(笑)
そして白石のあの円を描きながら飛ぶ打球、あれってグルグル周る意味は果たしてあるのか･･･

これからはまた毎週テニスが見られると思うとﾄﾞｷﾄﾞｷでっす。


そういえばオサムちゃんが座ってるはずのベンチに両さんがいるの。
是非見てみてくださいｖ

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