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2004年05月15日(土) 『逝きし世の面影』読了

『逝きし世の面影』渡辺京二を読み終える、というかあと2章ほど残っていたが、図書館への返却期限があったので。まあ、だいたいわかったのでよしとする。今は滅んでしまった江戸文明、または徳川文明といわれるものが、どのようなものであったのか。「在りし日の姿を偲ぶには、異邦人の証言に頼らねばならない。なぜなら、私たちの祖先があまりにも当然のこととして記述しなかったこと、いや記述以前に自覚すらしなかった自国の文明の特質が、文化人類学の定石通り、異邦人によって記録されているからである。」
当時は「子どもの楽園」だったようで、例えば、おもちゃを売る店がずらっと並んび、その種類の豊富さや美しさ、いろんな工夫…たかが子どものおもちゃになぜそんなに凝るのか、外国人は感心しながらも呆れてしまうほどだったという。これを読んで、“日本のアニメがうける原点だ!”と思った。


駿馬 |MAIL

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