ボクハウソツキ  -偽りとテレコミの日々-
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2003年07月03日(木) 黄色い太陽(2)

ナトリウム灯に照らされた路面は、まるで橙色の河のよう。

夜風が熱を帯びつつある体に気持ち良いのは50マイルまでだ

横浜に向けてハーフスロットルで走る湾岸高速

30分そこそこでクルージングは終わりを告げ

みなとみらいランプを降りる。

コスモクロック21を眺めながらゆっくりとみなとみらいを流す

日付の変わる前の人工的な街に溢れる幸せそうな彼と彼女

停止するたびにキスをするボクらも、

幸せそうなみかけじゃ負けちゃいないさ

それが今夜だけの関係だったとしても。

今夜だけだからこそアツくなれるのか

ライトアップされた赤レンガ倉庫の散策にはしゃぐサキ

くるくると変わる表情は、とてもその年齢には見えない

優香に似てるって言われるの

たしかに似ている。そんな表情をするんだね。

松本明子にも似てると言うのはやめておこう。


似てる…かな?

モータープールに戻り、クルマの中で30分ほど「暖気運転」して

コンビニで買い込んだスナックと飲み物を手にチェックイン

保土ヶ谷にある大きくてキレイなお気に入りのホテルだ

少し疲れた様子のサキだったが、

暖機運転が効いたらしくレスポンスは抜群。

エレベーターの扉が閉まると同時に抱き合って情熱的なキス

部屋に入るとシャワーも浴びずにお互いをむさぼり合う

汗ばむ身体を少し休めていると胸に舌を這わせてくる

シャワーを浴びる間もなくバスルームで熱く抱き合う

ベッドに戻ってみたび身体を重ねると、騎乗位の好きな彼女は

ボクの上で魅力的な身体を捩じらせて何度も達し、

眠りについたのは午前4時に近くなってからだった。


アンバーの照明が落ち着いたエロさを演出(笑)

ケータイのアラームが意識を短い眠りからサルベージする

九時を指す時計を見ていながらサキは目覚めの愛を求めてくる。

おかげで1時間分の延長料と残り少ない体力を吐き出す

どとーるで軽い朝食を摂ってから走る第三京浜は

黄色い太陽がまぶしかったぜ


身体の相性が良かったのか、その後も何度か逢って身体を重ねたが

(その度に体力の限界まで求められたのでハードな思い出だ)

そんなサキも、半同棲中の彼氏のほうが大切らしく

ヤバイ、彼氏にバレたかもしれない

の連絡の後はフェードアウトしたのだ。

彼氏と幸せにね。


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