憲 随 誌
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2010年07月06日(火) №679 ありゃ6月なく

もう7月ではないか。

延々と続く摘粒であるが、藤稔までは無事終わったものの、ピオーネは非常に厳しい状況。
果梗の裂けが例年よりもやたらと多い。
着粒が多く、多雨で玉張りが速くて、押し競饅頭で行き場のない状態になって裂けてゆく。
そうなる前に大半の粒を間引ければよいのだが、追いつかないのだ。

裂けた部分は使えなくて切り落とす。1房にいくつもあると房として成り立たない。
無事で早く粒を減らした房は玉張りが良いけど、その数はかなり少ないな。
でも裂けようが房が崩れようが、根気強く作業は続く。

毎年受難だらけのピオーネ。
少しずつ栽培を縮小していても、父の代から長年やっている品種だし、最後まで疎かにはできないのだ。


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