2004年05月30日(日) |
恐怖のカウントダウン |
ダイドの昼(?)の職場…ただ今求人募集中にございます えぇ、そりゃもう急募!!!!!!ってカンジで
ダイドの仕事はたった二人でやってるわけです 早番と遅番で交代制 二人…と言っても入れ替わりでやってるので結局は一人ぼっちの仕事ですな
んで、そのもう一人の子が…
辞めるんです!! できちゃったんです!!! 寿退社しちゃうんですぅぅぅ!!!! しかも急な事でして…
まぁ、できちゃった結婚つーもんは本人にとっても急な話でして…
しかもお腹が目立たなくなる前、7月の頭に式挙げるってんで その準備とか打ち合わせとか、あっても今まで使えなくてたまった有休を消化すべく6月に入ってからかなり休みをとるので… ダイドさん、通しが増えるんです!!
通しと言うのは週に1日あるんですが、パチ屋自体は年中無休ですから 二人のうち一人が休む場合は片方が朝から晩まで営業しなきゃいけないんですね これがまた…辛いのなんのって
朝の9時半から夜の9時まで…休憩1時間の計算で10時間以上一人でお仕事なんですねぇ ダイドさんは週に2、3日コンビニと掛け持ちしてるわけでして そういう時は朝9時に家を出て深夜1時に帰宅…するので 長時間労働には慣れてるんです
が!! それはあくまでも2箇所の職場だからこそ耐え得る状態でして 同じ場所で1日10時間労働と言うのは はっきり言って地獄です!
勿論肉体的にも辛い事は辛いんだけど それより何より精神的にかなりしんどいですのよ
前出の通り仕事は一人でするので 上司などは傍にいない=休憩は好きなだけとれる… でもねぇ、ダイドの仕事はあくまで営業ですから 売ってなんぼなんですよ
ホール内を歩いて売り捌く つー事は歩かにゃ仕事になりません 毎日上司に売上の報告をするんですが 上司は数字しかわからないので、どんなに客が少なくても 売上が悪きゃ、ブーブー文句を言うわけですよ 人件費削減の為、時給は下がらないものの時間を減らされたり→結果減給
はっきり言って暇で売れないと売らなきゃいけないという強迫観念に襲われます 恐いです 焦ります 辛いです 現実逃避モンです
話は戻りますが 先週、新聞に求人の広告をだし昨日面接に3人が名乗りをあげたらしいです んで、3時、3時半、4時に一人ずつ面接をすると言うことで 一応新人の教育係に任命(?)されたダイドも面接に立ち合う事になったんです もう一人の子はダイドの先輩に当たるのですが辞めちゃう人に教えさせるわけにもいかないので、必然的にダイドが担当する事になったんです
3時になって面接会場(そんな大それた場所ではないが)に1歳にも満たない子供を抱えた女性が一人… ダイドは直感で『コイツは面接だ』と思ったんですが 心の中で子連れというだけで速攻却下でしたね
まず、第一に面接に子供を連れてくるとは非常識的だと思いました その次に子供を連れてくるという事は 面接という大事な時でさえ、代わりに子供を見てくれる存在がない事の証明でして 仕事をする事になっても 『子供が急に熱を出したので休みます』 『保育園の行事に参加するので休みます』 『土日、祝日、盆、年末年始等(保育園が休みの日)は出れません』 『子供の迎えがあるので5時で帰ります』 と言った事が起こり得るワケです
そんなんじゃこの仕事をするのは到底無理です 勿論、同じ仕事をしている子持ちの人はいますが 小学生以上で手がかからないとか 代わりに面倒をみてくれる人がいるとか 急に休まれても代行者がいる…と言った場合に限っていると思います
小さな子供がいるとどうしても働き口がなくなってくるのは大変だと思います 子供を育てる為にお金がかかるので仕事をしたいと言うのもわかります しかしながら会社の立場で言えば、できれば子持ちを採用したくないわけですね 前出の理由で休んだり、早退遅刻があり、仕事にならないわけですから そういう人より、会社で決められた時間、きっちり働ける人の方がリスクが少ないわけです 得にこう言う朝10時から8時までの営業(この他1時間半は準備や片付け)で年中無休(人が休んでいるときが稼ぎ時)の仕事ではとてもじゃないけど 子供の事で時間が束縛される人では勤まりません
つー事は上司も重々承知している事なのでこの人は案の定却下でした そして、3時半と4時に来る人を今か今かと待っていました 今回の面接に立ち合うと言うのをキッカケにこの店の従業員を入れる際、 面接官を任されると言われたので ダイドは更にワクワクしてました ダイドはどう言う訳か、同じ仕事をするにしても通常の業務よりある種『特別』な事の方が好きなんですね 上司の代わりに何かをすると言った『特別』な事が… 『任せられる』と言う事に一人で勝手に猛烈な優劣感を覚えるわけです 掛け持ち先のコンビニでも新人のこの教育によく携わされるので それもまた仕事上での信頼を得ているような気がして嬉しいんですね
また話しが脱線してしたので戻します 3時半になって…
誰も来ません 5分過ぎた時点でこの来るだろう人も却下されました 例え面接であれ、時間を守れない人は採用するわけがない 会社とはそういうものです
頼みの綱の最後の人をひたすら待ちました… 面接時間は4時です
…誰も来ません
Σ( ̄ロ ̄lll)マジッスか?!
上司に面接時間や日にちの連絡ミスはないのかと再三問いただしましたが… それはないようで結局誰も採用ならず
新しく入っても一から教えて一人で仕事ができるようになるまで1、2週間はかかります とにかく一刻も早く誰か入ってくれる事を祈ってます
誰かダイドと一緒にやってくれる人はいないでしょうか… もう一人が辞めるのは7月の15日 しかし6月15日から週の半分を休まれるので… この日までに誰か入らないとマジヤバイです コンビニも人手不足でを休めないのでダイドは通しできないです 1日でも早く入ってもらわないと…
運命の日まで
残り…16日
2004年05月24日(月) |
妻も子供もいる。でも私は女…(だった気がする) |
昨夜、深夜にふとテレビを見ていると、とあるドキュメントがやっていた
番組の冒頭で、主人公(?)となる一人の女社長が映った瞬間 これはきっとセクシャリティに関する番組だ!とダイドは直感した
その社長は新入社員に対して 『私は性同一性障害です。それによってひょっとしたら迷惑がかかるかもしれませんが…』 と言っていたトコロから始まった
そのドキュメントのタイトルは 『妻も子供もいる。でも私は女』(こんなカンジだったと思う)
その社長は49歳で、会社ではバリバリキャリアウーマンだが 家に帰ると奥さんと大学生を始めとする3人の子供がいた つまりMTFなのだ
世間体や子供が産めないけど欲しいという思いから男として結婚したけど やはり自分自身の為に数年前にカミングアウトし、フルタイムで女性として生活しているらしい
その女性の父親は理解できないといい、 母親は涙ながらに悩んでいた 高校生の女の子は学校に知られないよう懸命で 奥さんは娘に同調していた
奥さんは父親(?)が性同一性障害云々よりそれによって娘が世間から変に注目されるのを避けたい様だった 家族に犯罪者や自死者がいるのを必死で隠すかのように…
性同一性障害…GIDはその名の通り『障害』と位置付けられている 五体満足で精神的にも肉体的にも全くの健常者に向かって 『障害』と言う言葉を使うのはおかしいなぁと思わないだろうか?
『あんた、異常じゃない?』 『コレは障害、認知されている病気なのよ。診断書見る?』 『あぁ、なるほど(病気なら仕方ないね)』 みたいな感覚なんだろうか
当事者は役所や病院等の公共の場で戸籍の性別と外見の不一致を逐一説明しなければいけないし 周囲の人は『障害』と言われれば一言で納得いくからだろうか
印象的だったのが、その女性が住民票かなんかをとりに役所へ行った時 性別を記入する場で躊躇い、無記入で提出したトコロ 窓口で記入を求められ、『戸籍の性別ですか?』と聞き、見られたくないモノを隠すようにさっと男の所へチェックしたトコだった
昨今、公的な書類の性別記入欄は必要最低限に削除され 更に「性同一性障害者の性別の取扱いの特例法」が今年の7月16日から実際に適用される事は結構知られているだろう
この法律には家庭裁判所に対して一定の条件が該当すれば性別変更の審判を請求する事ができる その条件と言うのは
①20歳以上であること ②現に婚姻していないこと ③現に子がいないこと ④生殖腺がない又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態 ⑤体について他の性別の性器に係る部分に近似する外観がある
要するに成人の未婚者で子供がいなくて性別適合手術(性転換手術)を受けた人限定なのだ
世の中には周囲に勧められたり、事情があって結婚した人もいるだろうし GIDをカミングアウトして離婚し、子供を育てている人だっている (実際この番組でカミングアウトして奥さんに離婚され、子供2人を育てているMTFも出ていた。その女性は子供から『お母さん』と呼ばれていた) 折角GIDに関する特例法が施行されても 該当する範囲がこんなにも狭いのはもう少し検討の余地があるような気がする
しかしながら、当事者が結婚し、子供がいる場合 奥さんにも子供にも人権は存在し、 当事者だけの問題では解決しない部分もあると思う いつの世も自分と違う人を受け入れる事ができない人によって 当事者は勿論の事、家族や身内に『障害者』がいるというだけで後ろ指さされるのが現実なのだ
GIDの人権を守る特例法を作り 『GID当事者、及びその家族等をGIDを原因にそれに対して虐めた場合は、GIDとはどういう事か理解する講習会と地域ボランティアに強制参加させる』 などと言う項目を設けてもいいんじゃないかとダイド個人は思う
新たな法律を作ったり改正したりするのには様々な事を踏まえ それに関わる人権等を尊重しなければいけないので一朝一夕ではできない しかしながらそれは正に『人は一人では生きていけない』事の証明であり 自分が生きていく上で関わっている人の多さを実感する機会である事は …間違いない!!
人権が尊重され、自分が自分らしく生きていける世の中になるのは まだまだ先の話かもしれない しかし、その小さな一歩を積み重ねていけば それがいつか誰もが平等で胸を張って生きれる世の中になる事を祈らずにいられない
番組の中で奥さんは自分の夫に対し 『夫としてではなく、パートナーとして生きていく』 と言う思いがあるらしい ダイドの友達にも、奥さんの事を『パートナー』と言う人がいる 妻、嫁、奥さん、母、夫、旦那、父ではどうしても不一致になる 『パートナー』…やはりコレが1番しっくりいくんだろう ダイドの『パートナー』はやっぱり…彼女かな!?
|