2010年02月11日(木) |
■うんと上手くいってない時に一番大事なことは… |
うんと上手くいってない時に一番大事なことは、 ひとまずその状態を安定させることです。 底なし沼と同じで上手くいっていない時はそこから、 出ようともがけばもがくほど深みにはまってしまいます。
まずは今の状況を認めて、 自分を許す気持ちになることが重要です。 自分を許してあげた時、心は初めて重りから解放されます。 プラス思考を目指すのはまだ先のことです。 プラス思考を目指すのは一端安定してからで十分です。
飛行機が何かの理由で急降下した時に まず大事なことは、水平飛行に戻ることです。 急降下している飛行機を無理に元の高度に上昇させようと 操縦桿を強く引っ張ると飛行機が壊れてしまいます。 うんと上手くいっていない時には、これ以上沈んで いかないように今の自分にとどまることを考えましょう。
出典元 「パイロットが空から学んだ運と縁の法則」 おすすめ度 4.5 著者名 坂井 優基
また、こうも言っています。 「最悪の時に、プラス思考でいこうとか元気を出せと 言われても、そう簡単に元気を出せるものではありません。 現状より悪くしないことだけを考えて じーっとしているのが一番です。無理に 頑張ろうとか現状を打破しようとする必要はありません。 1回失敗したときに「しまった」と思って、あわてて 間違った手を打つことによって本当にダメになります。 そのような時には正しく物事が見えません。 冷静な時だったら絶対にしなかったような ばかなことを平気でしてしまいます。 「上手くいかない」「失敗した」と思ったら、 まずはじっと現状を受け入れる必要があります」
何かことが起ると、ついついじたばたとして、 普通ならやらないようなことをやってみたり、 大騒ぎをして、もっと大きなことにしてしまうこともある。 何か起ったら、まずは水平飛行に戻すことを考える… 今の状態で安定させてから次の手を考える… 変にプラス思考なんか無理しないで。 そんなことが大事なんだなと思ったしだいです。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「「わっしょい鍋」って、どんなかなあ?」
どんな鍋だと思いますか?
2010年02月10日(水) |
■答えが用意されている話合いのことは「対話」とは呼ばない |
なぜ対話が成立していないかをよく観察してみると、 その人は対話をしたいと主観的には思っているのだが、 結局、いつも自分で答えを用意して対話の席に のぞんでしまっているからである。 答えを一緒につくっていく自信がないから、 答えを用意してしまうのだ。
はじめから答えが用意されていると、対話というものは、 形の上では成立しているようでも、内容としては成立していない。 双方向で話合っているかのように見えても、 答えを一緒につくっていこうとしていないのだから、 それは見せかけだけの話合いである。
答えが用意されている話合いのことは「対話」とは呼ばない。 それは「説得」なのである。
出典元 「なぜ社員はやる気をなくしているのか」 おすすめ度 5 著者名 柴田 昌治
対話、話合いと称して、 「これをわかってもらおう」 「このことをのんでもらおう」 「こう結論を持っていこう」 「こう決めなければならない(イヤだ)」 などと決めてのぞむと…それは話合いでも対話でもなく、 「説得」あるいは、「強制、言い含め」に近い。
話合いとか、対話は、相手の話にも耳を傾け、 その相手の話によって、結論が違ったり、 まったく違う方向が見えたり、自分の意見を変えたり、 気づきがあったり、そんなことが起っていくことで、 相手と一緒によりよい結論を、答えを見いだしていく、 つくり出していくことではないかと思う。
もちろん、説得することがあっていいし、 ときに強制も、言い含めもあっていいと思うが、 対話する、話合いをする、という場合は、 自分の考えは持っていても、それにこだわったり、 執着しない方がいいと私も思う。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「「わっしょい鍋」って、どんなかなあ?」
どんな鍋だと思いますか?
2010年02月09日(火) |
■すばらしい人生はいきなりやってきたりしません |
職場でも家庭でも、しなければならない重要なことをせず、 鍛錬も続けないで最高の人生を送りたいと思うのは、 なにも植えずにみごとな庭園をほしがるようなものです。 あるいは、毎日チョコレート・バーを食べるのをやめずに、 すばらしい健康状態をもちたいと思うようなものです。 あるいは、魔法の薬をのんでビジネスが大成功してほしいと 祈るようなものです。
すばらしい人生はいきなりやってきたりしません。 タージマハルや万里の長城のように、 日々一歩ずつ、丹念に築きあげられるのです。 優秀なビジネスはただ現れてはくれません。 はてしない改善と努力を続けることで鍛えられるのです。 人生の最高のものが努力しないで手に入ると、 信じたりしないようにしましょう。
出典元 「今すぐやらなければ人生は変わらない」 おすすめ度 3.5 著者名 ロビン シャーマ
この本では、さらにこうも言っています。 「わたしたちは楽をしたがる世界に住んでいます。 元気で健康に見られたいのに、そうなるために必要な運動を したがりません。仕事で成功したいのに、勤勉に働いたり、 鍛錬したりせずに超一流になる方法はないものかと思います。 恐怖のない、喜びに満ちた人生を送りたいと思うのに、 まちがいなく理想に近づけてくれる習慣 (たとえば、早起き、危険を冒す、目標設定、読書など)を 避けてしまうことがよくあります」
ついつい楽を考えて、楽に走りがちだと 自分をみているとしみじみと思う。 楽して仕事をうまく回したい、 楽して体型を保ちたい、 楽して愛されたい、 楽してお金をいっぱい手にしたい、 楽してキレイでいたい、 楽して健康でいたい、 楽して楽しい人生を送りたい、 などなどなど…「楽」はなんといっても魅力的だ。 そうできたら、どんなにいいかと思う。
しかし…「楽して」得たものは、 楽に手からこぼれていくものだともわかっている。 「楽に何かをすること」はいいけれど、 「楽して」からは結局何も生まれないとも…。 やっぱり日々一歩一歩コツコツの努力は必要だと思う。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「このコーヒーは、どんな味がするのか?」
って思った名前のコーヒーに出合った。 どんな味なのかなぁ〜
2010年02月08日(月) |
■無視できないくらいうまくなれ |
コメディアンのスティーブ・マーティンが 若手コメディアンたちに忠告したことばがあります。
「無視できないくらいうまくなれ」
すばらしい。 人生はひたむきな人びとに恩恵をほどこします。 自分のしていることに長けていて、 いつも自分のなかにある才能をさがし、 非凡を目指している人が、 最後に勝利をおさめないわけがありません。
出典元 「今すぐやらなければ人生は変わらない 」 おすすめ度 3.5 著者名 ロビン シャーマ
そうか、無視できないところまでやればいいんだ、 そうすれば、すごいレベルまで達することができるんだ、 なんて思ったことばでした。
「無視された」「無視されている」なんてことでひねくれず、 「無視でないほどになればいいんだ」と前向きに考えたい。 そうしたら、「出る杭は打たれる」 なんてことになるかもしれないが、 しかし、「出過ぎた杭は打たれない」らしいので、 きっと大丈夫だ。
もっとも「出る杭は打たれる」なんてことを 心配するまえに、まずは、 「無視できないくらいうまく」なって、 「無視できないくらいまで」やって、 そして、無視できないほどの存在になることを目指そう。 そうなっていれば、打たれてもきっと大丈夫の力を つけているに違いない。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「こんな春もありかなぁ、小さな春見つけた気分」
なんてことに出会いました。 春間近、かな。
2010年02月05日(金) |
■人間関係は、完璧を求めず、ゆったりと… |
少しは理解が深まっているはずなのに、完璧を求めすぎて 「もっとわかって」「どうして理解できないのか」 とイライラする。そうすると逆に 相手との間に溝ができてしまうことに気づきたい。
自分が思っている以上に 相手の心を理解することはできるものだが、 さりとて完全に理解できるということは決してない。 それは相手も同じである。
完璧な人間関係などないのだ。 ほどほどのところで満足し、 わかり合えた部分を喜び、大切にしよう。
出典元 「会社、仕事、人間関係が「もうイヤだ!」と思ったとき読む本 」 おすすめ度 5 著者名 斎藤 茂太
人間関係に完璧を持ち込むと、相手も自分も辛くなるように思う。 なぜなら、人間そのものが完璧ではあり得ないからだ。
自分のことを振り返ってみればわかる。 今日は、こう思っていたことが、何かがあれば、 コロリと代わり、明日には、いや、1時間後には、 違うことを思っている、言っている、 そんなことはよくあることだし、 本当はこうしたい、と思っていることが、 素直に行動できるものでもない。 自分で制御しようと思っても、 心と行動がちぐはぐなんてこともよくある。
また、どんなに強い決意をしていても、 自分で選択したことでも、何かあれば揺れ、悩む。 それを、すべて「わかってくれ」というのは無理だし、 相手のこともまた「完全にわかる」ことなんてないと思う。 自分でさえ、自分のことがわからないことがあるのだから。 (少なくても、私はそうだ)
だから、人間関係はゆったりとしておきたい。 のりしろやあそび、余白やほどよい距離を持ちたいと思う。 そして、その中で、わかり合えた部分を喜び、 うんと大切にしていきたいと思う。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「やや場違いなあやしさがあるね〜」
このあやしさはなんでしょう… でも、頑張っているね。
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