2010年03月11日(木) |
■何を伝えるときの基本は? |
かみ砕いて表現できるのは、そのことについて、 深く理解しているからこそなのです。 本質をしっかり理解していれば、 易しい言葉に置き換えることは可能ですし、 相手に対し、臨機応変の対応もできます。
「簡単なことは簡単に」 「難しいことも簡単に」 これは、何かを伝えるときの基本です。
出典元 「伝える力」 おすすめ度 4.5 著者名 池上 彰
人に、ちゃんと意図を伝えたいときには、 あれこれといっぱい盛り込まず、こねくり回さず、 シンプルに、わかりやすくして伝えなくては伝わらない。
しかし、自分の話し方を冷静に聞いてみると、 回りくどかったり、言いたいことをにごしていたり、 話があちこちに飛び、順番がぐちゃぐちゃだったりしている。 そして、よくわからないこと、はっきり決めてないことほど、 ことばが多くなっていることがわかる。 自信がないから、決めてないから、迷いもあり、 あれこれと言ってしまうのだと思う。 もちろん、それで自分の中で整理がつくこともあるから、 それはそれで大切だと思うが、これでは伝わらない。
だから、最近は努めて、 「結局、私は何を伝えたいのか」ということを、 自分の中で反芻し、結論を持ち、 「このことについて、私は本当にわかっているか」 と自分に問い、わかっていれば、 「この順番で、シンプルにわかりやすく言おう」 と心がけている。 それでもなお、伝わらないことも多く、 まだまだ修行が必要だと思っている。
けれども、人に話す前に、自分の中で、自分の言いたいことを、 いったん冷静に見つめてみると、整理ができて、 伝わりやすいように思う。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「ドキッとするね、この店先は!」
なんて思ったお店の店頭。 こんなこともありなんですね〜
2010年03月10日(水) |
■正論は、人を動かさない |
誰が考えても正しく、もっともなこと、 つまり「正論」は、時に聞き手の耳を閉ざし、 態度を硬直化させてしまうことがあります。 (略)
真っ向からその正論を突きつけられると、 聞く方は反射的に防衛に回ってしまいます。 話が正しければ正しいほど、受け入れにくくなるのです。
言われる方からすると、今の自分の至らないところを 高いところから指摘されているようで、 素直に聞くことができなくなるのです。
出典元 「なぜ、だれも私の言うことを聞かないのか?」 おすすめ度 4.5 著者名 鈴木 義幸 (著), コーチエィ (著)
「正論」を言われると、私などは、すぐに反発したくなる。 例えば、 「前々からわかっていたんだから、 もっと、早く準備をしておくべきだろう」 なんて言われたりすると、 こちらの状況や事情を全く無視しているから、 「そんなこと言ったって、こっちだって、 いろいろとあったんだから、仕方ないでしょ」 などと、怒りの反論のひとつもしたくなる。
そんなことは、言われなくてもわかっている、 わかっていてもできなかった…と多少うしろめたいから、 よけいそんな反論をしてしまう。 そして、 「そんなことを言うなら、あなたがやってよ」 なんてことにもなる。
でも、例えば、 「何かあったから準備遅れたの?」 などと、聞いてもらえれば、 「うん、いろいろあってね、 気になっていたんだけど、今からやるわ」 なんてことも言える。
正論は、振りかざしやすい。 正論を言う自由もあるし、正論が大切な時もあるが、 人を動かすのは、人が耳を傾けてくれるのは、 正論ではないと感じる。 言い方ひとつ、尋ね方ひとつ、だなと思う。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「おっ、にぎやかそうなお店だね〜」
こんな感じでにぎやかでした。 ちょっと入ってみたいお店だな、と思いました。
2010年03月09日(火) |
■イヤなこと、つらいことがあった後はふつうの自分ではない |
人間は、イヤなこと、つらいこと、頭にくること、 そういったストレスに襲われた場合、 それに対してバランスを保とうとする。 いわば、ストレスに対する抵抗力といったものが働くのだ。
この抵抗力は、 適度なストレスを与え続けている間は強まるのだが、 過度なストレスを味わわせたあとでは、些細なストレスにも 抵抗できなくなってしまうことがある。 (略)
ビジネスにかかわる精神医学を研究しているアメリカの 産業精神衛生部会では、このような人間メカニズムから、 肉親の死や、人間関係の極度な不和などを経験したあと 3〜6ヶ月くらいしか経過していない人に対しては、 転職や配置転換などをしないほういいと報告しているくらいだ。
出典元 「会社、仕事、人間関係が「もうイヤだ!」と思ったとき読む本」 おすすめ度 4.5 著者名 斎藤 茂太
例えば、このことは、ビジネスだけでなく、 通常の生活にも当てはまり、大きなストレスを感じた後、 3〜6ヶ月くらいは、小さなストレスも耐えがたく感じる、 ということを覚えておいた方がいいそうだ。
この3〜6ヶ月の間に、 「なんとかしなくちゃ」、と思って、自分に負荷をかけ続けたり、 「これじゃいかん」と思って、ストレスに無理に立ち向かって いこうとすると、精神的にかなりの打撃を受けたり、 かえってストレスから立ち直ることが長引くという。
また、それだけでなく、ひと仕事をやり終えたけれど、 まだ相当疲れが残っている…そんなときに、 イヤな仕事、負荷のかかることをさらに押しつけられると、 そうでないときにはガマンできるし、できるのに、 「到底ガマンできない、とてもできない」と感じるそうだ。
精神的な打撃があった後、 また、肉体的にひどく疲れを感じているときは、 いつもの自分ではない…無理は禁物。 いつもの自分に戻るには、ゆっくり時間をかけて戻すこと、 身体を休めたり、自分の好きなことをすることなどして、 自分をいたわることが大切だということです。
自分の人生に大きな影響を与えるようなことがあったら、 その後3〜6ヶ月は、いつもの自分ではない、 ということを知っておくといいかもしれませんね。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「美脚マシーンの効果はあるのか、ないのか?」
こんな効果はありましたよ。 だから、頑張りますっ。
2010年03月08日(月) |
■■今までに、先行き透明な時代があったか |
そもそも人間は、自分の身に起きる現象の7〜8割は マイナスに受け止めるという基本的にマイナス思考の存在だ。 生き延びるためには危険を察知しなければならない。 不安、心配といったマイナス思考は、 危険察知のために必要不可欠な能力なのである。
だが一方で、不安や心配は人間を臆病にし消極的にする。 やれることもやらないで、人生を楽しめないものに してしまうのも、不安や心配なのだ。(略)
将来への不安というものは、 どんなに条件が整っても、必ずつきまとう。 将来の不安とか、先行き不透明とか、とかく評論家は、 そんなことを口にしがちだが、将来が安心で、 先行き透明な時代が今まであったかと問いたい。
出典元 「いつでも、逆に考えるとうまくいく。」 おすすめ度 3.5 著者名 川北 義則
昔から、「一寸先は闇」ということばがあるように、 昔も今も…そして、これから先も、 先行きはいつも不透明なままなのではないかと思う。
将来に不安がなければいい、見通しが明るければいい、 そう思いたいけれど、そんなことはおそらくない。 ひとつ明るさが見えても、違うことが不透明になったり、 ひとつ不安や心配が取り除かれれば、 違うそれらがまた出てくる…そんなものなのだと思う。
だから、「見通しが明るくなったら」とか 「不安がなくなったら」なんて待っていても、 そんなときは、おそらくやってはこない。 だから、実は今がいちばん明るいのかもしれない。
いたずらに先行きを不安がり、心配ばかりしているよりは、 今の明るさや見えていることも楽しみ、受け入れ、 意識して、明るい未来を考えていく力も 大切なのではないかと思う。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「ほら、これが、うわさの「美脚マシーン!」」 なんて、思い、娘に自慢してみたけど、 娘の反応は今ひとつ。どうしてかなぁ。
2010年03月05日(金) |
■小さなことにくよくよしないコツを身につけると… |
家庭内の小さなことにくよくよしないコツを身につけると、 とてつもない強みになる。 いらだちや欲求不満にエネルギーを浪費せず、 楽しみや愛情や生産性にふりむけることができる。
小さなことにくよくよしなくなると、 家庭が喜びの源に感じられ、肩の力が抜けて もっと楽に生きられるようになる。 肩の荷が下がるのを感じると、 人生はますます調和がとれたものになる。 その穏やかな感情は、家族一人ひとりに伝わっていく。
出典元 「小さいことにくよくよするな!〈2〉」 おすすめ度 4 著者名 リチャード・カールソン
そして、この結果、 「客観的な見方を保ってあまりピリピリしなくなると、 日常のストレスが薄れていく。 ほかの人たちの無邪気さが見えるようになり、 前は頭にきていた相手のふるまいも許せるようになる。 それによって家族との親近感がまし、前より穏やかになれる。 すると自分にも寛容になり、「こうでなければ」と 自分をしばっていたものから解放される。 心に愛情があふれ、その愛を周りの人たちと 共有するようになる。 その結果、こうありたいと願っていた自分が 前面に押し出されてくる」 と、この本ではいっています。
この本をはじめ何冊かの「小さいことにくよくよするな!」 シリーズを書かれた著者のリチャードさんは、 2006年に、出張中の飛行機の中で肺塞栓を起こし そのまま亡くなられてしまわれたのですが、 それだけに、何か迫ってくるものがあり、 何度読み返してみても、頷くことが多い本です。
家庭だけではなく、仕事でも、自分のことでも、 「小さいことにくよくよするな!」と、 毎日、いつも、自分に言い聞かせていきたいと思います。
もし時間があれば、週末にでも読んでみてくださいね↓ いい本が多いですよ。 「リチャード・カールソンさんの本」 ■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「こんな「足」もあるんだね〜」
なんて足の紹介です。工夫されてます。
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