2010年03月18日(木) |
■「行動の変化に至る5段階」を無視するとうまくいかない |
《行動の変化に至る5段階》 例えば、禁煙を例にとると次のような5段階である。
無関心期(前熟考期)…喫煙習慣を変えるつもりがない 関心期(熟考期)…禁煙には興味を持つが準備ができていない 準備期…具体的な計画を考え試している 実行期…実際に禁煙を行う 維持期…禁煙することを維持する
行動を変化させるには、それぞれの時期の本人のニーズに 合わせて、健康づくりに取り組むことが必要である。 つまり、時期によって知りたい情報や知っておくべき情報も 異なるし、援助するべき内容も異なる。
出典元 「「やめられない」心理学」 おすすめ度 3.5 著者名 島井 哲志
この本によると、この5段階を無視した働きかけは、 うまくいかず、この5段階のどこに今いるかを見極め、 そのステージにあった働きかけ、情報提供をしていくことが、 行動に変化を起こすために大事だということです。 (自分も他人に対しても、禁煙だけでなく)
例えば、 無関心期の人たちに対して、 具体的な禁煙の方法の情報や喫煙の害の情報を伝えても、 自分が責められていると感じられたりするので意味がなく、 かえって反発をもたれたりする。
関心期の人たちは、 しっかりとした健康影響への情報が必要だし、それをこころに 届く情報とそして共有することが大切。
準備期の人たちは、 具体的な禁煙方法や、そこでの工夫の情報は非常に役立つ情報で、 自分の行動を変えることによるメリットデメリットを自分なりに 検討できるとよい。
実行期の人たちは、 実際に行動し、メリットをしっかり確認したり、自分は禁煙を 続けられるのだと自信を持つこと、そのためには周囲の理解や 賞賛も大事。
維持期の人たちは、 「つまづき」が、必ずといっていいほど起きるので、これを、 伝えておきたいし、その「つまづき」にどう対処すればいいか、 などの情報、支援も必要となる。
禁煙だけでなく、変化を起こす場合は、 ステージにあった働きかけをしていかないと、どんなに 望んでも変化は起きないし、ただ徒労に終るということです。 今のステージは、どこか…見極めていきましょう。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「愛嬌あるけど、変なものみっけ」
なぜ、ここにあるのか、本当に不思議。 変だね〜
2010年03月17日(水) |
■わかっていないことは、自分の言葉にできません |
きちんとわかったのか、わかったと思っただけなのかは、 一度その内容を自分の言葉で説明(表現)してみると、 たちまちはっきりします。 自分でわかっているのかわかっていないのかがわからない時には、 言葉にしてみたり、図にしてみたりすればよいのです。 表現するためには正確にわかっている必要があるのです。
ぼんやりとしかわかっていないことは、自分の言葉にできません。 説明しているうちになんだかあやふやになってしまいます。 あるいはごまかしてしまいます。 わかったように思っただけで、実はたいして わかっていなかったことがわかります。 それに対して、ちゃんとわかっていることがらは、 自分の言葉で説明することができます。 (略)
自分がわからないことは人にも上手く説明できませんが、 うまく説明できれば、誰よりも 自分が「よくわかる」ようになります。
出典元 「「わかる」とはどういうことか」 おすすめ度 ※おすすめ度について 著者名 山鳥 重
この本では、さらにこう言っています。 「本当にわかったことは、応用できます。 何かある知識を持っているとします。 その知識が具体的なことがらに即したことであって、 そのことにしか使えないとすれば、その知識はそのこと限りです。 しかし、もしその具体的な知識の裏にある原理が 理解できていれば、その知識は他の現象にも応用できるはずです」
簡単に「わかった」と思いがちですが、 自分のことばで表現できなかったり、 人に説明できない「わかった」は結構あります。
また、「わかった」はずのことが、行動に移せない、 つまり応用できないこともたくさんあります。 それは、結局、本当には「わかっていない」 ということでもあり、人間には、 本当には「わかりたくない」ことも多いようです。
簡単に「わからない」のも、才能だということですから、 簡単に「わかった」つもりにならず、本当に大切なことは、 自分で表現できるほど、説明できるほどまでに 「わかった」を深めていきたいと思います。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「夜に売られていたキャベツはこんなでした」
ちょっとびっくりしたのでした。 食べ甲斐ありそうだなぁ〜
2010年03月16日(火) |
■どんな状況でも変えてしまえる言葉、その7つの文字とは? |
どうすればものごとが成就できるかを的確に教えてくれる言葉、 どんな状況でも変えてしまえる言葉、その7つの文字から なる言葉を紹介しよう。
それは…「行動を起こそう」だ。 いい考えが浮かんだら、行動に移してみよう。 夢を描いたら、行動に移してみよう。 目指すものができたなら、行動に移してみよう。 どうしてもやってみたいことがあるなら、やってみよう。
……とはいっても、なかなか立ちあがれない、 やってみるのが怖い、気がすすまない……そうやって怖がって、 自分の一番したいことをしてこなった人はたくさんいる。 そういう人だって背筋を伸ばして「やってみよう」 と言えばいいのだ。
どんなに一生懸命に夢を描いても、どんなにはっきりした 目標をかかげても、実際に自分の足で実現への一歩を 踏み出さない限り力がわいてくることはない。
出典元 「人生が驚くほど逆転する思考法」 おすすめ度 ※おすすめ度について 著者名 ノーマン・V. ピール
「行動を起こそう」「やってみよう」は、 誰かに言う前に、まずは、自分に言うべき言葉であると思う。 まずは、自分から、だと思う。
実際に行動を起こしてみて、やってみて、 はじめてわかること、身に付くことはあまりに多い。 そして、それらが経験となり、自分の知恵となり、 次に何かをするときに必ず活かされていく。
「行動を起こすこと」「やってみること」が、 面倒に思えても、怖くても、障害があっても、 無駄なことのように思えても、 勇気をだして、力を出して、 まずは、行動を起こしてやってみよう。 そう…背筋を伸ばして、しゃんとして、 「やってみよう」と、一歩ふみだそう。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「夜の神楽坂で見つけたこんなお店」
こんなお店もあるんですね〜
2010年03月15日(月) |
■1つ得意なものをつくると、ほかのものまでできるようになる |
人間は、どんなことでも1つ得意なものをつくると、 その自信がすべての面に作用して、 ほかのものまで得意になってくる。 ほかのものまでできるようになる。
ある特定のものに対する自信でも、それは自分全体、 自分の存在自体を信じることにつながるからだ。
ひそかに自分だけに通用する「得意」でもかまわないから、 とにかく得意なものを1つ持つことだ。 この自信は、無限大の自信に直結しているのだ。
出典元 「1日1践!かんたん「自己暗示」で一生が変わる」 おすすめ度 3.5 著者名 多湖 輝
1つだけでも「得意」なことを持つ。 また、子どもなら、1つでも「得意な教科」を持つ、 それが、大きな自信になっていくという。 それが、些細なことでもかまわないし、 人に誇れるものでなくても、もちろんかまわない。 「得意」を持つことが、大事だということだ。
しかし、ふと疑問に思う。 その「得意」だと思っていたことが、誰かがもっと「得意」で 自分の「得意」がそれほどではなかったとわかったら、 かえって自信をなくすのではないか、と。 そんなこともよくあるのではないか、と。
このことについての答えは、この本には書いてないけれど、 そんなマイナスのことを考えて「得意」なことも持つ努力もせず、 持つ前からあきらめてしまったら、それこそ、何も持てないから、 まずは、「得意」なことを持つことが大事なのかもしれない。
だって、もしかしたら、誰よりもそれが「得意」になる、 可能性だってあるのだから、先々の自信をなくすことを 考える前に、まずは、「得意」なことを持つことを考え、 持つように努力していきたいと思う。 コツコツとでも、自分の好きなような仕方で。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「他人のお宅だけど…気になるなぁ…」
大丈夫かなぁ、なんてね。
2010年03月12日(金) |
■人間関係、家庭は、「ある」ものでなく育んでいくもの |
人間関係が厄介であろうと、ぶつかりあい、 折り合いをつけながら、私たちは人の中で生きてきたのです。 数々の衝突や摩擦、あるいは心癒される経験を重ねるうちに、 人は、人付き合いの術を学ぶのです。 生まれながらにしてコミュニケーション術なるものを、 身につけているわけではありません。(略)
面倒だからと、人とのかかわり合いの一切から 遠ざかっているかぎり、人としての成長は期待できません。 もちろん人とのふれあいのなかで心揺さぶられる感動を 味わうこともできません。 それは、一度きりの人生において、きわめて、 重大な損失であるだろうと私は思います。
出典元 「生きかた上手」 おすすめ度 4.5 著者名 日野原 重明
この本では、人間関係や家庭というものは、 「そこにすでに「ある」ものではなく、 手をかけて「育む」もの」だと言っています。
そして、「育む」大切さをこう言っています。 「面倒でも手をかけなければ、 家族も人間関係も冷え切ってしまいます。 手っとり早い解決方法などありません。 日々コツコツと積み重ねてゆく、 そんな地道さを必要とするでしょう。 その習慣の中で、自分以外の「他者」に 心を寄せる感性が育つのだと思います。 他人の喜びや痛みに共感できる心の幅というか、 度量が広がるのだろうと思います」
相手との関係を時間も手間もかけて育ててゆく… その中で相手も自分の心も育ち、成長し、幅もでき、 豊かな人生を生きてゆくことができる、そう思う。
けれども、この「育んでゆく、育ててゆくこと」が、 余裕がない今の状態では、本当にむずかしい… 何でも、手っとり早く、すぐにと、成果を焦りがちで、 こらえ性がなくなっているのだと感じる。
しかし…人間関係も家庭も、必要分の手間暇かけないと、 本当の関係も絆もつくっていけないとわかっている。 こらえ性とか、ゆったりするとか、焦らないとか、 そんなことを取り戻していかねば…と思います。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「なんとな〜く、笑っちゃったお店」
こんなお店もあり、楽しいですね〜
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