2010年04月01日(木) |
■うつにならないための考え方チェック…抜けだそう、こんな考え方 |
《お知らせ》 「「今日のことば」3月の人気ベスト5」をUPいたしました。 今回は17ポイントが最高でした。 ご協力ありがとうございました。 <(_ _)> 「3月の人気ベスト5」
うつにならないための考え方チェック 抜けだそう、こんな考え方
1.白黒の考え方… 白か黒か(善悪か)すぐに決めつけたがる 何かひとつ失敗するとすべてダメになると思う 2.単純化… 失敗すると何をやってもダメだと思う ひとつの失敗で自分はそのことに向いてないと思う 3.知的フィルター… 自分に否定的なことだけを取り出す 良かったことは思い出さない 4.肯定的なことを無視… 自分の良い点を無視する 自分がしたことは当たり前で、誰にでもできると考える 5.結論をいそぐ… 他人の心を悪く憶測する、将来を誤って予測する 本当にそうか、それ以外の説明はないか考えない 6.拡大… ものごとの重要性を過大に考える ちょっとした失敗をどんどん大きくする 7.感情の理由づけ… 感じたことがすべて現実だと思う 将来は絶望的だという感情を事実だと思ってしまう 8.mustの考え方… こうする以外にない、しなければならないと思う 他人もこうするべき、しなければならないと思う 9.ラベル化… 自分は、これこれこうだと決めつけてラベルを貼る また、他人にもラベルを貼る 10. 自分の責任にする… 自分に責任のないことで自分を責める (一部、まとめました)
出典元 「最新の脳科学が明かすやる気元気積極脳 」 おすすめ度 3.5 著者名 高田 明和
このような考え方をしていくと、 どんどん自分も周りの人も、 苦しめることになるとこの本ではいっています。
余裕がなくなったり、疲れてきたり、 何か自分にとって悪いことが起きたり、 不運が重なってくると、ついついこんな考え方になります。 いっときならいいのですが、ずっとこんな考え方から 抜け出せなくなったら要注意、精神的に疲れてきています。
うつになるとき、こんな考えに傾くときは、 精神的な免疫力が弱ってきているときです。 自分を休めさせてあげましょう。 睡眠をたっぷりとってください。 体も心も休めてくださいね、 頑張りすぎずに、早めに。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「脳のお話…脳を鍛えよう、働かせよう」
こんな方法もあるようです。 やってみるといいと思います。
2010年03月31日(水) |
■消してはいけない山火事もある |
自然の世界にはムダがない。 必ず、何かの意味がある。
例えば、森林で山火事が起きる。 人間の目から見ると、火事は困ったことだから消そうとする。 でも、消してはいけない山火事もあるのだ。
人間は長い間、その事実を知らなかった。 消す技術を進歩させる知恵は持っているが、 山火事の意義までは気づかなかったのである。
1988年、アメリカの西部イエローストーンで、 まれにみる大規模な山火事が発生した。 とても人力で消せるようなものではなかった。 原因は自然発火だった。 火事の後、さまざまな調査が行われた。
それまでこの地域で起きた自然発火による火災は、 森林管理官の努力によって、徹底的に抑えられてきた。 なぜ今度の火災を防げなかったのか。 調べているうち、意外な事実が浮かび上がってきた。
それは 「小規模な山火事を丹念に消したのがいけなかった」 ということだった。 火事を消してどこが悪い?普通に考えればそうなる。 だが森林の場合は、自然発火による小規模火災は 起きた方がいいのである。
自然に起きる火災は樹木の世代交代を可能にする。 老木が燃えて若い木が育つ機会を与えてくれる。 それがないとどうなるか。 老木が若い木にとって代わられることがなくなり、 枯れ草や落ち葉ばかりが積もる。
その結果、森林全体が燃えやすい状態になってしまうのだ。 その状態で自然発火が起きると、大規模火災となり、 森林全体を燃やしてしまう。 もし小規模火災を適当に起こさせておけば、 大規模火災は起きないというわけだ。(略) 何においても、ガス抜きは必要ということだ。
出典元 「いつでも、逆に考えるとうまくいく。」 おすすめ度 3.5 著者名 川北 義則
なんとなく印象に残った話だった。 すべてを潰そう、抑えこもうとすると、 必ずどこかで反発が起きる…ということはよくある。 適当なガス抜きはやっぱり必要なんだ、と思ったしだい。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「脳のお話…脳って何グラムくらいだと思いますか?」
脳ってすごい装置で、 感謝しないといけないと思います。
2010年03月30日(火) |
■ストレス対処方法、選択肢は3つ |
その上司とのかかわりがあなたのストレスの要因であるならば、
A)その上司とのかかわりを「なくす」ことはできるか? B)上司の態度や考えを「変える」ことで、 ストレスを解消することは可能か? C)自分自身の態度や考えが「変わる」ことで、 ストレスが解消される可能性はあるか?
以上の3つの選択肢があるわけです。(略) ストレスが高まっている人がいた場合、 具体的にどう対処すべきか、ポイントは2つです。
●まず、対象者のストレス要因を特定する ●対象者のストレス要因に対して、 「なくす」「変える」「変わる」の3つの選択を探る。 原因究明→対処方法の選択、を行うわけです。
出典元 「なぜ、だれも私の言うことを聞かないのか? 」 おすすめ度 4.5 著者名 鈴木 義幸 (著), コーチエィ (著)
自分のストレスの要因が明確だったとしたら、 その要因を、「なくす」「変える」「変わる」ことが できるかどうか、考えてみるといいと思う。
例えば、夫婦間のことだとしたら、 A)夫(妻)とのかかわりを「なくす」ことはできるか? B)夫(妻)の態度や考えを「変える」ことで、 ストレスを解消することは可能か? C)自分自身の態度や考えが「変わる」ことで、 ストレスが解消される可能性はあるか?
もし、Aの選択肢が、現実的に無理だとしたら、 BとCの対処方法を考えていかねばならない。 仮にBを選んだとしたら、 どうやって「変えていくか」のその方法を考え、 Cを選んだなら、自分が「変わる」ことを考え、 それぞれ実行していく、ということになる。
この本によると、BとCの両方を選ぶこともあるし、 Bを選択し、相手に働きかけていったら、 その結果自分も変わっていった、ということもあるそうだ。
また、多少のストレスはあったほうがいいし、 ストレスを解消することに力を注ぐなら、 そのストレスをバネに、自分の力をつけていく、 出していく、という選択肢もあるということだ。 ストレスと上手くつきあっていきたいと思う。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「脳のお話…脳を衰えさせないために大切なこと」
本からの紹介です。脳は使わないとダメらしい。
2010年03月29日(月) |
■正解にたどり着くA君と、たどりつかないB君の違い |
私の研究室の学生にA君とB君がいるとする。 どちらも同じくらい熱心に実験をやっているけれども、 A君はいつの間にか正解にたどり着くが、 B君はなかなか正解が出せない、ということがよくある。
2人のやっていることをよく見ると、 A君は実験に失敗した後、よく考えているのである。 考えて考えて、どうしてこうならないのだろうかと考えている。 私にも、彼が何を考えていたか、次の実験を見ればよくわかる。 一方、B君は実験で失敗しても何も考えていない。 だから失敗したのに、また同じ実験を繰り返している。 結局は、すべてはその差である。(略)
失敗しながら考えて、さらに失敗しながら考えて、 ゴールへの道を一歩一歩近づくことができるのである。 その意味で、失敗した後、いかに考えるかがすべてなのだ。
出典元 「「突然変異」を生み出せ!」 おすすめ度 4.5 著者名 中村 修二 (著), 城戸 淳二 (著)
この本によると、何も考えていない学生は、 「おかしな変更」をする、というのです。 どんなことかというと、実験では、うまくいかないときに、 温度を変えてみたり、試薬の濃度を少し変えたりするそうですが、 このとき、必ず「1つずつ変える」ことが原則なのだそうです。
ところが、考えない学生は、その原則を守らず、 「温度を変える、試薬の濃度も変える…」というように、 2つ以上、同時に変えてしまう、というのです。 こんなふうに、条件を同時にいくつも変えると、 たとえ成功しても、どの条件が失敗と成功を分けたのかが わからなくなるので、やってはいけないことなのだとか。
また、そのような学生は、いつも同じ方向からしか、 実験をせず、失敗を繰り返していくそうです。 そんなことも考えずに、実験をしていては、 次につながる失敗にはならない、とうことです。 成功につながっていく実験、失敗ができるかどうかの、 その差は「自分の頭で考える」かどうか、だそうです。
「失敗から学ぶ」、などとよく聞くし、 何度も「ことば探し」でも書いているけれど…、 本当に失敗から学んでいるかと、自分に問うてみると、 B君のように、失敗の原因もよく探らず、考えず、 なんとなく、これではないかと勝手に決め込み対処して、 同じ失敗を繰り返していることも…多々あるように思う。
自分の失敗を見つめるのは、正直きつい。 しかし、次につながるいい失敗にしていくには、 自分の失敗を謙虚に見つめ直し、それを受け止め、 自分の頭で本気で考え抜いていかなければならないのだと思う。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「本からのお話紹介〜日本人ジョーク」
今週は、本からのお話。 まずは、日本人ネタから。
2010年03月26日(金) |
■人の叱るようなときに、いってはいけないひとこと |
こんな「言い方」では、人の心はつかめない。 人の叱るようなときに、いってはいけないひとこと、 ものの言い方がある。
●「だからいったじゃないの」 ●「あなたのせいで、こんなことになったのよ」 ●「何の役にも立たないんだな、君は」 ●「それでも男なの」「それでも女か」 ●「迷惑なんだってば」
…は、まず間違いなく、人から嫌われる。 というのは、叱るというのは、 相手への愛情が伝わらなくては効果がないばかりか、 恨みをかうこともあるからだ。(略)
例えば、 「あなたの仕事が遅いから迷惑しているの。 私ばかりじゃないわ、みんな迷惑しているんだから」 これでは「叱る」ではなく、「蔑む(さげすむ)」だ。 いわれた方は、この「見下された感じ」は、 忘れられないだろうし、いつまでも根に持つ。
いいかえれば、 人に根に持たれるような叱り方をする人は、 確実に嫌われるということだ。
出典元 「「ちょっとした言い方」が上手い人下手な人」 おすすめ度 4.5 著者名 斎藤 茂太
さらにこの本では、こんなことをいっています。
例えば、「だからいったじゃないの」は、 「私は、ちゃんといっておきましたよ、それなのに、 いった通りにできないのだから、悪いのはあなたの方だ、 私は悪くありません、だって、いっておいたんだから」 というふうに、相手には伝わる。 また、相手が自分がいった通りに動くと思っていること、 誰かに「管理能力の問題だ」と責任追及されたくないので、 先手を打っておきたい、という、自分の立場を守りたい、 責任逃れをしたい、そんな意図が相手にも見えてしまい、 叱りの効果がないという。
「叱る」ということは、相手をこれから先、 同じ失敗をさせないように教える、相手の能力を伸ばす、 気軽につきあえるようにちょっと注意を促すなどの ためにすることだが、そこに相手への思いやり愛情は、 欠かせないし、それらが伝わらない「叱り方」では、 ただ、反発や恨みをかい、うっとうしがられるだけだという。
叱り方は、むずかしい、どういえばいいのか…と、 いつも考えるが、本当に相手のことを思って、 本気で「叱る」ことができれば、いっとき誤解を受けても、 うっとうしがられても、それは伝わると思う…そう思いたい。
また、自分が本気で叱られたときも、素直に受け止めたい。 これまた…もっと、むずかしいのだけれど… そうしていきたいと、思う。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「これは、都心のジャングルのようだね〜」
「ここまでくると、すごいって感じだね〜 でも、大丈夫なのかな」
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