2010年04月08日(木) |
■失敗を囮(おとり)に使うネガティブ思考テクニック |
失敗を完全に否定して亡き者にしようとするのではなく、 失敗を囮(おとり)に使うのがネガティブ思考のテクニックです。 一度、徹底的に失敗したイメージを思い浮かべ、 その上で、それを避けるプロセス、 それを解決するプロセスをとことん反復します。(略)
人間にミスはつきものですから、 発端はミスをした自分でいいのです。 失敗した自分を認め、そこからはじめて、 その失敗を解決する自分をどれだけイメージできるかです。
失敗してしまう原因をできるだけ洗い出して、 成功にいたるプロセスをいくとおりも想定することが大切です。 なんとなく成功する自分という漠然としたイメージではなく、 苦境に陥ったときに、こういうふうに行動して、 それを克服する自分というように、自分の成功した像を 具体的に頭の中に蓄積しておくのです。
出典元 「とことん悩む人が強い理由」 おすすめ度 4.5 著者名 岡本 正善
まゆの感想 この本では、ただ、うまく成功したときのイメージだけを 持つのではなく、失敗したときに、失敗をしっかり認め、 それを徹底的に追及し、原因と対策を考え、 それを克服する自分、それを乗り越えて成功する自分をも、 イメージすることが大切だと言っています。
といっても…実際には、自分の失敗を認めたり、 思い出したりするのは、なかなか辛いものだしイヤなものです。 しかし、そこで失敗を亡き者にしたり、避けていては、 その失敗を乗り切ってはいけないのです。
やっぱり、勇気を持って失敗と向き合い、 「なんで失敗したんだろう… 次に失敗しないようにするには、 どんな解決方法があるのだろう、 そのために、自分は何をしたらいいのだろう」 と本気で考え、さらに、 「その失敗を乗り越えて、 うまくいっている自分、成功している自分」 を、しっかりとイメージし、そして、 そう行動していくことが大切なのだと思うのです。
そうしてこそ、本物の成功を手に入れることができ、 失敗を本当の意味で活かすことにもなると思うのです。 失敗から学び、絶対に活かしていきましょう!
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「2人のおばさんの、大胆?な行動の顛末」
おばさんの行動を、支持するけど、 ドキドキはしました…みてて。
2010年04月07日(水) |
■矛盾することをいったり、やったりする人の心の中は? |
心理用語に「ダブルバインド」というものがあり、 直訳すると「二重拘束」ということになります。 意味は、「二つの相反する言動を一度に受ける」ということです。
例えば、会議では、 「しっかり計画を練ってから、営業に出なさい」 といいながら、机に向って計画を練っていると、 「何をもたもたしてるんだ、早く得意先回りにでかけんかい」 という上司などの発言です。 このような、「じゃあ、私、どうすればいいの」といいたく なるようないい方は、人を混乱させ、傷つけてしまいます。(略)
親でも上司でも、あるいは教師にもいえることですが、 「相談しなさい」「自分の意見をはっきりいいなさい」 といいながらも、相談したり、意見をいったりすると 不機嫌になり、「そんなことは自分で考えなさい」 と冷たく反応し、そのあとの話ができない状況を つくってしまう人がいます。(略)
このように、ひとりで矛盾したことをいったり、 やったりする人の多くは、頭で考えている「理想」と、 目の前にある「現実」に大きな開きがある人です。
出典元 「人を傷つける話し方、人に喜ばれる話し方」 おすすめ度 3.5 著者名 渋谷 昌三
このような「ダブルバインド」で、人は、悩み、迷い、傷つき、 つらい気持ちになることが多い、とこの本ではいっています。 そして、この「ダブルバインド」をする人の方に、 実は、心の問題があるということです。
例えば、この上司ですが、 「理性としては、「計画的に仕事をするべきだ」と考えて いるのですが、部下が精力的に働いている姿をみないと、 感情の部分で納得できない」 ということで、この上司の感情、言動に統一性がない、 ということになります。
こんなふうに客観的に書くと、そんな人いるいると 思うけれど、時として、自分も「ダブルバインド」することが あるから油断できないし、恐ろしい。
例えば、「きっちりとやりなさい」といいながら、 あまり時間をかけられてもたもたやられると、 「なんでそんなに時間がかかるの」とついいってしまう… このとき、きっちりやってほしい「理想」と、 なんでそんなに時間がかかるわけ?遅いよ、という 「感情」が私の中でぶつかっていて、それを出してしまう。 相手は、どっちをやればいいのか迷うだろう。
自分の感情、言動を統一することが、 とても大変であることをしみじみ感じる… せめて、人を混乱させないようにしようなあ、と思う。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「お花見でなく、「お人見」しているんだね」
人間だけではないね、お花見は…
2010年04月06日(火) |
■■「できないこと」でなく、「できること」を見つける |
「パソコンを打つのは遅いけど、手書きの字はキレイ」 「恋人はいないけれど、男友だちならたくさんいる」 「資格はもっていないけれど、料理の腕は自慢できる」
人は誰でも、「できないこと」と同じ数だけ、 「できること」を持っています。 自分にできないことがあったら、そのかわりに 必ず何かできることがあるのです。
人生は自分の思った通りにつくられていきます。 「できない」と簡単に口走ることは、自分の可能性を 自分でつぶしていることになるのです。 もし、「できない、できない」と言っていると、 やればできるはずのこともできなくなってしまいます。
「できないこと」のかわりに、 「できること」を見つけてください。
出典元 「ココロ・言葉・行動 1日にひとつ、変えてみる」 おすすめ度 3 著者名 さとうやすゆき
やってみればできるのに、最初から「できない」と 言ってしまうと、本当にできなくなる。 その心の奥には「自信がないので、やりたくない」 という気持ちもあるから、当然、できないことになる。
しかし、やってみれば、実際には「できること」が たくさんあり、そのできることを積み重ねていけば、 ますます「できること」が増えていくと思う。
もしも、それがどうしても「やりたくない」ことなら、 無理にすることはないと思うが、自信がないから 「できない」とやらないでいると、 自信もつかず、経験も増えず、自分の力は衰えていく。 それに、なにより人生が、自分がつまらなくなる。 これは、とてももったいないことだと思う。 自分で自分の可能性をつぶすのはやめよう。
「できないこと」を数えるより、 「できること」を見つけていこう。 「できること」は、必ずあるから。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「花が咲くと…見違えるね〜」
こんな木も、花が咲くと見違えるね〜 木たち頑張ってました。
2010年04月05日(月) |
■物事を達成する人と達成しない人の脳を分けるのは… |
人は、物事が90%できていると、 それでよしとしてしまいがちです。(略) しかし、とらえ方を変えれば、 「あと10%もできていない部分がある」 ともいえるわけです。
物事を達成する人と達成しない人の脳を分けるのは、 この「まだできていない部分」 「完成するまでに残された工程」 にこだわるかどうかなのです。(略)
脳の機能を活かすには 「だいたいできた」はご法度です。 達成まであと少しというときほど、 「ここからが大切なのだ」 という意識を強くもつことが大切です。
出典元 「脳に悪い7つの習慣」 おすすめ度 ※おすすめ度について 著者名 林 成之
この本の著者、林さんは、北京オリンピック競泳チームに 「いかにして勝つか」ということを伝授した方です。 そのときに、こんなアドバイスをしたそうです。
「ゴールまでの最後の10メートルを、自分の“マイゾーン” であると思ってください。水と一体化するのです。 そして、マイゾーンに入ったらこっちのもの、 そこからぶっちぎりで引き離すから絶対に負けない、と 考えましょう」
脳は、「そろそろゴール」だと思うと、力を抜いてしまい、 「もうがんばらなくてもいいのだ」と思うクセがあるそうです。 そこを戒め、「ここからが勝負」という意志を持つことで、 最後に本気の力がでるということでした。
確かに、途中で「だいたいできた」と気を抜くと、 やれやれと思ってしまい力を抜き、そして、最後まで ピシッと終わりにできない、そんなクセがあると、 自分を振り返るとよくわかります。 それで…終ってない仕事がいっぱいあります。 (情けないなぁ…) これからは、最後の一踏ん張り、 「ここからが勝負だ」「ここからが大切だ」 と思うようしてやります!
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「■脳のお話…「もの忘れと認知症の違い」はどこか?」
もの忘れがひどくて、認知症では…と 心配な方は、読んでみてください。
2010年04月02日(金) |
■恋が終ってから、愛が始まる… |
《お知らせ》 「「今日のことば」3月の人気ベスト5」をUPいたしました。 今回は17ポイントが最高でした。 ご協力ありがとうございました。 <(_ _)> 「3月の人気ベスト5」
人間の最も基本的な欲求は、恋に落ちることではなく、 心から愛されることです。そして本能ではなく、 理性と選択から生じる愛を知ることです。
私たちは、恋の熱に浮かされている間、 親切で寛容なことをいろいろと行ないます。 しかしそれを誇ることはできません。 なぜなら、その時は、本能の力によって通常の行動パターンを 越える行為へと突き動かされていたからです。 意志の力で選択する現実の世界に戻って、そこで親切で 寛容であることを選び取るなら、それは真実の愛です。(略)
このことは、恋愛感情を失ってしまった既婚者カップルに とってはグッドニュースです。 もし愛が選択の行為なら、恋の絶頂感がなくなって 現実に戻ったあとも、愛することができるのです。 この種の愛は、私たちの心構え、考え方から始まります。
出典元 「愛を伝える5つの方法」 おすすめ度 4.5 著者名 ゲーリー チャップマン
恋に落ちても、本能の恋も、それはいつか色あせていく。 どんなに、これは、本物の恋愛だと思っても、 そのうち…切ないことだけれど、 例えば、素晴らしくみえた性格が、 いらだたしさを感じるものに変わっていったり、 愛らしく見えたいたことが、 うんざりすることに見えてきたりする。 長く一緒にいれば、いろいろな面が見え、 相手の欠点にあれこれと気づいてもくる。 お互いさまに…
そうなってから、どう考えるか、どうしていくか… それからが、「愛」の始まりだと、そしてそれは、 恋よりはるかにエキサイティングな体験である、 とこの本では言っています。
「僕(私)は、あなたを選んだ。 だから、あなたの大切なことに心を配る。 僕(私)は、そうすることを選ぶ」 愛は、本能でなく「理性と選択」によって育まれ、 営まれ、継続していく…これは、「愛」について、 すべてに言えることのように思う。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「脳のお話…「このごろ、物忘れが多い」と感じたら」
脳は、使ってこそと、わかると思います。 ボケないためにも、使いましょう。
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