ことば探し
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2010年07月15日(木) ■足元のゴミひとつ拾えぬほどの人間に、何ができましょうか。

ゴミを拾っていて感じることは、
ゴミを捨てる人は捨てる一方。
まず、拾うことはなしないということです。
反対に、拾う人は無神経に捨てることもしません。

この差は年月がたてばたつほど大きな差となって
表れてきます。
人生はすべてこうしたことの積み重ねですから、
ゴミひとつといえども小さなことではありません。

いつも「志は高く、実践は足元から」
この姿勢こそが大切な心構えです。
第一、足元のゴミひとつ拾えぬほどの人間に、
何ができましょうか。



出典元 「ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる」
おすすめ度 5
著者名 鍵山 秀三郎 、亀井 民治 (編集)


捨てる人は、捨てる一方、そして、
「足元のゴミひとつ拾えぬほどの人間に、
 何ができましょうか」
本当に、そうだなぁ…と思う。

ゴミは、拾う側に回ると、捨てることに対して、
抵抗を感じ、捨てなくなっていく。
しかし、捨てるばかりの人には、それがわからない。
拾う側の世界を見ることもなく、気づくこともないからだ。

鍵山さんによれば、
「ゴミを目にしたら、腰をかがめてサッと拾う。
 この実践を続けているだけで、気づきに対する直感力が
 研ぎ澄まされてきます。
 同時に、突発的な問題に対する判断能力が高まってきます」
と、いうことです。

つまり、ゴミを拾うことが、ただゴミを拾うことではなくて、
それが、自分の精神や体にも影響し、しいては、
生き方にも影響を及ぼし、拾わない人とのその差は、
とても大きなものになる、ということです。
ゴミを捨てない人間でありたいと思います。




■「ぼちぼち、お散歩日記」↓
「このすべり台って…そんな事情があったのね」

この公園のすべり台は、こんな形をしていた。

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2010年07月14日(水) ■あなたが「何を言いたいのかよくわからん」と言われる人なら…

「何を言いたいのかよくわからん」
あなたがもし、仕事でそんなふうに言われることが多いなら、
まず次の3つのポイントをはっきりさせるようにしてください。

 1.何の話か
 2.なぜ今か
 3.どうしてほしいのか


話す人の頭の中には、話したい「何か」がありますが、
話を聞かされる側にはそれがありません。
もし、あなたが「何か」を伝えようと思うなら、
相手があなたの話を理解するために、どうしても必要な
情報を伝える必要があります。
それがこの3つなのです。(略)

人に何かを伝える時、まずは話の概要について理解してもらい、
話の重要度や緊急性を伝えてから、話を聞いてもらった後に
相手にどうしてほしいのかを言います。


出典元 「あたりまえだけどなかなかできない説明のルール」
おすすめ度 4.5
著者名 鶴野 充茂


たとえば、こんな感じだそうです。

「1.課長、先週のA社との商談の件ですが(何の話か)
 2.今週末までにこちらからプランを提案する約束になって
   いたので、ドラフトを作ってみました(なぜ今か)
 3.お時間のある時に、確認していただけますか
   (どうしてほしいのか)
 このうち、
 1.がないと、他の仕事で頭がいっぱいの時、この課長は、
   「それ、一体何の話だっけ?」と聞き返す必要が
   あるかもしれません。
 2.がなければ、「それは、どれくらい急ぎなの?」と
   忙しい課長ならムッとしながら言うかもしれません。
 3.がなければ、きっと多くの課長は、
   「で、どうしたらいいの?」「どうしてほしいの?」
   と答えるでしょう」


「何の話か、なぜ今か、どうしてほしいのか」
これが、説明の3大ポイントだそうです。
確かに、相手からこの3つを押さえて話してもらえたら、
こちらもわかりやすいし、対処しやすいと思えます。

しかし、人には、話しの方のクセがあったり、
どうしても自分の思いが先立ってしまったりして、
この3つのうちのどれかを、抜かしたり、先に話たり、
強調したりしてしまい、その結果、相手に素直に伝わらない、
何を言いたいのかわからない、ということになりがちです。
仕事だけでなく、誰かに何かを伝えたいときには、
この3大ポイントをきっちりと押さえていきましょう。




■「ぼちぼち、お散歩日記」↓
「公園で驚いたものを見つけたお話」

公園いっぱいに、こんなものがあったのだけど…
考えてしまった。

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2010年07月13日(火) ■自分の失敗を認めることができた瞬間から、状況が一変します

不思議なもので、「これは失敗なんだ」と自分の失敗を
認めることができた瞬間から、状況が一変します。
レンズのくもりが晴れたように、
いろいろなものが見えるようになるのです。


失敗と正面から向き合うことではじめて、
いまどういったことがどういったシナリオで起こっていて、
それによってどのような問題が発生しているかとか、
今後どのような展開をしていくかなど、
見えてくるようになるのです。

そうなった段階で、人はようやく「失敗後の対処」という
次のステップに進むことができます。
裏を返せば、失敗を失敗と認めないうちは、失敗後の対処など
考えることができないし、悪い現象を前にして、
何一つ手を打つことができないのです。
だから、失敗にうまく対処するには、
自分の失敗を認めることが大切な第一歩なのです。


出典元 「回復力~失敗からの復活」
おすすめ度 4.5
著者名 畑村 洋太郎


それが完全に自分の失敗であればあるほど、
失敗を認めるのは…辛いし痛い。
できれば認めなくない…なかったことにしたい。
そうはいかないのはわかっていても。
だって、認めたら、誰かに責められるかもしれないし、
大きな責任や負担がかかってくるかもしれないし、
それに、周りからの評価や見られ方も気になるし、
こんなことで失敗するなんて…なんて、悔しさもあるから。

「失敗した!」と思うと、「しまった!」と思い、
誰でも冷静ではいられないそうですが、失敗学から言うと、
その失敗をまずは、認めることから対処は始まるそうです。

認めないままだと、自分を正当化し、言い訳が先立ち、
「だって自分ばかりが悪いわけではない」
「このこと(あの人)さえなければうまくいったはずだ」
「今回は運がなかった」「そんなはずはない」
などとなり、適切な対処をするのをためらったり、
うやむやにしたり、ごてごてにしたりして、
物事をかえって悪化させたり、小さな失敗を
大きくしてしまうことにもなりかねないそうです。

いたずらに焦って何とかしようと思う前に、
まずは、その失敗を素直に認めること、
(正直なところ、できるかできないか、自信はないけれど)
そうすれば、レンズのくもりがとれて、
解決策や適切な対処も可能だということ、
このことだけは、忘れないようにしたいと思う。




■「ぼちぼち、お散歩日記」↓
「「問題もご縁」、そうだね〜」

街角の「おことば」を見て、いろいろと考えました。

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2010年07月12日(月) ■一人光る。みな光る。何も彼も光る。

陶芸家の河井寛次郎先生は、
 一人光る。
 みな光る。
 何も彼も光る。
という言葉を言っています。

職場の中でも、みんなでやろうなどといわなくても、
私一人、まずコツコツとやる。
そのひたむきな姿に共感者が現れてきて、
いつの間にかみな光る。
そして、されにそれを徹底して継続をしていると、
何もかも光るようになる。この順番です。

人間は義務でやらなくてもいいことがどれだけやれるか、
ということが人格に比例していると思います。



出典元 「凡事徹底」
おすすめ度 5
著者名 鍵山 秀三郎


この本の著者の鍵山さんは、イエローハットの創業者で、
「ものごとをきれいにすること」を徹底してやること、例えば、
トイレをピカピカにする、掃除(家、会社内も道路なども、
それも、自分のところだけではなくて、周囲も含めて)を、
ずっと実践してこられ、それをいまだに続けておられます。
そして、こうも言っておられます。

「いまは、いきなり最後のところからやろうとする人が多い。
 私どもの会社にも、朝早くから経営者の方や幹部の方が、
 九州や北海道や東北から飛行機に乗って、費用をかけて
 掃除研修に来られます。
 なかに、ものすごく感激した社長が、
 「これは素晴らしい、明日から会社でやります」と
 意思表明される方もいますが、私は、
 「そんなことは絶対駄目です。そんなに感激したのなら、
  まず、あなたが明日からやってほしい。そして、
  できれば最初は自分でやっていることも人に知られない
  くらい早く行って、社員が来たら、だれがやったか
  知らないけれども、トイレがきれいになったというような
  ところから、一人光るところからはじめてほしい」
 というお話をしているわけです。
 そういうふうな入り方をしないとものごとはうまく
 いかないと思います」


本当に、「隗より始めよ」まずは「自分から始めよ」
だなぁとあらためて思いました。
以前、鍵山さんの講演を聴いたことがあって、
それから私も、家の掃除もこまめにするようにし、
周辺掃除(毎日ではなく、週一回だけですが…)も
始めたのでした。
これからも、義務でないこともすすんで、
自分の意志で、やっていきたいと思います。
(なんとか…だとは思いますけど)




■「ぼちぼち、お散歩日記」↓
「「問題もご縁」、そうだね〜」

街角の「おことば」を見て、いろいろと考えました。

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2010年07月08日(木) ■話す能力とは、相手の聞く能力を高める能力

《お詫び》
昨日、ことば中でぼちぼち日記「3つの化粧品」の話を
紹介しましたが、半端なアドレスを紹介してしまいました。
失礼いたしました…こちらからだと続きも読めます↓
「3つの化粧品」
よろしくお願いいたします。 <(_ _)>



どんなに素晴らしいアイディアもコンセプトも、
相手に伝わらなければ、ゴミ同然です。
コミュニケーションは、相手に伝ってはじめて価値を持ちます。

とても相手が受け取れないような悪送球をしておきながら、
こんなに言っているの、なぜわからないんだ!と怒ったところで、
相手が受け取れないという事実には変わりません。
キャッチボールが続かないという事実は変わりません。

相手が受け取れないのは、あなたの送球が
相手に合っていないからです。
相手が聞かないとしたら、
あなたの話す能力が及ばないからです。
話す能力とは、相手の聞く能力を高める能力なのです。



出典元 「コミュニケーションはキャッチボール」
おすすめ度 4
著者名 伊藤 守


この本では、コミュニケーションの
キャッチボールについて、こう言っています。
「キャッチボールの目的は、それを楽しむことです。
 相手と息を合わせて、リズミカルに、ぽ〜んぽ〜んと
 やりとりすることです。
 けっして、技を競い合うことではありません。
 相手の受け取る技量に合わせて、相手が受け取りやすい
 ボールを投げる…これが重要です。
 それがキャッチボールが続く条件です」

ところが現実には、自分の思いや考えを相手に伝えるのに、
むずかしい言葉を使ったり、いきなり怒鳴ったり、
自分だけがわかる言い回しで話したり、まわりくどかったり…
相手の忍耐と理解力を越えた伝え方をしていることが多いそうです。
(つまり、相手が受け取れないようなボールを投げている)

とはいえ、どんなにやさしいボールを投げても、
キャッチしてくれない人も、聞く耳を持たない人もいる、
ということで、手に負えない人もいる、ということです。

自分の「伝えたいこと」を、どうやって伝えるか…
伝えたい内容も大切だけど、その前に、
相手の理解力を判断した上で、自分のできる範囲で、
相手が受け取りやすい伝え方をしていく、
相手が耳を傾けてくれる話し方を工夫する、
などが、大切なのだとあらためて思いました。




■「ぼちぼち、お散歩日記」↓
「これ、なんだか、ふふふだね〜」

汗をかきつつ見つけた、ふふふ〜なもの。
すこし楽しめました。

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