便蛇民の裏庭
DiaryINDEX|past|will
先日初めて便母と対面した風神。
なにやら緊張していたらしい。 が。
そこはなにぶん酒飲み一家の便蛇民家。
顔を出してすぐに帰るつもりが 財布渡されてビールとワインとつまみを買ってこいといわれ 雨の中お買い物に行く風神とぼく。
気がつけば宴の始まりだ。 次々と一品料理が出てくる。
風神の緊張はあっという間に飛んでいき 便母にむかって
「お母さんはダーリンとはどうなんですか? 愛されてますか?」 「えー?愛?わかんないなぁ」 「オレはね、便を愛してますよ! 便はオレのこと立ててくれるしね!」
…ノロケですか? どうしたですか酔っ払いめ。
今までのぼくの男友達や彼氏というのは酒が弱い。 飲めないか一緒に飲むとたいてい即寝てしまう。
そんな中イケル口の彼氏が来たことに大喜びで
「やっぱり便蛇民家は強い男じゃないと無理なんだって!」
とめちゃめちゃな発言が飛び出す。 飲めない男は駄目ですか。
もうこれ以上飲ませるわけにはいかない と思い止めに入ったら
「何!もう帰りたいの?オレはまだ飲む!」 「まだ飲むったってもう日本酒しかないんだってば」 「大丈夫だって!」
大丈夫じゃないよぅ。
「泊まってくから!オレここに住むわ!」
きみがここに住んだってぼくはここに住んでないし。
ぼくのひざに寝転がってのびのびモード。 あぁ、相当酔っ払っている。
便母にまた遊びにおいでといわれ ようやく退散することに。
「今度一人でもきます!」
便弟と抱き合わんばかりの勢い。 弟も珍しく酔っ払い。
「また遊びに来るから! 明日!明日遊びに来るから!」
車から弟に向かって手を振る。 見送ってくれることなどめったにない弟に。
今までぼくの彼氏と親しくなったことなどめったにない弟。 相方とだって親しくはない。 そんな弟に『いいやつじゃん!』と歓迎され あんなに楽しく酒を飲むとは。
いったいお前は何者だ?笑
|