Sotto voce
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2008年09月04日(木) Birthday

皮肉なもんだね
もう祝うこともないのに
あなたの誕生日をはっきり覚えてる

毎年この時期になると
何日も前から
ひとつ年を重ねるあなたに
お祝いのメッセージを考えて

過去と同じにならないように
ない頭を必死にめぐらせて
出てきた言葉は妙にあっさりしてたり

そうやって送ったメッセージが
たまたま誘われて一緒にいた時
あなたがひとつ年を重ねた瞬間に届いて
目の前で開けられて大爆笑された年もあった

もう何の想いもない
残されているのは負の感情、それだけのはずなのに
こうやって折にふれて
あなたのことを思い出す

同じ空間にいるのに
もう会うことはない
遠く離れてしまった 心も、何もかも。

この言葉が
あなたに届くこともない
だけど言わせてほしい

『Happy Birthday』

もう二度と会うことはないであろう、あなたに。


安積 紗月 |MAILHomePage

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