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迷い道 - 2002年11月14日(木) 二年前の今日、イエローモンキー活動休止の第一報が届いた。 青天の霹靂と言うのではない。 何故なら、その年の初め位から何となく違和感とか不安とか云うモノを 感じていたから。不安感が最高潮だったのは、スプリングツアー時の 事で、その後アルバム『8』が出た事で私は、「ああ良かった。これから また始まるんだ。」等と胸を撫で下ろしていた。 しかし秋になりシングル「BRILLIANT WORLD」が発売されて、 何、この歌詞は?吉井和哉は、イエローモンキーはどうしたんだろう?と 不審に思っていた所へ届いた、衝撃の知らせだったのだ。 NET上の激震を見ても、私はまだ現実の事では無いような気がして、 ただあても無く、公式サイトや数多くのファンサイトを情報を求めて彷徨っていた。 翌日になって漸く、事務所からの「活動休止」を知らせる葉書を受け取って、 初めてその事実を受け入れたのだった。 メンバーによる活動休止の表明を読んだ私が当日書いた文章を読み返してみた。 動揺して激しい喪失感に囚われていた癖に、滅茶苦茶意地を張って 目一杯前向きな事を書いていた。 より良い音楽を創り出す為の充電期間なら、再始動の時を楽しみに それを信じて待っている、って。 あの時は、ソロとしてのお披露目は近いのだと、勝手に思っていたのだっけ。 もう二年も経ってしまったよ。 あとどの位待てば良いのだろうね。 メンバーが休止期間を終えて「新生イエローモンキー」として繰り出してくる 最高の自信作をしっかり受け止められるよう、アンテナを磨いて置かなくちゃって 誓ったのに、今の自分はどうだろう? 「メンバーに取り残されるのは嫌、自分も歩いて行こう」と誓ったのに、 私はあれからどの位、歩く事が出来ただろうか。 二年という時間で私は、少しは前に進めた? もしかしたら、あの日のままなのではないだろうか。 虹なんて見えない。
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