『チャイナフリー』と言うご本を少し読みました。 米帝は産業を縮小して経済で国をまわそうとした、と言うことは聞きかじったことがあるのですが、ここまで外部、それも中国に依存しているとは知りませんでした。
その本とすごいタイミングで、ニュース番組の小特集がありました。 中国がアフリカのある国で行っている経済活動のことでした。最初は公共施設の建築だったらしく、立派な箱物は建っていて利用も感謝もされているようです。でもその後は、開発現場で産廃を放置したり、生ゴミの処理がいい加減でそこにもともと無かったお米やピーマンが生えてしまって、当局の人が注意すれば「なに言ってるか分からないからほっとけ」と、やりたい放題に見えました。と言うより飛来すれば最後、群れで畑を食い尽くすバッタやイナゴじゃないかと。 昔から華僑という人々はいたし、中華鍋ひとつ背負ってどこででもたくましく生きていくのが中国の人だったけど、最近はなんだか、札びらで頬を叩いてふんぞり返っている様がすごく目立つ気がします。 私は三国志演義や封神演義が好きですし(『レッドクリフ』見たい!)時代劇が好きですから「し、のたまわく」は馴染みがありますが、今の政治家や富裕層はどうかと思います。 『足るるを知らざる者は富むといえども貧し』はお前んとこの言葉だろう! 老子が泣かんでも孔子や孟子が泣くぞ!
因みに『チャイナフリー』が少し、と言うのは、確かに「へぇ」とか「おいおい」、が沢山で面白く興味深くはあるのですが、私には米国風の言い回しや何やらがくどくて辛かったので挫けたのです。論文のようなお堅いものではなく、主婦の目線での奮闘記です。新聞の書評でも好評でしたし、大学の図書館さんにも入る本です。お勧めです。
合掌
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