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2006年06月25日(日) |
Web2.0時代の日本 |
『自動車産業を引き合いに出して、GMとフォードは潰れかかっているからトヨタはすごい、だから日本は強くてアメリカは弱いと言う人がいる。それは間違いだと思います。アメリカはもはや自動車産業を必要としていない。過去に繊維を捨て、鉄鋼を捨て、テレビを捨てたように、今度は自動車を捨てようとしているだけです。一方で、アメリカにはグーグルが登場してきた。むしろアメリカの産業構造が大きく変化してきていることの象徴です。そして、日本はまるで変わっていないということなのです』 (野口悠紀雄、東洋経済2006年6月24日号)
ものづくり大国、という言葉が日本では叫ばれる。 だが、新しい時代への変化をドライブするのは 製造業ではないのかもしれない。 製造業はその変化に必要なパーツを提供するだけなのかもしれない。
しかしながらそれでも、 日本は日本の得意なやり方で進んで行くしかないし、 それを貫くことこそが、 世界でのポジションを維持する手段なのかもしれない、 とも思う。 結局日本の中で世界と戦えるのは、製造業くらいのものだから。
『グローバルスタンダードなどというおかしな言葉に振り回されて他国と一緒にしてしまっては国際競争に勝てない』 (トヨタ自動車 前会長・奥田碩)
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