「ねー、どうしてリーダーにならないの? 十分やれると思うよ」 少女は酒の入ったグラスをゆすりながら言った。 「うん、僕もそう思う。そうすれば、もっとホームズも楽に なるだろ。」 隣の青年も賛同する。 「そうゆうのは向いてないんだよ、俺は。 あいつ一人で十分だ」 「そんなことないって!敵陣への切り込み方だって無駄がないし 周りへの指示もうまいし。あと、裏工作うまいしさ〜」 「・・・なんだよそれは?俺は個人プレーだから、好きなようにやって 好きなように動く。それに必要なものがあれば利用しているだけだ。 ほかはどうでもいい。・・・な、向いてないだろ?」 「・・・とか言って、私がこの前逃げそこねた時助けてくれた じゃん」 「通りがかりにいたからな。まあ、司令塔は1人で良いんだ。 俺はあいつほど割り切れる性格じゃないし、強くもない」 二人顔を見合わせつぶやく 「大嘘・・・」 「ほんと、あいつには感心するぜ。 どんな危機になっても自分のことじゃなくて、皆のことを 真っ先に考えるからな。如何にリスクがあっても、皆で 生きるための手段をな。何をし、何を捨てればいいか答えを すぐ見つけてくる。俺はそんなこと思いもつかないぜ。 まったく、普段からあの脳みそを回してりゃ良いのにまだ緊急時しか 出てこねぇらしい。自覚もないようだし。 ま、ヴァルス提督が仕込んだとすれば、あのおっさん相当狸だぜ・・・。」 にやにやしながら二人、 「シゲンって、ほんとホームズのこと信頼してるんだね。」 「うん、僕すごい友情を感じたよ!こんなにわかりあってるんだね。」 「・・・友情はないと思うが・・・・。飲みすぎたせいか、 しゃべりすぎたな・・・。」 「そんだけ飲んで、平気なのも不思議だよ。ねぇ、ユ・・・」 「ZZZZZ」 「あれ・・・、こんなところで寝ちゃだめだよ」 「おい、ゼノ、部屋に連れてってやれよ。風邪引くぞ」 「わかったよ、シゲンは?どうするの」 「俺はもう少ししてからいくさ」 「・・・・ん、じゃお先に」 静かになった部屋の中でテーブルのグラスに手をかけぼんやりとしていたが 視線を下に落とし、細く艶やかな髪に指を絡ませささやく。 「俺の強さはお前でしかないからな。」 その声に気付くことなく、少女は彼の膝の上で安らかな寝息をたてているだけ。
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意味不明プロット。眠い。。
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