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安心しなよ。何があっても好きだよ。■2002年12月30日(月)
夕べの飲み会、生徒は一人飛ばしすぎて酔い潰れた。
彼女は、結婚する友人カップルに「おめでとう!」を連発していた。
雰囲気を盛り上げようと、と張り切りすぎていたみたい。
ありがとな、気遣ってくれて。
彼女は座敷で横になり、言葉になるかならないかの声でつぶやき始めた。
「愛してる。大好き。私のこと嫌あにならないでね…。」
泣き上戸かよ、よしよし。
友人カップルそっちのけで介抱していた。
「私、やっぱ一人のひとしか好きになれない…。」
そっかそっか。
「私は残酷だよ…。」
吐いたり泣いたり、忙しい奴だな。
「先生は、私がどんなふうになっても私のこと嫌いにならないよね。」
そうだな。
「大好き。ねえ、私とセックスしたい?」
ばーか。んなことより先に、受験のこと考えろ。
「私、頑張るね…。結婚おめでとうございますぅ…気持悪い。」
生徒がようやく歩けられるようになってからタクシーに乗った。
タクシーを降り、僕は彼女が家の玄関に入るのを見届けてから帰宅した。
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