一日後記

2009年12月28日(月) 慣習。

急用で、昼間は実家にいた。
ちょうどお昼時だったので、両親と話しながらお昼を食べていたのだが
その時聞いて驚いたのは“お葬式の時の撒き銭”の慣習。
(ちなみにそれは母方の方)

今はセレモニーホールなどで行うことが多くなったせいか
殆ど見られることはなくなったらしいけれど
昔、まだそれぞれの家で葬儀をやることが普通だった頃は
出棺の際に100円以下の小銭をばらまいていたそうだ。
それが(亡くなった方が)お若ければあまり大人は拾わず
近所の子供達ばかりが拾い
お年を召した方であればあるほど、その長命にあやかろうと
大人が一生懸命になって拾っていたそうである。

現在90の祖父の母―つまりは私の曾祖母―も
また95歳まで長生きしたため、亡くなった時は
そんな感じだったそうだ。

ただ、母がその話をする中でどうしても理解できなかったことがある。

その大往生の曾祖母が亡くなった時の葬儀は
半ば“お祭り”だったということ。
身内もしくは親しい方が亡くなって、何がお祭りなんだろうと。


ウィキペで“往生”を見てみたら
“老衰やそれに伴う多臓器不全などの自然死による他界を大往生と呼ぶことが多い”
とあるが、別にそれは若かろうがそうでなかろうが
関係ないように思うわけで。


たぶん私は撒き銭には、飛びつけそうにないと思う。



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