気ままな日記
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2002年02月28日(木) 学校へ

 子供の学校で授業参観があった。
小学校生活最後ということで、子供たち手作りのサンドイッチをグループごとに分かれて食べるという会食形式だった。
6年生というこの年頃になると、友達の前には母親ってもんは、登場して欲しくないらしく、そこへもってきてよそのお母さんも加わるもんだから、何をどう話していいかわからず、すごーくぎこちない雰囲気で会は始まった。
つけあわせのキュウリをボリボリかじったり、お母さん同士で、
「なかなかおいしいじゃないの!」
「ほんと!ちゃんとサンドイッチの味がするわね。」と、勝手なことを言ったりして場をつないだが、グループ全体の会話は途切れがち。
「わたしも実はこの小学校の卒業生なんですよ。」とわたしが言うと、
「おお〜!」と、一瞬座が盛り上がったけれど、深くつっこまれるとうっとうしいので、多くは語らなかったら、またみんな静まり返ってしまい、
「じゃあ、そろそろ・・・。」という担任の先生の言葉に、一同ホッとした雰囲気になった。
こういう時、その場をしきるタイプのお母さんがひとりいてくれると、助かるんだけど・・・。
会食の閉めは、子供から母親への手紙贈呈。
あまりにも照れ臭かったのか、子供は席を立っていなくなろうとしたが、そうもいかないので、そっぽを向いたまま、じっと座っていた。
手紙の中に
「ぼくは授業参観にあまり来てほしくなかったけど、その来てくれた気持ちがうれしかったです。」と書いてあった。
わはは!そうだったのか。
でもこういう文章が書けるようになっていたのね。
読んで爆笑、あとでしみじみとした手紙だった。
担任の先生が、
「是非お母さんの方からも返事を書いてあげてください。」と言うと、
「そんなのいらねーよ。」と横でボソッとつぶやいていたけど、親ばかなわたしは、帰ってからやっぱり返事を書いてしまったのだった。


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