気ままな日記
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子供の学校で授業参観があった。 小学校生活最後ということで、子供たち手作りのサンドイッチをグループごとに分かれて食べるという会食形式だった。 6年生というこの年頃になると、友達の前には母親ってもんは、登場して欲しくないらしく、そこへもってきてよそのお母さんも加わるもんだから、何をどう話していいかわからず、すごーくぎこちない雰囲気で会は始まった。 つけあわせのキュウリをボリボリかじったり、お母さん同士で、 「なかなかおいしいじゃないの!」 「ほんと!ちゃんとサンドイッチの味がするわね。」と、勝手なことを言ったりして場をつないだが、グループ全体の会話は途切れがち。 「わたしも実はこの小学校の卒業生なんですよ。」とわたしが言うと、 「おお〜!」と、一瞬座が盛り上がったけれど、深くつっこまれるとうっとうしいので、多くは語らなかったら、またみんな静まり返ってしまい、 「じゃあ、そろそろ・・・。」という担任の先生の言葉に、一同ホッとした雰囲気になった。 こういう時、その場をしきるタイプのお母さんがひとりいてくれると、助かるんだけど・・・。 会食の閉めは、子供から母親への手紙贈呈。 あまりにも照れ臭かったのか、子供は席を立っていなくなろうとしたが、そうもいかないので、そっぽを向いたまま、じっと座っていた。 手紙の中に 「ぼくは授業参観にあまり来てほしくなかったけど、その来てくれた気持ちがうれしかったです。」と書いてあった。 わはは!そうだったのか。 でもこういう文章が書けるようになっていたのね。 読んで爆笑、あとでしみじみとした手紙だった。 担任の先生が、 「是非お母さんの方からも返事を書いてあげてください。」と言うと、 「そんなのいらねーよ。」と横でボソッとつぶやいていたけど、親ばかなわたしは、帰ってからやっぱり返事を書いてしまったのだった。
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