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2006年09月01日(金) |
『Ristorante』 |
失礼な話、まったく期待せずに行きました。 ほとんどが新レミのアンサンブルさんだというのは 把握していたのですが、実感では知らない人ばかりで、 知っているのは、前からアンサンブルの伊藤さんの他には、 綜馬さんのコンサートで名前を覚えたSINGOさんと、 レミゼの中で悪目立ちして覚えてしまった人だけですし。 ただひたすら純粋に、駒田さんだけ観に行くモードで、 自由席だというのに開演10分前に入りました。 後ろから2列目センターブロックでの観劇です。
『Ristrante』
<場所>新宿モリエール <時間>19時~2時間強、休憩なし <出演> 阿部善次郎(カリスマシェフ):駒田一 本社である建設会社から派遣されてきた新店長:SINGO、 高田安男(善の友人のシェフかもしれないオタク風の人):KAZZ 幽霊(善の友人・俊司):上條コウ ホール担当:村井麻友美(俊司の妹)、たむらもとこ、角崎修平、 厨房担当:大江尚毅(俊司の後輩・つよし君)、 伊藤俊彦(善とつながってる)、水野貴以(元ホール担当・理恵)、 酒屋:上條盟、本社の人:内藤沖也 <音楽> ギター:織川ヒロタカ、パーカッション:奥出矢
でも、意外に面白かったです。 無理にミュージカルにしないで、もう少し短く まとめた方が良かったかなという気もしますが、 暗転の間に上手で行われる生演奏が舞台と合っていて、 ブチ切れの舞台という印象が全くなかったのが嬉しい感じ。 「俺が俺が演技」で超苦手な人は、やっぱり論外にダメでしたが、 1曲壊滅的なデュエットがあった以外は出番控えめで、 煩ーーいっ!とちゃぶ台ひっくり返す必要はなかったのも○。
良かったのは、主役(ですよね?)のSINGOさん。 綜馬さんのコンサートでコーラス参加していた時から、 歌が気になる人ではあったのですが、演技も良かった。 急に畑違いのところに建て直しに放り込まれたのに、 一生懸命に人と人をつないでやっていこうとする人物が 嫌味なく演じられていて、好感度大だったかも。
KAZZさんは、飛び道具のようなキャラクターを 温かく演じていたし、姉御肌なたむらさんもいい感じ。 彼女は踊りは初めてとパンフレットに書いてありましたが、 女性3人で踊り歌う曲では、堂々とかっこよかったです。 まあ、隣にいた人が、レミゼに出ていたというのに 学校演劇(「学生」演劇ではなく)のような、恥じらいの 抜けない素人くささ丸出しだったせいもあるでしょうが。 理恵ちゃんも可愛かったし、つよし君も地味によし。
肝心の駒田さんは磐石すぎて、 それはどうなのよという役者さんと掛け合う場面など、 逆に演技がプカプカする時もわずかにあったけれど、 基本は「俺がいると皆が自分の意見を言わない」がために わざと店を留守にして様子を見る役どころを、友情出演らしく 演じていたと思います。ちょっとTDVネタもあったり、 ファンサービスも交える辺りも、ゲスト様。
全体的に押し付けがましくない温かさがあって、 音楽の良さとあいまって、後味のいい舞台でした。 4~5人削ってすっきりさせたら もっといいけれど、 人が集まって何かやろうかという形式だと、 そうも言ってられないのかな・・・。難しいところです。
※追記※ 検索していたら、この作品、再演のようです。 私が超苦手でこの舞台でもダメだった人プロデュースで。 今回は脚本にも演出にも伊藤さんの手が入っているし、 人数も1人減っているようだから、 安易に初演の判断まではできないけれど、 役者としてはダメでも、それ以外については 完全否定しなくてすむかなぁと思っています。
ちなみに、この初演の上演リストを見つけたら、 その3週間後に、近藤大介君出演の懐かしい舞台も発見。 同じ年・同じ月・同じ劇場で同じような自力公演か~。 何となく、感慨深いものがあったりします。 http://www.netlaputa.ne.jp/~gin-jel/g-01schedule/ginshow-schedule01-06.htm
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