秋の空



抱えきれないほどの想いを
溢れそうなくらいの想いを


抱え込んだまま私は


ある日
雨雲のたれ込めた低い空を見上げた
今にも泣き出しそうな表情に見えた
やがてやってくる区切りを見つめながら
怖くなってうずくまってしまった


ある日
突き抜けるような高い空を見上げた
高く高く跳んでいけそうな気がした
やがてやってくる区切りを見つめながら
それでも踏み出すしかないのだと


この想いを伝えたい


たったそのひとつの
想いを抱えこんだまま


私は
怯えたり
苦しんだり
勇気が出たり
色々な気持ちに苛まれる




まるで秋の空のように









□□□ ■■■


index











cotton
m@il

my追加