抱えきれないほどの想いを 溢れそうなくらいの想いを
抱え込んだまま私は
ある日 雨雲のたれ込めた低い空を見上げた 今にも泣き出しそうな表情に見えた やがてやってくる区切りを見つめながら 怖くなってうずくまってしまった
ある日 突き抜けるような高い空を見上げた 高く高く跳んでいけそうな気がした やがてやってくる区切りを見つめながら それでも踏み出すしかないのだと
この想いを伝えたい
たったそのひとつの 想いを抱えこんだまま
私は 怯えたり 苦しんだり 勇気が出たり 色々な気持ちに苛まれる
まるで秋の空のように
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