日日雑記
emi



 風谷ィィィィ~!

夏、これを読むのが定番になってしまいました。
夏見正隆「僕はイーグル・哀しみの亡命機(ファルクラム)」出てたの~vvv
書店の新書コーナーで「ずっとキミを待っていたんだ…」と言わんばかりにたった一冊、表紙の風谷があたしを見つめてい~た~の~~♪

今回の推薦文は押井守氏でございます。
「この辛さは尋常ではない」
そーなのよー、読むたんび、ばかばか風谷ーと涙せずにいられないんです。
主人公風谷修(かぜたにおさむ)は高校時代の恋人と別れ、憧れだったF15Jパイロットになります。しかし自衛隊を取り巻く様々な状況が、いつも彼を生死紙一重の戦闘――ほとんど勝つ見込みのない戦闘――に追い立てるのです。

物語だから当然読み物としての面白さが優先されてるし、ステレオタイプと言われればその通りでしょう。このお話が繰り返し問うことはただひとつ。「自分が信念をもち命懸けでする仕事が、常に偏見と侮蔑にさらされている状況にそれでも耐えられるか」なのです。

風谷は気持ちが優しく、よく泣きます。
パイロットスーツがなければ、引っ込み思案の文系少年のよう。でも彼は大切な人を守りたい、そのためだけに今日もスクランブル発進してゆくのです。健気――もういじらしいほどに健気なのですvv

あー書いてるうちにイーグル・ページ作りたくなってきちゃった…どうしよう(^_^;)。

2003年08月30日(土)



 夏休み終了目前

にしてややこしい状況発生か(-_-;)。
週末・週明けとネット落ちになってしまうかもです~しおしおのぱー。

9月になったらすーぐヒカルのお誕生日ですねんvv
何かやるのか管理人!
つか何ができるんだ?
いえもう実のない稲穂同様の脳みそ抱えて、妄想の「も」の字も出てこない(T-T)。いっそハチャハチャSFにでも逃げようかしら。
ある日突然誰かの陰謀(?)で、世界中から囲碁の存在が消えちゃうの。覚えているのはヒカルと一部の友人たちだけでどーのこーの…(誰か読んでくれる?)。

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お昼間になんにも面白いTVがないよーなので、踊るのビデオを観倒していました。特番中心だったので、ゲストが豪華!(笑)
しかしいつの間にか「これで棋院内で窃盗とか殺人とか起きて、犯人立てこもって事件解決にヒカルたちが…」なーんて考えてたり(-_-;)。さて青島は誰にやらせようかな。室井さんと新城さんは…くふふふふ(←それなりに楽しそーではある)。

2003年08月29日(金)



 アナウンサー泣かせ

それは、北朝鮮のお騒がせ貨客船万景峰号…マンギョンボンゴウであります。
6月の接岸拒否から毎日のようにニュースで流れるようになりました。しかしいろんな局のを観た範囲では、アナウンサーが最初から最後までとちらずに言えたの皆無なような気がします(^_^;)。
マンビョンビョン、マンジョンゴン、マンニョンビン等々、なかなかバラエティに富んでますが、どんなハデな壊れ方をしても平然としてるとこはご立派です(内心ああまたやっちゃった…でしょうけど)。

読み間違えのメカニズム研究というものがあるそうで、大体は似たような音(おん)や、単品でも発音しづらいセンテンスが続くのが原因だそうです。あとアナウンサーは目が先読みするため、先にある子音を今読んでしまうといった一瞬の混乱が原因にもなるとか。万景峰号の場合は複数の理由で読みづらいようですね。
最初でとちるより最後でとちって緊張の糸プッツンの方が心境は深刻かなあ…などと、毎日ちょっとしたスリルを味わうニュース時間帯なのでした。

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■本日の更新
オリジナルサイト「dis」のcontainerに、ヒイロ・ユイを追加。
テニプリ部室TOPイラスト(アニメ97話)アップ。

2003年08月28日(木)



 反省。

人様に文句言わず自分のことちゃんとやろう。

…つーことで、今後も更新が滞りそうなものははずしてみました(そっちで対処かい#)。ヒカ碁コミックスの感想も月2回くらいのペースでアップしたいです。
えーそれから、オリジナルサイトのコンテナも止まってるなあ;こっちも回数決まってんだからサクサク進めないと。
テニプリ部室はコンテンツをまとめました。また、TOPに連載かアニメの一言感想(画像付き)をアップしていこうかと思います。

ちょっとね、中坊公平さんの「退路を断ち自らを背水の陣に追い込み、全ての責任を負うのがリーダーの務め」に感動したの。
「どうせ趣味なんだからムリのない範囲で…」は結局だらだらしていかん。これからは、ある程度ノルマを課すようにしたいと思います(いつまで続くかなー)。

2003年08月27日(水)



 competition

代理店にせよデザイン事務所にせよ、広告宣伝に携わっている者なら誰でも経験するコンペティション――通称コンペ。公共機関や企業のデザイン計画・設計競技のことである。ま、入札みたいなものね。事前にどれだけ情報を入手できるかは、代理店営業マンの腕次第。

公共機関は表現の規制が多いし一般企業でもカラーを無視することはできないため、可不可の振幅はなかなか微妙。営業が命懸け(大袈裟じゃない)でゲットした詳細を元に、いかに最大限技量を発揮するかがデザイナーの腕の見せ所である。

相方は現役だし、あたしもかつて同業であった。コンペも何度か参加し、自らコピーやイラストを担当した。今できる最高のものを提示する、それはプロとしての自負だ。例え落ちたとしてもそれがあれば次への布石になる。
だがしかし。
実際ライバル社によって出来上がったものを見た瞬間
「こんなんでよかったんかい#」
と思うことは少なくないのだ。

実は似たような感覚をサイトめぐりしてて味わうことがある。
アマチュアが個人で楽しむのだからレベル云々を語るのは野暮。ましてや自分の拙いサイトを棚に上げるなぞ論外だ。それはよおおく分かってる。
でもね。
重い画像のダウンロードにイライラしつつ「さんざ待たせて出てきたのがこれかよ」とうめいたり、複雑怪奇なページ組み合わせでほとんど迷子になりつつたどり着いたテキストが日本語になってなかったり。

ストレス溜まります。


2003年08月26日(火)



 やっぱりダウン

昨夜から寝込んでます。
典型的な暑さ負け(-_-;)。食欲ゼロでお水ばかり飲んでます。

あさっては火星が大接近。
久し振りにモーさまの「スター・レッド」なんぞ引っ張り出してお布団で読みました。あああーエルグのミカン型お守り(違)欲しかったなー。
ついでに「ユニコーンの夢」も読んじゃえ。帰還したラモンの立ち姿は今でも泣けるのー♪
何故か火星にまつわる話は悲しいものが多いです。隣の小惑星群とリンクされやすいからかしら。とまれ、27日はお手軽望遠鏡で夢の軌道を追いかけましょう。

2003年08月25日(月)



 とかなんとか言いつつ

今日はCLAMPの「ツバサ」①アーンド「×××HOLiC」①を購入してしまいましただよ。

「ツバサ」は特に「CCさくら」の続編ではないという書き込みを掲示板にいただいたので、それじゃあってんで読んでみました。
ナルホド、顔だけでも知ってるキャラがわらわらご登場。ってこた、そのうち昴流くんやら星ちゃんやらも…うくく♪小狼くんは予想通り和谷クンとガチンコでした(^_^;)。あー王子様とお姫様だよぅ、るるるるる~♪
絵柄は「ちょびっツ」がもう少しラフになった感じかしらん。作品によって意図的に絵柄を変えるのは楽しいでしょうねえ。CLAMPってカラーワークもはっきり手法の差をつけるんですよね。複数担当だからこそできるこだわりなのかも。

「×××HOLiC」は「ツバサ」と同時進行でストーリー・リンクしてるようです。雰囲気はこちらの方が好み。「夢幻紳士」の高橋葉介を思い出しました。トーンを一切使わず、全てオーガニックなエフェクト処理です。これでベタも使わなければ更に面白いけど連載じゃムリか。
そいでもって四月一日君尋クンですかね、やっぱ(やっぱって何)。星ちゃんの偽りの生年月日と一緒だわー、るるるるる~♪

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さて現実に目を向けますと。
最高気温を記録しました本日、例によって避けられない外出でした。体育館に2時間近くすし詰めで、暗幕引かれてビデオ観させられたり。しかも帰りは最寄駅まで20分も徒歩よ、徒歩!!あたしに死ねってゆーのね!!
ぜーはーしくしく、もう今日は何にもしない~~~!

2003年08月23日(土)



 本日のお買い物

えーと…
1.「デーモン聖典(サクリード)」①(樹なつみ/白泉社)
  小井草研究員を追っかけてみようかなーと(爆)。
2.「20世紀少年」①②(浦沢直樹/小学館)
  SF好きなあたし向けと2年前から相方のオススメ(笑)。
3.「猫田一金五郎の冒険」(とりみき/講談社)
  京極堂との幻の合作含んでます。 
4.「クビキリサイクル」(西尾維新/講談社ノベルス)
  ずーっと表紙が気になってたシリーズで、とりあえず一冊。
以上。

どこの書店に行ってもCLAMPの「ツバサ」と「××???(覚えてない;)」が平積み。CLAMPで最後まで読んだの「東京バビロン」のみだったり。長いのダメなのよー。「X」も途中であまりの人口密度の高さにあえなく却下。昴流くん登場までたどり着けませんでした(T-T)。
「ツバサ」も「カードキャプターさくら」の続編らしいんだけど、既刊12冊で挫折。読もうかと思ったときに5巻くらいだとベストなんだがなー(-_-;)。小狼なんかきっと好みだろうと予想がつくだけに残念。

高河ゆんのも目立つんですが、彼女の作品は読むというより眺めるものです。何故かストーリーが頭に入ってこないんですわ。この系列は他に杉崎ゆきる、押上美猫なんかがいます。あたしにとってマンガ家というよりイラストレーターね(笑)。

2003年08月22日(金)



 ROUND MIDNIGHT

生き返って欲しい人は誰?という質問に、マンガ家のとりみきが「セロニアス・モンク」と即答したのを聞いて、かーっチクショウと思った管理人である。

ジャズ界のショーピースの中でも傑出したモンクの名曲「Round Midnight」には二つのミステリーがある。
ひとつは作曲者にトランペッター、クーティー・ウィリアムスの名が長年併記されてきたこと。もうひとつはタイトルがときに「Round About Midnight」と呼ばれることだ。
モンクが亡くなってしまった今、ミステリーを解く秘密も永遠に失われてしまった。

初めてこの曲を聴いたのはオスカー・ピーターソンの演奏だった。1986年、同名の映画が制作されたときの主演はサックス奏者のデクスター・ゴードン。レスター・ヤングとバド・パウエルを足して割ったような役柄で、内容は多分に情緒過多だった。サウンドトラック盤に収められた演奏はモンク本人以下、マイルス・デイビス、スタン・ゲッツ、ウェス・モンゴメリ、ビル・エヴァンス、アート・ペッパー、ロン・カーター、ジョージ・ラッセル…書き写すだけで眩暈がしそうだ。

作業に応じてBGMは慎重に選ばなければならない。
読書内容がかなりハードなので、できるだけタイトなヤツを選曲したんだが、目の前に浮かぶのが斜に構えたどっかの部長だったるするあたり、管理人の想像力の限界がある。

2003年08月21日(木)



 遠方より友来たる

遠くへ引っ越した子供の友達が、二年ぶりに遊びに来ました。
二人とも背は伸びてるし声は低くなってるし、おかしな感じです。着いた早々碁盤を広げて対局(笑)。友達は8級だそうで、ウチの子に指導碁してくれました。対局中もケータイで他の子を呼び出し。みんな講習だのクラブだの時間合わせが大変なご様子です。

午前中出かけていて疲れましたー。疲れる内容なのでしょうがないんですが。お昼食べたら猛烈な眠気。
BGMはかったるいシャンソンだは、いいやもう寝ちゃおう。

2003年08月20日(水)



 やはり確信犯なのか。

あ~やっとこ正常な夏休み状態がもどってきた、やれやれ。

海王のキッシーが書店で立ち読みしてた高村薫(薫つながりかい#)の「李歐(りおう)」。さわり部分だけ読んでみたんだけどさー、どうしても李歐本人がキッシーとダブる。彼に不敵さと危うさを加えればいっちょ上がりな感じだ。まさかほったさんがネーム段階で立ち読み本まで指定するとも思えないので、多分作画の小畑さんの趣味だろう。
登場人物に大陸からやって来る人が多く、名前の読みを覚えるのがたいへん。記憶細胞が日々体脂肪に変化してる身にはつらい(だったら晩酌を控えればいいのだ#)。

「花咲ける青少年」「BANANA FISH」どちらも魅力的なチャイニーズが登場してストーリーに花を添える。
欧米と全く違うイントネーション。それがもたらす気だるい風。ぬるい水、砂塵、ひきしぼった弓のような銀の三日月。

アカシアの咲き乱れる大連に、いつか行ってみたい。





2003年08月18日(月)



 ♪夏は扉を開けて~

キラをどこかに連れて行って♪

ダメです、5キラ通り越して7キラくらい行っちゃいそうです。どんな非常時でも目上には敬語。いーんだかなんなんだか頼りのフラガさんは左右を負傷で己を抱きしめる姿はちょっとナルくさいです。

そして独演会状態のクルーゼさんがフラガ・パパのクローン体であることが判明。そこまでタネ明かし(まじタネ明かしですわね)したんなら素顔見せてよー。まさかゴム面かむってるワケじゃないんでしょ?(それじゃスケキヨだって)
キラが人工子宮の実験体つーことは、カガリ王子との血縁は卵子+精子段階ってことですか。おっかさんらしき研究員は髪型までキラでした。
もしかして対性クローンではないですね!?

キラが更に先行くコーディネーターならば、グレン少佐同様外宇宙脱出路線推奨なんですが。ガンダムじゃあそこまで行かないか。

だがしかし今回は最大の山場のひとつなんだろうに、何故かいまいち盛り上がらん。狂言回しのクルーゼさんの出番が前と後ろに集中しすぎで、いかにも取って付けたような感じだからかしら。フラガさんにクルーゼさんの半分でも謎解きのジョーカーを持たせておいてあげれば、あるいは話が解り易かったかも。

さて、次回は一週抜けて夏休み最後の土曜日。よい子は観ちゃいけませんってか。それより
単にフレイ再びが問題なのか。
カガリとラクスを蹴倒して女王様に返り咲く…残り5回いろんな意味で大波乱が予想されそう。
9月いっぱいでホントに終わるのかSEED!まさか終劇は劇場版に持ち越しだったりして、じゃがじゃん♪


2003年08月17日(日)



 命の洗濯を

して参りましたのよ、四日間!
うち二日はヲタク熱をアップさせるに足る(足りすぎか)内容でした。

まず12日は我等が和谷大明神のお誕生日。それに合わせた…とゆーか偶然だったのですが、サイトを通して知り合った皆さんとオフ会の機会をもつことができました。参加はAさん、Mさん、OさんとあたしプラスMさんの姫君と王子様の計6名で上野某所で待ち合わせ。初顔合わせだったためヒカ碁単行本第一巻を携帯(笑)。どうさり気なさを装っても目立つんだわねー、これが(^_^;)。声優さんの如き麗しボイスのAさんに見つけていただき、そこから先の記憶は途切れ途切れです(もうかい#)。
皆さまからツボ突きまくりなお土産などいただいてしまったのに、ズボラなあたしは何も用意しておりませんでした…しくしくごめんなさい。おわびにOさんのスケブに和谷クンなぞ描かせていただきましたが、恩の仇返しだったような気が…(T-T)。

部分的にイベントな様相を呈しつつ、上野公園をお散歩。西郷さんの前で記念撮影など盛り上がりました。朝から降っていた雨もすっかり上がりカンカン照りに。小さいお子さんと戯れるのは久し振りでなんだか懐かしかったです。お子さんの相手をしながらヲタ話題にも鋭く対処なさるMさんは、とても余裕綽々でらして尊敬なのでした。

タイムリミットのMさんを見送り、3人で近くの和風レストランへ移動。4人席の空きひとつは「和谷専」という設定で、サービスなんだかセクハラなんだかなお誕生会を敢行致しました(笑)。
サイト関連でメールの遣り取りなどもあると漠然とは言え相手の方のイメージを想定するものですが、皆さまあたしの想像なんかより遥かにインテリジェンスで理性的。(こ、これは取り繕う余裕ゼロだわ…;)そうなると別のスイッチが入り、なんだかワケ分かんないままベラベラ喋り続けることに…(T-T)。その後の甘味処でも食がすすまなかったのは口に入れるヒマがなかったためと思われます、はい。

Aさんと別れたあと、Oさんの所用で銀座へ移動。それまでの余韻でボケに拍車のかかったあたしと違い、さすが現役OL
「銀座といえばもう不二家っきゃないでしょう!!」
…ええもちろん突進いたしましたわよ!残念ながら窓際の席はダメだったけど、それでも完全に擬似デートだったのよー!!!
いちごショートで甘い語らいのハズが、何故か話題はマルクス主義だの民主主義だのレベル高め。かと思うと女の花園的内容に失楽園でベクトルめちゃくちゃでした。すいませんOさん、あたし昼のビールがまだ残ってました…(号泣)。

この次は市ヶ谷ダッシュか因島巡りか、夢(と妄想)は尽きないのでございます。皆さまありがとうございました。そして数々の粗相、お許しくださいませ。これからもどうぞよろしくお願いいたします(切望)。

     
      (↑証拠物件)



続く13日。
相方と待ち合わせ、新宿朝一の「踊る大捜査線2」上映を観に参りました。こちらも狙ったワケではないのですが、偶然水曜日レディスデーで1000円で鑑賞。朝一の割にはかなり混んでましたねー、さすが。
…で。
内容は観てらっしゃらない方のために伏せるとして、オールスターキャスト!ゲストも豪華!(しかも惜しげもなくチョイ役!)1に比べるとちょっとインパクト弱いけど、それでも充分笑って泣けます!是非スクリーンで楽しんでくださいね~♪

お昼のレストランでは例の如くヲタ話。この点において遠慮のない仲(笑)なので、カップリングから何からわいのわいのと盛り上がっていると、同行したウチの子、いたたまれずにトイレに立ち去りました。やはり「加賀受けの場合攻めは誰?」はキツかったか、すまん子供。

そして今日から有明夏祭り開催。
あいにくのお天気ですがサークル・一般どちらの参加の方々も、ケガ無くムリ無く楽しんでらしてくださいね~!

2003年08月15日(金)



 だるい…

その上体中が痛い。長時間車で同じ姿勢を強いられたせいと思われる。翌々日に症状が出るあたり、管理人のおトシが忍ばれよう(T-T)。

なんだかんだと横槍が入って押せ押せになったが、やっと三島浩司「ルナ」を読み始める。
隕石により飛来した外宇宙生命体が撒き散らすウィルスで世界から孤立した日本が舞台。首都圏が機能せず天下の台所大阪で怪しげな組織(?)が暗躍し…ってゆーあたし好みのパターン。キィパーソンが十代の少年・少女ってとこも趣味だったり(笑)。

その他の趣味といえば電脳仮想量子力学空間、江戸川乱歩的怪かしの夜、戦闘爆撃機ぶんぶんモノ、スチームエンジンしゅわしゅわモノ、世紀末ウィーン体制崩壊など多岐に亘る。しかし基本は青春小説であること――だろうか。
いたいけな少年・少女たちが世間に揉まれて挫折しつつ、それでも明日を生きようとする、そんな物語が好きである。

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そして「ルナ」読了~!
ラストがちょっと…だったけど、着想と肉付けは抜群。ふたつの世界の書き分けも無理なく読みやすかったと思う。

読んでいる途中、何故アマチュアの小説(エンターテインメント)は概ね面白くないのか、自戒も込めて考えた。
それはキャラクターをろくすっぽ動かせず、多くをセリフや地の文で「説明」しようとしてしまうためだ。状況描写だけでも充分なところを更に説明する――要するにくどいのよ。そのくせ場面転換や初物描写はゆるくて分かりづらい。緩急のペース配分も下手クソ。

書き手はついあれもこれもと欲張りがちなので、できるだけ削ぎ落とすことを心掛ければスッキリ読みやすくなると思う。
あとはクライマックスに行動がもたらす物理的なスピード感と、もつれた感情やナゾが一気にほどけていく爽快感を伴わせる――ここいらをクリアできればプロだ。


2003年08月09日(土)



 伊豆・修善寺

源頼朝の息子、二代将軍頼家が暗殺されたところ…くらいしか存じませんで(^_^;)。
伊豆は東西南とほとんど制覇してるのですが、根元の修善寺は初めてでした。旅館の仲居さんによるとかつては伊豆といえば三島・修善寺がメッカで、下田あたりが一般化したのは最近のことらしいです。

今回の旅館は館全体が国の登録文化財になっていて、多くの文人・画人が逗留したことで有名なんですって。館内を有料で40分かけて案内するコースもあってびっくりです。このあたりは戦禍をまぬがれ、古い建物がそのまま残っているそうです。
お風呂も古めかしく明かりも薄暗くひとりじゃ恐くて入れない雰囲気。ほとんど横溝ワールドなのでした。

修善寺温泉町は規模が小さく、2時間もあればぐるりと名所旧跡をまわれます。とりあえず修善寺と頼家のお墓を見学。墓石に「征夷大将軍」て彫ってあり、なんとなくうーむなのでした。
川沿いにある竹林は京都の嵯峨野風。やはり京の雅が懐かしかったのでしょうか。その竹林のせいか、竹細工のおみやげ物屋さんが多かったです。
詩人・イラストレーターとして有名な内藤ルネ人形館を偶然見つけたのですが、運悪く休館日。残念でしたー。

帰りは沼津の千本松原を見学、ついでに富士山の五合目まで登ったはいいものの、悪天候で何も見えず。ものすごいガス発生で一寸先は闇(真っ白?)。なかなかスリリングなドライブでした。

2003年08月08日(金)



 暑いけどさ

まだ32℃くらいなんだよね。この程度だったら涼しい顔で遣り過ごさなきゃ。
だって94年の猛暑の時なんか連日36~38℃でさあ、もう頭がマヒしちゃって「今日も記録更新~」なんてわめいてた記憶が。
温暖化は確実に進むし、今世紀中に平均気温2℃上がるって言うじゃないですか。なんでも動植物が20000種くらい絶滅するらしいッスよ。

シンガポールでは生きていけないとかつて思いましたが、近年の都心部における異様な蒸し暑さといいスコールのような雷雨といいほとんど亜熱帯です。物は腐り降り注ぐ紫外線で発ガン、猛毒の蜘蛛や熱病を媒介する蚊の発生…ああ暑くて死ぬのはイヤ~~~っ!!あたしは第二次氷河期到来の雪原で極上ワインを1本空け美しく凍死するのがいいの~~~ッ!!(冒頭の強がりあっという間に瓦解)

2003年08月05日(火)



 マイノリティなあたしたち

荷宮和子「若者はなぜ怒らなくなったのか」(中公新書ラクレ)読了。
内容は一部?なとこもありますが、概ねまあこんなもんでしょうと最後までお付き合いさせていただきました(^.^)。
彼女の他にも大塚英志や香山リカら同世代の作品は社会的共通経験が卑近すぎ、自分との差異をうっかり見逃してしまうことが多いです。世代格差は基本的に相容れないものに敏感だけど、同世代だと「わかりきった暗黙の了解」がかえって目をくらますのかもしれません。
団塊の世代とその子供たちに挟まれたあたしたちは「くびれの世代」と言われるそうです(人口ピラミッドの中で占める割合がかなり少ないため)。その特長は「命令するのもされるのも嫌い」「全ての物象を同列に比較検討でき、その結果各人が個別の意見を持つ事に違和感がない」だそうです。

荷宮さんは「こんなコト書くなんてトシとった証拠だわ」とちょっと自虐的に「今時の若いもん」へ説教垂れてます。
要点は
1.怒るべきときには毅然と怒れ
2.一時的な感情の垂れ流しで満足するな
3.偏ったイデオロギーで他者を平然と見下す人間を愚弄する「言葉」を持て
4.物事は意志と行動で変えられることを知れ
…でしょーか。

おかしかったのは、本文に「熱血漫画家十訓」(燃えよペン!)が引用されたマンガ家の島本和彦氏のくだり。これはペンネームで本名は手塚さんというそうです。さすがにマンガ家で「手塚」を名乗るのは恥ずかしかったからだとか。
…とすると、生徒会長や男子硬式テニス部部長も恥ずかしいかな(笑)。

2003年08月04日(月)



 プライベート・リーディング・ルーム

駅ビルの中は涼しい。所々にベンチもしつらえてあり、買い物途中のちょっと休憩にはもってこいだ。

書店は夏休みフェアで各社のオススメ文庫本コーナーがある。気まぐれに未読の名作(ヘミングウェイの「日はまた昇る」)を買い、ベンチで読み始める。向かいのCDショップから昔懐かしのAORが流れてきていい気分。ふと気付くと1時間くらい経っていた。
ビル内の喫茶室に入り、サンドイッチとアイスティーで軽くお昼。サマーセールの夏服やサンダルをひやかして、また書店前のベンチに戻る。さっきの続きでもうちょっと、曲はハワイアンに変わっていた…で、結局半分くらい読んでしまう。
食料品売り場で夕飯の材料を買い、バスに乗って帰宅。家は暑かった。

2003年08月03日(日)



 主役はナタル


まあ担当声優さんたら、さぞや腹筋がお疲れだったのでは(笑)?

今週の疑問。
その1.マリュー艦長がフラガ大尉をムウと呼んでいたが…したか?(何を)
そのせいでニュータイプか?(だから何で)そいでもって来週でサヨウナラか?
母の形見の指輪はちゃんと預けたか?(核爆)

その2.クルーゼさんはもしかしててんぷくトリオ同様、クスリで操作残留組か?鍵を握ってるってほのめかすけど「夏は仮面を開け~て~♪」だったらタダじゃおかないんだから!はっきり言って引きが長すぎます。伏線も結構ですが視聴者が忘れてしまっては何にもならないでしょうが!

ああそれにしてもブリッジ内をわらわら飛び回るハロ、
うざい#
ラクスのうねるポニーテール、
もっとうざい#
ええい撃っちまえナタル、あたしが許す!ただしキラに当ててはダメよ。今週アスランよりセリフが少ないなんて(ムカムカ#)…その分、来週いっぱいしゃべってもらうんだから。

2003年08月02日(土)



 コマーシャリズム

週刊誌で興味深い記事をみました。
不愉快な番組に対する抗議を、TV局にではなくスポンサー企業に直接訴えるというのです。モラルを疑うような番組に提供する企業の商品をボイコットしてしまえ、ってことですね。

まあそこまでしなくても、視聴者にはチャンネル権と電源権(笑)がございます。イヤだったらさっさと消してしまえばよろしい。
先日中学生によるTV論議がありました。傑作だったのは「下品な内容なら新聞欄のタイトルの後ろにマル下(最終回をマル終とするのと同様)って書いとけば?」というもの。さしずめ同人なら18禁とかかしら(^_^;)。いろいろマークを作ってしかもカラー別だったら面白そう。成人向けならピンクのハートとか。

2003年08月01日(金)
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