甲斐犬ジロー通信
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ジローの介護生活もじわじわと近い将来必ず訪れる問題です。 今は老犬になると、環境の変化に順応することがとても大変だと実感する日々です。 今迄慣れた環境での毎日がジローにとっては一番安心なのですが、その安心も時間の問題です。
リードが足にからまっても直せない。 オシッコ、う*ちが出たくなった時に、気付いてやれないと漏らす。
今のところ、この2点が問題です。 ジロ母が日中仕事で外に出ている時は訴えても、連れ出してはもらえないので、ダメならやっちゃえとばかり最近は自然体になっています。 我慢されるより出してくれた方が良いと思っているので、後片付けは少しも苦になりませんが、洗濯機を回す回数が倍以上になっています。
元々、完全室内飼いではないので、生活臭のある室内に入れると興奮してなかなか寝ません。 ウロウロ動き回り、慣れない事にストレスを感じるのか落ち着けない時はレスキューレメディを数滴口の中に垂らしてやるとハーハーと口を開けることもなく静かになります。 6年前はもっとすんなり環境に順応していたのになぁ〜。 しょうが無い、ゆっくり時間をかけて慣れてもらうしかないもの。
介護用品も準備しています。 サプリメントでお世話になっているデミさんが老犬介護のワン用を実費で分けて下さりありがたいです。 仕立ても丁寧で、これならお肌にも優しいと思います。 歩行困難になった時の補助バンドも当たりがボワで出来ていて犬の立場にたった仕様です。 この2点が加わり、ジロ母としては凄く気持ちが楽でいられます。
早速、予行練習しましたが、あっという間に脱いでしまいました。 ツルリッと早業なので、本当にその日が来たら、大人しく履いてもらわないとねジロー。
実はおやつも注文して送っていただいています。 似たようなおやつを日本で買って与えた事がありますが、食べた直後吐き戻したことがジローにもタイショウにもあったので、ガム類やおやつはデミさんが安心素材を吟味して新しいものを仕入れて送って下さるので、私が作れる手作りの物と一緒に与えています。 癌のことを調べていて、添加物や防腐剤入りは厳しく管理すべきと癌患者に 警告しているので、分からない物は避けようと決めています。
サークル内で過ごすジローですが、寝る時はジロ母がサークル内に入って 檻の中動物状態です。 敷物敷いて、お布団をかけて寝ているのですが節々が痛くなるんですね。 寒いし腰も痛いし、、、、。 そうだ寝袋で寝てみよう! 息子が使っていた寝袋はどうも寒そうなので、新しく購入しました。 驚きです〜〜〜、今の寝袋って非常に良く出来ているんです。 コールマンコルネットというものですが、寝心地がウソみたいに快適なんです。
ジローも喜んじゃって、ツルツル滑る寝袋の上をふんずけて歩きます。 オットット〜〜〜、すべって転んだりして興奮気味。
寝袋の中に顔を突っ込んでみたり、仕舞にはジロ母の顔の上に伏せして寝てしまった。 今日は顔や頭も踏みつけられて、厳しい状況でしたがその内慣れて大人しくなるでしょう。
都内某所、静寂な住宅街で事件は起きた・・・・・・。
ある住宅の納戸に住みついたハクビシン、このハクビシンの補獲劇に 甲斐犬朱さんが、秘めたる能力を発揮し、血を一滴も流すことなくハクビシンを警察官に突き出したのです。 その一部始終です。
ワンワンッ〜〜〜〜〜ウッ、ワンゥ〜〜〜〜!
突然、何かを知らせるかのような鳴き声が! 甲斐犬朱さんが動き出した。
いつもと違う鳴き声に飼い主一家は何か大事が起きたと分かり、鳴き声の方へ駆け付けた。 するとそこには恐怖で固まったまま動けないハクビシンがいたのだ。 朱さんは階段下まで追い込み、逃げ場が無い所で睨み唸りを聞かせていたのだ。
朱、良くやった!
飼い主はあろうことか、魚を掬う網を持ちだしハクビシンの捕獲に乗り出した。 あっちだこっちだ〜〜〜〜、それっ! ハクビシンめがけて、網をかぶせ押さえこもうとしたその時、ハクビシンは脱兎のごとく逃げたーーーーーーー。
エッツ??!!
甲斐犬朱さんは信じられないと思ったのですが、もう一度ハクビシンを追い 今度は警察を呼んでおくれでないかと目で合図を送ったのだった。
(ハクビシンの写真)
甲斐犬朱さんは日頃のご恩に報いたい、ここでハクビシンを逃してはならぬと思いました。
警察が来るまで、あちきが止めておきますから早く110番通報お願いしやんす。
「ハクビシン! あちきはあんたを殺さないから、観念をし」
飼い主一家は朱さんが震えながら吠え止めする姿に感動しつつ警察への連絡に奔走したのだった。 来ました! パトカーが。
大丈夫なのでしょうか? 身軽な格好でおいでですが捕獲出来るのでしょうか?
朱さんが追い込んで止めたハクビシンを先ずネットに入れます
大丈夫ですか? 押さえられますか?
捕獲成功しました。 見えますかね? ハクビシンも動きが取れないくらい恐かったのでしょう。
「おまわりさん、この子を引き渡しますから大事に連れ帰っておくんなまし。 」
ハクビシンと警官の写真しか撮ってなかったそうで、大手柄の朱さんは一枚も無いんですって。 ではでは、朱さんの写真をば
右が朱さん、左が朱さんの愛息しげちゃん。
「なんと、やっとやっとの捕獲でありんすねぇ。 ハクビシンも野生の力で何処かで生き抜くことでありんすよ。 また、戻ってくるなんて考えてたら、あちきが許さないでありんすよ」
そうです、また舞い戻るなんてことのないよう願わずにはいられません。 甲斐の魂を見せつけた朱さん、なんて気丈夫なお方なのでしょう。
(ドンコマ新聞より)
今日は隅田川沿いを北上して両国橋から浅草橋、柳橋を回って裏町歩きを 楽しみました。 墨田区は観光名所が多いのですが、こういう看板があちこちに立てられていて楽しめます。 ジロ家から数分でこの看板が
そうなんです、四十七士は両国橋を渡らず、ジロ家のすぐ脇の路地を通り 永代橋を渡り泉岳寺に向かったのです。
前原伊助邸もここにあったということは昔々、親から聞かされていましたが その当時は興味が無かったので忘れていました。
回向院は今では犬猫の法要で有名ですが、奥の方に入ると鼠小僧のお墓や 歌舞伎役者など珍しいお墓があります。
鬼平犯科帳愛読者の方にはたまらない歴史散歩の宝庫なので、最近は中高年の方が本を片手に歴史散歩を楽しんでいる姿を良く見ます。
両国橋の袂にある会社。 建て直さないでいつまでもこの姿でいて欲しいと願っています。
こちらも橋の袂にある「ももんじや」イノシシ鍋屋です。
ももんじやから両国橋を渡り、浅草橋に向かいました。 釣り船や屋形船が繋留されていて、タイショウも身を乗り出して見ています。
人形屋さんのウインドーにお雛様が、、、良いですね〜。
干支雛、昔のものだそうで珍しいお雛様です。
この時間になると朝日に向かって歩いています。 力強いエネルギーを感じながら、今日一日の始まりです。
釣り船屋のノラちゃん達もお日様に当たって気持ち良さげにこちらを見ています。
節分も近づいてきましたね。
柳橋界隈には木造の古い物件が目立ちますが、ジロ母の楽しみはこの物件を 勝手に査定し、活かす事を妄想することです。 お金があったら、日本家屋を買って手直しをして住みたいと思います。
まだまだアップにたえるジロー。
被毛が段々、黒くなってきて黒光りしています。
タイショウとの関係はこんな感じです。 一応、鼻先を付ける時は気を付けていますが、タイショウが遠慮しているので、ジローも牽制はしません。 5階玄関でも、ジローが入る時は隅っこに寄って待っています。
2010年01月26日(火) |
ドッグラン好きタイショウ |
タイショウはドッグランが好きで、毎日橋の上から眺めては
イキタイヨーーーーーー、アソビタイヨーーーー!
と要求します。 タイショウはどんなエッチ犬にも乱暴犬にも合わせて遊ぶので、重宝がられています。 超ミニ犬なども、わらわらと寄ってきて遊ぶのですが、タイショウが踏みつけて怪我させないかと気が気ではありません。 暗いドッグランでデカ犬と高速回転で走る小型犬の追いかけっこが延々つづくのですが興奮してくるとタイショウを噛んだりしてテンションが高くなってくるので、引き時を見計らって撤収します。 噛まれても怒らないで、ヒーーーーーーッと鳴いているタイショウ。 なんで怒らないのだろう。
今日は体重20K、1才のブルドッグ君が良い遊び相手になってくれると言ってくれています。
シツコイぞ!
と吠えて嫌がるけれど、まんざらでも無いようです。
〈お知らせ〉
年賀状は旧正月に合わせてお送りするつもりでしたが、プリンターが壊れて修復に時間がかかりそうです。 お詫びに「ジロ家お年玉付き年賀状」を送る事にしました。 毎年、年賀状を交換している方、今年下さった方にお出ししますので、楽しみにお待ち下さい。 シールをめくって豪華景品を当てて下さい。 何が当たるかはお楽しみ〜〜〜。
無農薬ニンジンのジュースの残りカスが毎日、これだけ出ます。 ジローとタイショウはご飯の上に山盛り乗せて、一日数回与えていますが ジローはジュースも少し飲みます。 続けているので体に良い事が分かる目安がう*ちです。 3回は出していますので、腸が綺麗に洗浄されているのでしょう。
素晴らしい物を二頭共に放出するのですが、タイショウがドッグランでつい 出てしまったう*ちを争奪戦のように食べてしまった犬達・・・・。 いつもは食べないという犬が、タイショウのそれを止める間も無く、完食したのには可笑しかったです。
ジローのご飯はジュース付きです。 体調も上がっているので、1回食から2回食にして、生骨も豚耳もおやつに バリバリ食して、食べる楽しみでワクワクしているのが伝わりますね。
ニンジンは捨てるのがもったいないので、何か再生方法があったら教えて頂きたいです。 犬用のニンジンクッキーを焼いてみようと思いますが、パウンドケーキにも 使えるのでしょうか?
家の長さんは水が大好きで、キッチンでこういう飲み方をしています。
2010年01月24日(日) |
タイショウのボイコットスタイル |
休日なのでガランとした、日本橋横山町繊維問屋街でポリポリ。 体が大きくなっているように感じるのですが・・・・・・。 何処までデカくなるのかタイショウ?
ドッグランが大好きで、朝も夜も
ドッグランで遊びたいーーーー!
と駄々をこねます。
鬱蒼とした茂みが大好き。 人間の腰くらいの高さの茂みに勢いよく飛びこむので、ジロ母のコートはボロボロで作業服のようになっています。
茂みの奥の方から、よく骨を拾いジロ母に取りあげられています。
抗議のボイコットスタイル。 リードを銜えて、寝転がるのがタイショウ流ですが、いかにもお子ちゃまで 精神年齢はどうなのでしょう?
今年で三回目の着付けボランティアです。 千代田区に在住、在勤の外国人を対象にして、今年は30名以上の方が着物を着て楽しまれました。 希望者は100名に達する勢いだったらしく、早い者勝ちで権利を取得したやる気満々の外国人の方々が三々五々集まってまいりました。
今年はお着物も沢山集まり、選り取りみどりですが、迷うことなく即決で 自分のお気に入りを選ばれました。
ヘアピースや髪飾り、かもじなども寄付して下さったり、貸して下さったりで年々、協力して下さる方々のご厚意で本格的になっています。
男性の羽織袴はmasamiさんが今年も担当されて、一生懸命着つけているところです。 masamiさんのお譲さんが7才の時に着たお着物をチェコのお譲さんに着つけもされてとても可愛く出来上がりました。
かんざしは人気で足りなかったようですが、でも古典的な髪かざりはお着物も人も引き立てます。
長じゅばんを着ている人、順番待ちしながら説明を聞いている人、それぞれに初体験なので神妙なお顔ですが、、、、そのお顔が笑顔に変わる んですよ。
wendyさんは今回、初めて参加頂き、髪を担当して下さいました。 人種によって髪質が全く異なるので、とても難しそうでしたが、上手にアップして下さり、皆さん嬉しそうでしたね。 このお譲さんは一番乗りで来て下さったので、先生が着付けをされました。 可愛いですよね。
チェコの方、ファミリーでいらした奥様なので留袖を選ばれましたが、先生から「キレイ!」と言われて、思わず笑みがこぼれ「アリガトウゴザイマシタ」と何度も何度もお礼を仰っていました。
綺麗どころが並んで、ご主人や友達がカメラをパチパチ、撮影会ですね。
この男の子がとても可愛かった! 後ろに居るのがお姉ちゃまのようですが、、、、
お姉ちゃまは未だ10代なのに、この渋い昔のお着物を選びました。 私達はヒィエ〜とばかり驚いてしまいましたが、なんともしっくりお似合いなので、改めてお着物の素晴らしさに感動です。 手にはヘアピースを持って、静かに佇んでいるので気がつかなかったのですが、アップにして欲しくて順番を待っていたのですね。 あ〜、本当に素敵なお譲さんです。
こうして見ると、皆さん着こなしているのでお着物は世界に通用する、最高のファッションだと思います。 小さな男の子も嫌がらずに着ていましたし、少し大きなお譲さま方は着物着て畳の大広間を運動会していました。
スタッフの私達です。 着付けを済ますと、皆さんが満面笑みでアリガトウゴザイマス、ウレシイ、と声を掛けてくださいますが、私も笑顔で着付けが出来るように精進しなければと今年はそんな課題を持ち帰ることが出来ました。 一年に一度の事ですが、人の力だけで出来る事って大きいんですね。 国は違っても少なくともこの日は争い合いの無い平和なコミュニティでした。 また、来年もお手伝いの誘いがあったら、是非参加させて頂き、皆さんの笑顔でいっぱいの一日にしたいと願っています。
黒豆が生きていた頃は多い時で、3日に一度病院へ通っていました。 顔なじみのワンニャンや飼い主さんと会うのが楽しみでもありましたから
あの子はどうしたかな? 元気になったかな?
ジローや金太郎の健康診断に通うだけになった今では、亜美ちゃんと言う9歳の猫ちゃんの飼い主さんとメールや電話での近況報告などしていました。 黒豆と一緒に、お腹にお水を入れていたのですがその子より元気だった黒豆がお先に逝ってしまい亜美ちゃんのほうが頑張っているので、誰もが驚いていたのですが、、、、癌と腎臓の病で闘い続け、昨日早朝にママのお膝で 天国に旅立って行きました。
ママが独りでも大丈夫なように、亜美ちゃんは沢山の置き土産を残し立派に猫生を全うしたとジロ母は思っています。 亜美ちゃんのお陰で、素晴らしいママに巡り合わせてくれたことにも感謝です。 今頃、黒豆に意地悪されていないかしら? 黒豆にはあっちに行ったら、好かれる猫になりなさいよと伝えましたけれど。
亜美ちゃんがお星様になる少し前には柴犬のサイちゃんが15才3カ月でお星様になりました。 サイちゃんも、ママに抱かれて逝った幸せな犬です。 ジローと半年違いなので、お互いに老犬介護が始まり心強い存在でしたが 亡くなる前日にサイママさんとお電話で長話をして、サイちゃんの様子を沢山聞かせて頂いたばかりだったので、、、、、。 でも、サイちゃんも親孝行な子で、ママの腕の中でお別れをしてくれて最高の逝き方だったのではないかと思います。 会った事無かった子なのに、親近感を感じさせる存在感のあるサイちゃんでしたから、なんだか力だ抜けたように寂しいと心から感じています。
ジローもいつか、同じ日が来るのだろうな。 今は可愛いじっちゃんになり、大人しくてタイショウと鼻を突き合わせても 怒らなくなり、まあるい犬になりました。 人間は年を取ると老い先を考えながら日々を過ごしますけれど、ジローも自分の寿命を感じながら生きているのでしょうか、、、。
ガッカリ落ち込むジロ母に元気を出させようとしてくれているのか 時にジロ母が付いていくのが大変なくらいジローは爆発的元気になります。 5階まで、スタコラ上がる事もあり、シンジラレナイ〜〜〜と思うのですが、無理はご法度なので止めさせることもあります。 このまま元気なジローで居て欲しいと、勝手な思いになりますが、一日も長く生きていて欲しいと願っています。
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