こんなこと・あんなこと

2003年11月01日(土) 小旅行2日目

宿は東京駅にほど近い人形町。
昨日、羽田で金沢までのJRの切符を求めておいたので、改札口へ向かえばよいだけ。
金沢から越後湯沢までは上越新幹線を利用。6時48分発のMAX。2階建て車両の自由席の2階にゆったり座れました。駅で求めたお弁当を食べながら、幾つかトンネルを通過して、あっという間に北陸へ。
ここから直江津までは「ほくほく線」。直江津から金沢までは北陸本線。8時32分越後湯沢発のはくたかは自由席も満員の混みよう。連休だものね。
11時ちょうどに金沢着。

お昼は駅の「麩料理」のお店で麩そばをいただく。一緒についてきた生麩がおいしかった。麩懐石にすればよかった、とちょっと後悔。

シェルターシンポジウムは13時から。
辛淑玉(しんすごう)さんの「誰もが安心して暮らしていくために」という基調講演に始まり、「DV防止法の実効性を求めて」というシンポジウム、夜はホテルに会場を移して交流会と盛りだくさん。
パワーあふれる女性が全国から集うこのシンポジウムは熱気むんむん。

交流会の後も、札幌から参加の知り合いのお部屋で語る、語る。
長い、長い1日。



2003年10月31日(金) 小旅行1日目

11月1日、2日、金沢にて開催の「シェルターシンポジウム」に参加のために、まずは東京へ。
16時15分、帯広空港発のJAS便はほぼ満席。
日高山脈に沈んだ太陽が、上空でまたあらわれます。
小さな窓から、下界の濃紺、上空の水色、その境界のオレンジ色をずっとながめていました。

帯広から羽田までは本当に一っ飛びなのに、羽田に着いてからの長いこと。
羽田に着いてから、京急で都心に向かおうと思うのだけれど、乗り継ぎ切符はどの路線のものを求めてよいのか、悩むこと、しばし。
去年、上京したときにも悩んだんだよなあ。

東京時代の仲間と飲んで、宿に着いたら10時半頃でした。



2003年10月30日(木) 大正元年

大正元年は何月何日からか。
明治45年7月30日付で、大正改元の詔書というものが発せられています。
「朕菲德ヲ以テ大統ヲ承ケ祖宗ノ靈ニ誥ケテ萬機ノ政ヲ行フ茲ニ先帝ノ定制ニ遵ヒ明治四十五年七月三十日以後ヲ改メテ大正元年ト爲ス主者施行セヨ」

正式には発するまでは明治45年7月30日で、発せられた後が大正元年7月30日なんでしょうかね。
西暦では1912年のこと。
エクセルで「1912/7/30」と入力して、セルの表示形式を和暦にすると、確かに「大正1年7月30日」となります。元年とはならないが・・・。

困るのが、1912年生まれだけれど、7月29日以前にお生まれの方。
名簿に「大正元年5月28日」とあったりするわけです。エクセルで「T1.5.28」と入力しても、確定すると「M45.5.28」となってしまいます。
明治と言いたくない気もわからないではないけれど、コンピュータはだまされないのよ。

ちなみにエクセルで扱える日付の初日、1900年1月1日は、明治33年1月1日。

昭和元年は12月25日から。12月24日までは大正15年。
昭和元年は数日しかないわけです。

平成元年は1月8日から。
とても細かいことだけど、
「元号を改める政令をここに公布する。」という政令が発せられたのは昭和64年1月7日。
政令第一号は「元号を改める政令」
「内閣は、元号法(昭和五十四年法律第四十三号)第一項の規定に基づき、この政令を制定する。
 元号を平成に改める。
   附 則
 この政令は、公布の日の翌日から施行する。」
とあるので、注目すべきは「翌日から施行」。なので、1月7日は昭和で、1月8日からが平成。

明治のM、大正のT、昭和のS、平成のHと、ここまではうまい具合に同じアルファベットはないわけで、この次の改元、コンピュータ時代を考えれば、「ま行、た行、さ行、は行」という選択はないと思われます。



2003年10月29日(水) 奥様はとてもよい方ですねえ。

帯広まで小一時間のところから週1回お越しのNさん。72歳。
パソコンは今年の6月に購入したとのことですが、何でもとてもよくおできになります。
今日は「筆ぐるめ」のお勉強。
自宅で住所録はほぼ作成済み。住所録機能の不明な点を解決したいとのこと。

どれどれ、というわけで、まずは住所録を拝見。「連名」の欄が幾つかスペースを空けてから名前が打たれています。そもそもの「氏名」の欄で「氏」と「名」の間に1スペースを空けずに入力されているので、このままだとどこまでが「氏」か「筆ぐるめ」が判断できず、連名が行の頭に来てしまうので、それでNさんは連名の前に「氏」の長さ分のスペースを入力しているわけです。
「Nさん、ここは苗字と名前の間に1スペースとっていれば、苦労しなくっても済んだんですよね」
こんなふうにちょっとしたことで、操作の労力が違ってしまうことはよくあります。

さて、スペースがあろうがなかろうが、大勢に影響はないわけですが、ここでNさんいわく「ハガキに印刷するときの連名の字って、もう少し小さくならないのでしょうか」。
すかさず私「いまどき奥さんの名前をご主人の名前より小さく書いたら怒られますよ!」。
Nさんも「僕もそう思うんだけど、うちの家内がそう言うんですよ」と。
で、私、「奥様はとてもよい方ですねえ」と、つぶやいたわけです。

確かに、夫の名前が「晃」、妻の名前が「由美子」だったりすると、ちょっと小さいとバランスがいいのにな、というときはあるにはあります。
そこまでこだわるのなら、手書きでどうぞ、ということかな・・・。

最近は夫は夫、妻は妻、年賀状を別々におつくりになる方も増えてきました。ほとんどの場合、妻が自分の友人用に、自分の名前だけを入れて作るわけですが。

「年賀状から考える、男女共同参画社会について」というお題で講演会が開けそうです。



2003年10月28日(火) これだからやめられない

某高齢者団体の皆様のパソコン講習5日目。
24名の皆様、ほとんど今回が初めて挑戦されるという方ばかり。
今日は「保存」、「開く」のお勉強。

まずは画面の1行目にお名前、2行目に住所を打っていただきます。
(住所を入力するときに「じょう」と「ちょうめ」で悩む方多数。あっちでも、こっちでも「千代うめ」と・・・)

続いて保存。
「ファイル(F)、名前をつけて保存を選択してくださいね」
(ここまでは皆さんOK、OK)
「今回はフロッピーに保存しますから、場所を変えましょうね」
(ここが結構難関)
「ファイル名を付けますよ。今、ファイル名の欄には何と表示されていますか?」
(皆さんにお名前になっていることを確認いただくわけです)
「さて、どうして皆さんの名前になっていると思いますか?」
(前列のお席の熱心な生徒さん(おばあちゃまです)が「さっき、フロッピーに名前を書いたから?」と発言してくださいました。)

楽しくって、楽しくって、これだからやめられない。



2003年10月23日(木) USBフラッシュメモリ

最近のパソコン、フロッピーディスクドライブが標準装備になっていないものも多い。教室で学習したものを家でも復習したいとなると・・・。
その1 ファイルをメールで送る。→インターネットを使っていないと×。
その2 CD-Rで保存する。→家で開けても、ふたたび保存し直すとなるとやっぱり×。
その3 デジカメ用のスマートメディア、コンパクトフラッシュなどに保存する。→デジカメがなきゃ用意しても意味がないのでやっぱり×。

というわけで、最近皆様におすすめするのはUSBフラッシュメモリ。

形状はまるでシャープペンシルの替え芯ケースのよう。たいていのパソコンについている1cmぐらいの差込口で、線が3本枝分かれになった絵の場所に差し込んで使います。
OSによってはドライバをインストールする必要があるけれど、XPだと全く何もしなくても大丈夫。
16MB、32MB、64MB・・・、容量によって値段はかなり違うけれど、ひとまずの記憶媒体としては16MBでも十分。これだと3000円前後で購入できます。

保存場所の一覧に「リムーバブルディスク」と表示されてくるので、そこを指定すれば、あとはどうということはありません。
私のバッグの中には常に32MBのクリップドライブ(BUFFALO(旧メルコ)のUSBフラッシュメモリの商品名)が入っています。結構、役に立ちます。バッグに入れておかないと、余りに小さくて、ちょくちょく行方不明になるから、という理由もあるのだけれど。

詳しく知りたい方は、BUFFALOのホームページへGO。
http://www.buffalo.jp/

もちろん、BUFFALO以外のメーカーもあるけれど、省略。



2003年10月22日(水) バンドル版

パソコンショップで普通に売られているソフトを「製品版」、パソコンにあらかじめインストールされているソフトを「バンドル版」といいます。「製品版」と「バンドル」版だと微妙に違います。
例えば、年賀状作成&住所録ソフトの「筆ぐるめ」。「製品版」だとCDが数枚ついてきて、なおかつマニュアルもついてきます。マニュアルはヘルプ機能で代用できるとしても、最も大きな違いは、電話番号辞書が使えるか否か。バンドル版に電話番号辞書はついていないのです。

電話番号辞書があれば、電話帳に掲載されていれば(最近は個人の方は載せていない場合も結構ある)、電話番号さえ入力すれば「氏名」「郵便番号」「住所」まで自動に入ります。便利、便利。辞書に該当する番号がない場合は、その電話番号の地域の郵便番号、住所が複数表示され、選択できるようになっています。

Nさんのパソコンには「筆ぐるめ10」が入っているのですが、バンドル版。電場番号辞書はどうしたらよいのでしょう?
別途、製品版を求めてください、ということなんでしょうが、そこのところをメーカーに問い合わせてみようと、何度も何度も電話をかけましたが、話し中(インフォメーションセンターに一度で電話がつながるなんて、奇跡的)。メールやFAXでも質問を受け付けているとのことで、同じ文面をメールとFAXで送ってみました。

送った内容は次のようなもの。

<質問1>
バンドル版の場合、電話番号辞書はついていないと思われますが、いかがですか?
<質問2>
電話番号辞書は「ら~くらく」と連携とありますが、高価なソフトなため、一般の方が購入されるには負担が大きいと思われます。
筆グルメのアップグレード版でインストールし、付属の電話番号辞書を使いたいと考えていますが、可能でしょうか。
<質問3>
その場合、電話番号辞書のみインストールすることも可能でしょうか。
<質問4>
アップグレード版を購入するとしたら、Ver11でもよいのでしょうか。
支障がないのでしたら、11をすすめた方がよいと考えています。

回答は10分たたずにFAXで来ました。
「筆ぐるめVer10のバンドル版には、電話番号辞書はついていません。現在発売されている筆るぐめのアップグレード版のバージョンはVer11です。筆ぐるめVer11のアップグレード版には電話番号辞書がついております。電話番号辞書は単独でご使用いただくことはできず筆ぐるめがインストールされている状態でご使用いただくことになります。筆ぐるめVer11の動作環境をご案内いたします。よろしくお願いいたします」
一言も新たに筆グルメを買ってくれとは書いていませんが、やっぱり買わなきゃだめなのね。

バンドル版って、結局、おまけなんだなあ。

おまけのおまけ
バンドル(bundle)は「束ねる」という意味。「付いてくる」、ということらしい。



2003年10月17日(金) 十勝野(3)

 ADSLでブロードバントには十分対応できるが、帯広市内では利用できない地域がある。十勝管内では九月末現在、豊頃町、陸別町、中札内村、忠類村、更別村が同じく利用不可の地域となっている。ISDNは十勝管内のほぼ全域で利用可能だが、交換局から遠いと利用できない地域がある。

 最近のパソコンの多くは、インターネットにつないで使うのが当たり前のような仕様になっている。ソフトの更新が簡単にできたり、無料のソフトを手に入れたりできる。しかし、これらの多くのデータは大容量で、ISDN回線でもかなりの時間がかかる。定額利用の課金方式がない通常の回線利用の場合は、使い方によっては回線使用料もかさむことになる。

 数年前の最新技術があっという間に陳腐化してしまうのがパソコンの世界。最新技術が、どれだけ生活を便利にするかは議論の分かれるところだろうが、広大な十勝においては、陳腐化した技術で我慢を強いられる現状もあるのだ。



2003年10月16日(木) 十勝野(2)

 ブロードバンドとは、broad=広い band=帯域という意味で、一般的に光ファイバーやADSL(データの高速伝送が可能な電話回線の一種)を利用した高速のインターネット接続サービスのことをいう。

 パソコンをインターネットに接続する方法は、大きく分けて電話回線と、ケーブルテレビ(CATV)を利用する方法がある。

 電話回線を利用する方法は、さらに次の三通りに分けられる。①通常の回線をモデム(データの変換装置)を介して利用する方法②ISDNというデジタル信号が送れる回線に、ターミナルアダプタを介して利用する方法③ADSL回線を利用し、スプリッタという装置とモデムを介して利用する方法。

 データの伝送速度は、①を一とすると、②は約一・五倍、③は数十から数百倍である。

 ADSLでもかなり高速だが、さらに数倍速いのが光ファイバーだ。デジタルカメラで撮影した写真をメールで送るとしよう。光ファイバーで一秒間に百枚分送れるとすると、同じ量を通常の電話回線で送るには三十分以上もかかる計算だ。

 NTTは通信回線の光ファイバー化を進めており、帯広では昨年十一月からこれを利用したインターネットサービスが利用できるようになった。CATVも光ファイバー化が進んでいる。

 今後は光ファイバー網も整備されていくのだろうが、今のところ利用できるところがごく一部に限られ、利用料金も他の方式に比べて割高だ。



2003年10月15日(水) 十勝野(1)

2003年10月15日付
北海道新聞夕刊(十勝版)
十勝野
ブロードバンドの時代
高速化 乗り遅れ地域も
(とかちパソコン指導者研究会代表・渡辺博子)

 パソコンの講習会参加者に「インターネットをお使いの方、いますか」と尋ねると、ほとんどの人の手が挙がる。「どのぐらいの頻度で使いますか」と質問すると、ほぼ毎日メールのチェックをするし、いろいろなホームページを見るという人もいれば、一週間に一度使うかどうかという人もいる。

 「ところで皆さん、どんな方法で接続しているか、例えば、ISDNか、ADSLか、ご存じですか」と聞くと、半分ぐらいの人は「はて」という顔で首をかしげる。

 インターネットはメールのやりとりができれば十分という人も多い。メールは文字のやりとりが中心だが、高速の通信回線を使えば画像や音声、動画のやりとりがより円滑にできる。パソコンをあたかもテレビやラジオのように使うことも可能だ。この技術を可能にしたのがブロードバンドなるものだ。


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Hiroko Watanabe [MAIL] [HOMEPAGE]

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