初日 最新 目次 MAIL HOME


りょうちんのひとりごと
りょうちん
MAIL
HOME

My追加

2003年04月07日(月)
Vol.290 アトム誕生

おはようございます。りょうちんです。

今日はあの鉄腕アトムが生まれた日なんだそうだ。ニュースなんかでもいろいろと話題になってたし、たくさんのイベントやセレモニーなんかも至るところでやっていたようだ。そういや今年の正月に相方からもらった年賀状にも、アトムが描かれていたっけ。
でも俺、正直なところ鉄腕アトムにはそれほど思い入れがない。さすがにあの有名な主題歌は歌えるけれど、リアルタイムでTVアニメを見た記憶はない。未来のロボットで言うならば、俺はアトムよりもドラえもんの方がピンと来たりする。
この鉄腕アトムが始まったのが、俺が生まれるもっと昔の1963年のことだそうだ。あの頃はあと40年たてば、科学の進歩によってアトムのようなロボットが誕生するという夢を描いていたのだろうか。あの頃は遥かかなたに見えた未来が、そしていつのまにか現在になった。残念ながら、今、アトムのようなロボットはまだ完成されてない。しかし、現在の日本のロボット産業が世界でもトップクラスに発達しているのは、あの頃アトムを夢見たちびっこたちが大人になったからだという話もあるらしい。先日バイトを卒業した工学部の学生のNくんも、冗談半分で将来はアトムを作りたいなんて言ってたっけ。
アトムはまだ生まれていない。でもきっといつの日か、本物のアトム誕生の時が来ることを願っている。科学がもっともっと進歩したら、10万馬力の力を持ったココロ優しい鉄腕アトムが、世界中のどんな問題をも解決してくれる時代が訪れることを願っている。その頃は、もしかしたら俺はもうおじいちゃんになっちゃってるのかもしれないなぁ。



2003年04月06日(日)
Vol.289 職務質問

おはようございます。りょうちんです。

相方を迎えに真夜中の駅まで車を出したのね。駅前のロータリーはかなり賑わっていて車を止めるスペースもなかったから、一方通行のわき道に入ってそこに車をつけたわけ。予定よりも早く着いちゃったから、相方が来るまでひとりで車の中で待っていたらさ。
赤色灯を光らせたパトカーがやってきて、俺の車の前で止まったの。「やばい、ここって駐禁だっけ?」なんて考える間もなくお巡りさんが下りてきて、車の窓をノックするの。窓を開けると、「ここで何してるの?」とお巡りさん。「あ、人を待ってるんですけど…」と、早くも緊張しまくりの俺。どうやら駐禁を切ってるんじゃなくて、不審人物の職務質問にやってきたらしくて。免許証提示を求められたり危険物を所持してないかトランクの中を調べられたり、いろいろと質問攻めに遭ったりしちゃったよ。
てか、苦手なんだよね、お巡りさんって。なんかほら、威厳があるじゃんか。逆らったら怒られそうだし。全部が全部そういうお巡りさんばっかりじゃないだろうけど、学生時代からあんまり好きになれなかったんだよね。で、俺ってば別に悪いことなんてしてないのに、始終おどおどしちゃって。かなり挙動不審になっちゃってんのが自分でもわかったよ。「スピード違反はしてませんよ」なんて、余計なことまで言っちゃうし。でもさ、お巡りさん。俺って、不審人物に見えたってこと?
職務質問はものの5分くらいで終わったんだけど、マジで緊張しちゃったなー。まぁ、良いお巡りさんで良かったよ。だけど別れ際、「待ってる人って恋人でしょ?」だなんて、そういう質問はちょっと勘弁してくださいっすよ〜。



2003年04月05日(土)
Vol.288 満開の花

おはようございます。りょうちんです。

ぽかぽかの穏やかな陽気に誘われて、桜で有名な公園を歩いてみた。鮮やかに咲き誇った満開の桜の花が俺を出迎えてくれて、あまりの美しさに言葉さえ失ってしまった。薄紅色の花びらが風に揺れるのを見ていると、時間も忘れてしまいそうになる。満開の花の下で、つくづく春は桜に限ると思った。
公園を見渡すと、たくさんの人が花見をしていた。ちょうど平日の昼休みにあたる時間だったため、近くのオフィスからやってきたと思われるスーツ姿のサラリーマンやらOLさんやらがいっぱいいた。ベンチに腰掛けてお弁当を食べている人もいれば、ケータイで桜の画像を写す人、ただぼーっと遠くを眺めている人など、いろんな人がいる。しかしこの人たち全員に共通しているのは、きっとみんな桜の花が大好きなんだろう。
そういう俺だって、桜の花が大好きだ。ぱっと咲いてぱっと散る、その潔さがなんとも言えない。打ち上げ花火のように、華やかなのはほんの一瞬。でもそのはかない華やかさに、誰もが納得してしまう。それに、毎年誕生日が来ると桜が満開になるというタイミングも、好きな理由だったりする。ちなみに、俺の住んでいるところも知名にちなんで市の木が桜なので、あちこちに桜の木があったりするため、昔から桜は身近に感じられていたのかもしれない。
満開の桜の花をこんなふうにのんびり愛でることは、やっぱりこの時期にしかできない幸せなんだろう。「花より団子」、それはそれで楽しいけれど。春霞の空をバックに淡い色の花々をしみじみと鑑賞することこそが、本当の花見なんだと思う。あぁ、日本に生まれてよかったなぁ。



2003年04月03日(木)
Vol.287 Happy Birthday To Me!

おはようございます。りょうちんです。

誕生日おめでとう、俺。おかげさまで無事に今日、31歳の誕生日を迎えることができた。さて、記念すべきこの日をどういうふうに過ごそうかといろいろ考えて、せっかくだからわがままに1日を使おうとココロに決めた。やらなくちゃいけないことは山のようにある。だけど今日くらいはそんなことは一切忘れて、自分のしたいことだけを自由にやろうと思ったのだ。
もちろん仕事も休みにしたんだけれど。そんな日に限って、朝は早めに目が覚めてしまう。もっとゆっくり眠っていたかったのに、予報もはずれて天気も良いみたいだし、さっそく布団を干してシャワーを浴びた。
お昼になってTVの前に。そう、今日は春のセンバツの決勝戦。広陵vs横浜戦の試合を最初から最後まで思いっきり堪能してみる。そういや今年のセンバツは、いろいろ忙しくてあんまりチェックできなかったもんなぁ。しっかり閉会式までTVの前で観戦して、大満足の俺。
夜は相方と待ち合わせて、ご飯を一緒に食べる約束をしていた。Sizzlerにてお肉を注文。たらふく食いまくるふたり。誕生日ということで、Sizzlerのスタッフの方々にもお祝いをしてもらった。スタッフの方々が歌ってくれたバースデイソング。「♪Happy Birthday Dear りょうちん〜」って、ちょっと恥ずかしいっちゅーの。でもケーキをいただいたり記念に写真も撮ってくれたりで、大満足。さらには相方からのプレゼントももらっちゃって、感謝感激の嵐。
帰り道、見上げた満開の桜の花も俺のことを祝福してくれて、ココロから俺は幸せ者なんだと実感した。俺におめでとうを言ってくれたみんな、ホントにどうもありがとう。そして、Happy Birthday To Me! この大切な記念日を胸に刻んで、31歳になったって俺はいつだって自分らしく前向きでいられるように、今日という日を忘れないようにしよう。そんなことを俺は誓った。



2003年04月02日(水)
Vol.286 新年度のスタート

おはようございます。りょうちんです。

4月になって、春本番がやってきた。うららかなひざしが降りそそぎ、花々は色づきはじめ、厳しく冷え込む夜もなくなった。新年度のスタート。真新しいスーツに身を包んだいかにも新入社員らしい人を見かけたり、TVだっていくつもの新番組がはじまったり。そういうことになにげに気付くたびに、やっぱ春ははじまりの季節なんだなって実感できる。
俺の誕生日がたまたまこの季節にあるので、新年度がはじまると必然的に毎年俺もひとつ歳をとる。だから俺にしてみれば、新年度のスタートこそが新たな1年のはじまりだと言っても過言じゃない。もちろん世間一般には正月こそが新しい年のはじまりとされているし、俺だって正月に1年の計を立てたりするけれど。それでも誕生日が来ると本当の新しい年が来るようなカンジがして、それなりに気合も入ってしまう。
そういうわけで、明日は俺の誕生日。30歳とも今日でさよなら。仕事もプライベートも目が回るほど忙しくて、どんな30歳だったのかなんてじっくり思い返すことさえできないほどあわただしいけれど。ひとつだけ言えることは、毎日がとても充実しているということ。そして明日からは31歳。だからってそんな急には何も変わらないだろう。でも、すこしずつでも変えていきたい。もっとステキな自分になれるように、日々努力をしていきたい。そうだ。だって今年の目標は、「なりたい自分になってやる!」だもん。



2003年03月26日(水)
Vol.285 はじめてのひとり暮らし

おはようございます。りょうちんです。

春は引っ越しのシーズン。卒業や進学や就職のため、故郷を離れて新しい生活をスタートする人も多いはず。思い返せば俺にだって、はじめてのひとり暮らしが不安でいっぱいだった頃があった。
実家からはちょっと通えない距離にある大学に進学することになった俺。もともと両親は、俺がそんな遠方の大学に行くとは思っていなかった。合格通知が来たあとで、俺がひとり暮らしをしなくてはならないことを知った両親は、ひどく驚いた。そりゃそうだ。進学することだけでもお金がかかるというのに、ひとり暮らしをするともなればさらに金銭的にも負担がかかる。俺は頭を下げてお願いし、なんとか仕送り等のお世話をしてもらう了解を得た。ホント、今でも感謝していることなのだけれど。
だから、贅沢はできなかった。借りたアパートは家賃が2万円とちょっとの築20年の木造アパートだったし、引っ越しも父の車を使って家族に手伝ってもらって済ませた。あの頃唯一の楽しみだったTVは友達からもらったボロいやつだったし、必要最低限の生活用品しかそろえなかった俺の部屋は、殺風景でがらんとしていた。
引っ越しが終わり、実家に戻る車を見送った時のことを、俺は今でも鮮明に覚えている。車が角を曲がり、見えなくなったとたんに襲ってきた不安。俺はこんな知らない街でホントにちゃんとやっていけるんだろうか? 誰にも頼らずに生活できるんだろうか? やり場のない切なさが急にこみ上げてきて、俺は夢中でTVのスイッチを入れた。
4月になって学校が始まると、新生活がだんだん楽しくなってきた。すぐに友達もできて、不安だったことなんていつのまにか忘れてしまった。あれから10年以上もの時が過ぎた。ひとり暮らし歴も長くなって、不安に思うことなんてもう全然なくなっちゃったけど。だけど、今でも時々思い出すことがある。3月の終わりの南風が強く吹いていたあの日のことを。不安だらけのスタートだったあの頃のことを。



2003年03月25日(火)
Vol.284 はじめてのメール

おはようございます。りょうちんです。

おばさまって、機械おんちの人が多い。50歳をとっくに過ぎた俺の母も例外にはもれず、めっぽう機械には弱かったりする。今だにFAXは使いこなせないし、さんざん教えたビデオの予約録画だってしょっちゅう失敗しているようだ。そんな母が、これも時代の流れか、ケータイ電話を持つことになった。
今までも父や弟や俺のケータイを使って電話をすることはできた母だったのだが、問題はメール。せっかくメール機能が付いているケータイにしたんだから使わなくちゃもったいないということで、昨日は俺が母につきっきりでメールの使い方を教え込むことになった。
メールの開き方から作成方法、送信の仕方までざっと2時間弱。何度もまちがえながらも、母はケータイとにらめっこしながらがんばった。そしてなんとかひととおりのことはできるようになった。母は何か試しにメールしてみたいと言い出し、誰の力も借りずに作ったはじめてのメールを、弟宛てに「ごはんができてるよ、食べないの?」と送った。10秒後、2階から弟が降りてきて、「そんなのメールしなくたって、言いに来た方が早いじゃん!」。うん、ごもっとも。それはたしかにそうだよね、弟の言う方が正しいよ。
だけど母は、メールができるようになったことがうれしくてうれしくて仕方がないらしい。それからも、どうでもいいような内容のメールを俺や弟に送って遊んでいた。そして今日。またまた母からさっそく俺のもとにどうでもいいメールがいくつも送られてきた。「絵文字ってどうやったら出てくるの?」だなんて、メールじゃ説明できっこないでしょ。なんて思ったけれど、そうやってケータイメールを楽しんでいる母がちょっとだけいとおしく思えてしまった。



2003年03月24日(月)
Vol.283 春がやってきた

おはようございます。りょうちんです。

「暑さ寒さも彼岸まで」なんてホント良く言ったもので、今日はぽかぽかの1日だったよね。やっと本当の春がやってきたってカンジがしたよ。
1週間ぶりの休みだった俺は、起きたらすでにお昼近く。カーテンを開けたらそこには穏やかな陽だまりができていて、眩しい青空が広がっていたよ。いつもは冷たくて辛かった顔を洗う時の水も、今日はむしろ心地良かったもんね。ついこの前までは大活躍だったストーブも、もう出番はなかったし。こんな爽やかな日に何にもしないなんてもったいない、ってことでさっそく布団を干してたまっていた洗濯を開始。TVのセンバツを気にしながら、鼻歌まじりで洗濯物を干す俺。うららかなひざしが背中にこぼれて、気分も上々になりました。
午後からは買物に。ホームセンターに行ったら、新入生コーナーとかお引っ越しコーナーとかあって。文房具やらぞうきんやら荷造り用のロープやら、季節商品がオンパレード。こんなところにも春を感じたりしてね。
そういやこのお彼岸は仕事が忙しかったから、そのあとは実家に帰ってお墓参り。お線香を持って、墓地までの道を散歩がてらにてくてく歩いてみたよ。淡いピンクの梅の花。どこからかほのかに漂ってくる甘い沈丁花の香り。ウグイスの鳴き声。野原に咲いた色とりどりの草花たち。ボンネットの上でひなたぼっこをする猫。あわただしい毎日の中で見えていなかったけれど、至るところにすでに春は訪れていたんだね。気がつけば、俺のまわりにもたくさんの春を見つけたよ。
がむしゃらに突っ走ることは大切だけど、時には立ち止まることも必要。自分の位置さえわからないと、どこがゴールかなんてわかるはずはないもんね。今日はそんな日。立ち止まって、季節のうつろいを確認できた日。4月になれば春本番。誕生日もやってくるしね。きっとその頃には、桜の花も満開になっているのかなぁ。



2003年03月23日(日)
Vol.282 もうやめようよ

おはようございます。りょうちんです。

今週はマジで目が回るほど忙しかったからさ、ニュースもあんまりチェックできなかったのね。だから難しい世界情勢とかも詳しくわかんないからさ、俺なんて何も言うことはできないのかもしれないけど。
例えば犬とか猫とか動物に対して、言って聞かせても無理だからたたいたりしてカラダで覚えさせる、ってのならまだ話はわかるよ。でも相手が人間だったらどうよ? わからせるために痛い目に遭わせるなんて、最低な行為でしょ。あなたが今やってることは、そういうことなんじゃないの? ねぇ、ブッシュさん?
ましてやあなたのやっていることは、痛い目に遭わせるどころじゃないよね。人の命がかかっていることなんだよ。しかも、何の罪もないたくさんの人たちの尊い命を奪ってしまう行為なんだよ。あなたにはあなたなりの言い分があるかもしれない。でもさ、あなたがどんなに偉くたって、たとえ神様だとしてもさ、人の命をたやすく奪ってしまう権利なんて絶対にないはずだよ。
戦うことは傷つけ合うことじゃない。おりしもちょうど春のセンバツが始まったからさ、今日は俺もちょっとだけTVで観戦してたんだけど。甲子園でプレーする球児くんたちは、一生懸命戦っていたよ。でも戦っていた彼らは、けして人を傷つけ合っていたわけじゃない。野球というルールの中で、お互いの力を競い合っていたよ。戦争にはルールなんてものは存在しないのかもしれない。そう言われたら、もう何も言えないけどさ。でも最低限、人を傷つけてはいけないというルールだけは守ってよ。じゃないと、本当にみにくい争いに過ぎないよ。
どこかの遠い国のこと、なんて人ごとなんかじゃ済まされないんだよね。穏やかな春の青空を見上げると、どこかで争いが起こってるなんてウソみたいだけれど。実際にリアルタイムで起こっている出来事なんだよね。だからさ、お願いです。もうやめようよ。ね、ブッシュさん。



2003年03月18日(火)
Vol.281 虫の知らせ

おはようございます。りょうちんです。

そして今年もまた3月18日がやってきた。去年の同じ日のひとりごとにも書いたのだが、この日は俺にとって忘れてはならない日なのだ。5年前の今日、俺の実家が火事になり全焼した日。もうあれから、5年もたつ。
当時実家を離れて県外でひとり暮らししていた俺は、実は火事になるほんの2日前に帰省をしている。4ヶ月ぶりの帰省だった。本当はその年の正月に帰省したかったのだが、仕事の都合でずっと帰省ができなかった。仕事が落ち着いたら帰ろうと思っていたのに、結局気がつけば3月になっていた。まちがって実家に届けられた年賀状も取りに行きたかったし、おまけにその年は免許証の書き換えもあったため、誕生日が来るまでには絶対に帰らなくてはならなかった。それまでは連休を取って帰省していたのだが、その時だけはどういうわけかたった1日しかない休みを帰省にあてたのも、今となっては不思議なことなのだが。
年賀状と一緒に、それまで実家にずっと置きっぱなしだった昔の写真やアルバム、それに想い出のものなども一緒に運ぶことにした。俺の小さな車は、懐かしいものでいっぱいになった。車が実家を離れてものの5分もしないうちに、母から電話があった。忘れ物をしたという。せっかく車を走らせたんだし、戻ろうかこのまま進もうかさんざん悩んだのだが、「もうあの家に来ることはできないかもしれない…」という予感がふと頭の隅をよぎり、急いでUターンをして再び実家に戻ることにした。虫の知らせ、とでも言うのだろうか。
それからほんの30時間後。実家は火の海に包まれた。俺が運んだ想い出の品々以外はすべてが灰になり、あとは何も残らなかった。もしも。あの年の正月に帰省していたら。俺宛ての年賀状が実家に届いていなかったら。その年に免許の書き換えがなかったら。写真やアルバムなどを運ぼうと思わなかったら。きっと想い出の品々も焼けてしまったに違いない。この虫の知らせは、俺が遭遇した今まででいちばん不思議な出来事である。みなさん、火の用心!