初日 最新 目次 MAIL HOME


りょうちんのひとりごと
りょうちん
MAIL
HOME

My追加

2003年07月08日(火)
Vol.340 まだら模様の顔

おはようございます。りょうちんです。

先日に行ってきた野球観戦のせいで、まだ7月も上旬だというのにすっかり日焼けしてしまった俺。ここ数日はずっと梅雨空が続いていたというのに、観戦に行った日だけはどういうわけかすっかり雲も消え、見事に焼けてしまった。そしてその日焼けは今日になってついに、顔の皮がぼろぼろとむけはじめる。
気にしだすと止まらないもので、暇があると鼻におでこに手をあてて感触を確かめてしまう。最初はこすると細かくはがれていたものが、そのうち爪の先でつまめるようになってきた。こうなったらもうこっちのもので、そのまま引っ張ってやるとおもしろいように皮がむけてくる。それはまるでゆで卵の薄皮をむくように。顔の皮をむくというまったく無駄な作業を、内心ちょっぴり楽しみながらかなりの時間熱中してしまった。
無理に皮をむいたところが、やがてひりひりかすかな痛みを訴えてきた。さすがにまだ早過ぎたかと思い手を離すのだが、気がつくとまた無意識のうちに触っている自分に気づく。これって、かさぶたをはがすのに似ている。どうしても気になって仕方がないので、鏡をのぞき自分の顔を見て、驚いた。顔がまだらになっている。
皮をむいたところは、赤くなり。まだ皮が残っているところは、焼けた皮膚の褐色で。それが模様を作り、ちょっと見ればどこかの地図のよう。やばい。こんなみっともない顔じゃどこにも行けない。真夏の太陽がまぶしく輝く日ならともかく、今日みたいな梅雨寒の日にこの顔はないだろう。なんて考えてみたけれど、俺には仕事が待っている。そういうわけで、今日の仕事はずっと裏方に徹していた。
家に帰ってくると、すぐにお風呂に入る。まだら模様の顔を、すこしでもきれいにしたかった。丹念に顔を洗うと、むけきれなかった皮がどんどんはがれてきた。顔はまだかなり赤いけど、まだら模様は消えたかな。
さて。本当の夏が来る前に皮がむけてしまった俺。今年の夏、俺はあと何回皮がむけるんだろう?



2003年07月06日(日)
Vol.339 健康オタク

おはようございます。りょうちんです。

弟は24歳という若さにして、ちょっとした健康オタクである。以前から健康に良いという情報が入るとすぐに進んで取り入れていた弟なのだが、最近、特に母が入院してからは、その傾向に拍車がかかってきたように思われる。「あるある大事典」とか「すぱすぱ人間学」とか、その手の健康情報番組は欠かさないみたい。今、俺のもとにある腹筋マシーンも、弟が買って使わなくなったものを俺が引き取ったのだし、昔からりんご酢なんぞを愛飲していたのは俺も知っていたのだが。
先日も実家に帰ると、弟がうれしそうな顔をして俺に話しかけてきた。なんでも、りんご酢よりもはるかに健康に良いものが手に入ったんだそうだ。興味半分に俺も話を聞いてみると、冷蔵庫から取り出してきたのものは、黒酢。コップに注いだその液体は、酢独特の鼻につーんと抜ける刺激をともなって俺の前に現れた。「ちょっと飲んでみる?」のコトバに、ビビりながらもほんの少しだけ口に含んでみた。うっ…。手足に意味もなく相当な力が入る。これは人間の飲み物なんかじゃない。こんなものを飲むくらいなら、病気をした方がましな気がする。それでも弟は、俺が見事にギブアップした黒酢を、あっという間に飲み干してしまった。
さらに。弟は先日、近所の電気屋さんで小型ミキサーを買ってきたんだそうだ。購入後さっそく作ったものは、オリジナル野菜ジュース。セロリやらにんじんやら、カラダに良いとされている野菜をミキサーにかけて、父に飲ませたらしい。父いわく、生臭くてまずいったらありゃしないとのこと。黒酢に続き、こちらもかなりの不評のようだ。
しかしこのミキサーで、きな粉を作って牛乳に混ぜて飲んだり煮干を粉末にして料理で使ったりと、なんとか少しは役には立っているようだ。健康に気を使うのもいいけれど、食べるものくらいおいしくいただきたいと思うのだが。どうだろう、弟よ。



2003年07月03日(木)
Vol.338 Mくんに会う

おはようございます。りょうちんです。

相方と食事に行った。バイキング形式の食べ放題のレストランだったので、死ぬまで食ってやるぞとかなり気合を入れて店内に入った。すると。そこにはMくんがいた。4年ぶりに会ったMくんは俺を見つけると一瞬驚いていたが、相変わらずの坊主頭でとても元気そうだった。一緒に食事をしてるのは、きっと奥様に違いない。
俺が大学生だった頃、一緒にアルバイトをしていたのがMくんだった。大学でトライアスロンをやっているMくんは当時からかなりのマッチョで、最初はちょっと近寄りがたかったのだが、いざ話をしてみるとすごくマジメでとても優しかった。
ある夏の日。Mくんは突然坊主頭になってやってきた。あまりの暑さに、思いきって坊主頭にしてしまったんだという。「髪型がさっぱりするとやっぱ気持ちいいっすね〜」、なんて俺と一緒に笑っていたMくんの坊主頭は、とても似合っていた。
そんなMくんは今、トライアスロンで鍛えたカラダで、都内でレスキュー隊の仕事をしている。「やっぱMくん、かっこいいなぁ」なんて、食事をしながら考えていたのだが、あの頃のいくつもの思い出がよみがえってきて、とても懐かしい気持ちになった。結局、Mくんとはほんの数分の立ち話しかできなかったけど、またあの頃のみんなで会いたいねと約束をした。
ところで。Mくんたちがお会計する時に気がついたんだけど。Mくんと一緒にいた奥様のおなか、明らかに大きかったように見えた。いくらここが食べ放題のレストランだからって、あのおなかは食べ過ぎて大きくなったんじゃない。俺だってたらふく食べたけど、あんなおなかにはならなかった。そうだ。Mくんは何にも言わなかったけれど、きっと近いうちにMくんはパパになるに違いない。なんだ、Mくん。ひとこと言ってくれたらよかったのに。
今度Mくんに会う時は、Mくんジュニアも一緒だったらうれしいなぁ。



2003年07月01日(火)
Vol.337 人生なんてタイミング

おはようございます。りょうちんです。

たった31年しか生きていない俺だけど。こんな俺がつくづく思うこと。人生なんてタイミング。タイミングって、すごく大切。考えてみれば俺は、進学だって就職だって恋愛だって、すべて偶然のタイミングでここまで生きてきた。
大学は、たまたま合格通知をいただいた学校に進学した俺。就職だって、たまたま内定をいただいた企業に身を委ねた。ひょんなことから転職した時も、たまたまタイミングがあったから。きっとこの先、俺は結婚だってぽんぽんとタイミングでしちゃうんだろう。
こうしたいとか、こうなればいいなとか、そういう漠然とした希望を持つことは前提だが、時代や世間の流れに自分の身を委ねるのはけしてまちがったことではないと思っている。流れに負けないように必死になって自分の力で泳ぎ、目標の場所に辿り着ければそれに越したことはないが、たまたま流れてきた流木につかまり、水の心地良さやまわりの景色を楽しみながら流されてゆくのもありだと思う。どんなに逆らっても、どんなにもがいても、流れに負けてしまう時がないとは限らない。だったらこのままこの流木につかまっていて、またたまたま違う流木が流れてきた時にはそっちに乗り換えたっていい。俺はそう思っている。
だから。希望の学校に進学できなかったとへこんだり、就職活動が上手くいかないと落ち込んだり、転職したくても難しいと嘆いたり、理想の恋ができないとブルーになったり。そんなこと、俺にしてみればくだらない。そんなことでめげているなら、今の状況を少しでも楽しもうと努力しなくちゃ。次の流木が流れてくるタイミングを見計らって、準備をしとかなきゃ。先の見えない人生だからこそ、いろんなタイミングをつかんで、いろんな流れに乗って、いろんなことを経験していけばいい。タイミングって、そういうこと。人生って、そういうこと。
さて、俺の人生は、どこに流れてゆくんだろう?



2003年06月28日(土)
Vol.336 ささやかな喜び

おはようございます。りょうちんです。

母のお見舞いに行った帰り道、夕食まではまだ時間があるのにもかかわらず、ちょっと小腹がへったので何か食べようと思ったのね。そういやマクドナルドの59円ハンバーガーがもうじき値上げしちゃうって話を聞いたから、それじゃあハンバーガーにしましょうってことにしたわけ。ハンバーガーなら運転しながらでも食べられるし、夜ご飯までの腹つなぎにはちょうどいいかもなんて思ってさ。
で、マクドナルドに入ったのね。ここの店、前にも何度か来たことがあったんだけど、国道沿いにあるためかいっつもドライブスルーがすげー混んでてさ。俺はわざわざ駐車場に車を止めて、店内まで買いにいってたんだけど。この日に限ってどういうわけか、ドライブスルーががらがらでさ。平日の午後なんていう暇な時間だったからかもしれないんだけど。それならってことで、さっそくドライブスルーへ。
マイク越しに注文したのは、59円ハンバーガー×2個。税金込みで123円。安いもんよ。車を動かして窓口へ。すると。そこに待ち構えていたのは、スーツを着てバインダーを小脇に抱えたお姉さんがいてさ。「恐れ入りますが、アンケートに答えていただけますか?」、だって。俺も暇だったし、こころよくOKしたんだけど。このアンケート、結構時間がかかってさ。2〜3分はかかったかな。俺はハンバーガー2個だけの注文だったからさ、そんなの1分もしないでお会計まで終わっちゃってんだけど。その後も律儀に、俺はアンケートに答えてあげたのね。
そしたらさ。「ご協力ありがとうございました。こちらをどうぞ!」なんて、差し出してくれたのがオレンジジュースの無料券。160円相当のもの。俺の買い物が123円だから、これじゃ割が合わねーだろ、なんて思ったんだけど。俺にしてみればなんだかすげーうれしくて、ささやかな喜びを感じずにはいられなかったよ。
ところが。お姉さんにお礼を言って、いざ立ち去ろうとバックミラーを見ると。俺の車の後ろは、渋滞の嵐。別に俺が悪いわけじゃないんだけど、ちょっとだけ申し訳ない気持ちになっちゃいました。



2003年06月27日(金)
Vol.335 仕事に生きる人

おはようございます。りょうちんです。

いつだったか誰かから言われたことがあって、その時はその話にすごく納得をしたんだけれど。最近またその話をふと思い出すことがあって、なんだかまた改めて妙に納得しちゃった話。働くということにおいて、人間には2通りの種類がいて、ひとつは仕事に生きる人、もうひとつは自分の趣味や楽しみに生きる人、という話。
仕事に生きる人とは、生きがいは自分の仕事だと感じている人。どれだけ自分は仕事をこなせるかとか、どれだけ出世できるかとか、どれだけお金を稼げるかとか、どれだけ他人から認められるかとか、そういうことに喜びを感じる人。例えば、やり手のエリートとかバリバリのキャリアウーマンなんかは、この部類に入る人が多いのかもしれない。
自分の趣味や楽しみに生きる人とは、趣味や楽しみを手にするために、仕事をひとつの手段としか考えてない人。出世やお金儲けなんてどうでもよくて、やりたいことをやったり欲しいものを得るために、最低限の地位や資金を仕事で確保できていればそれで満足な人。
非常に大まかに分けるとするならば、この2種類に分類できると思う。どっちが良いとかどっちが悪いとか、そういうことは人によって判断が変わるだろうが。俺の場合、明らかに後者。高校野球を観戦したいがために休みを入れちゃうだなんて、まちがっても仕事に生きる人だとは言えない。俺には出世欲なんてからっきしないし、お給料だって普通に暮らせるくらいもらえてればそれで充分だと思っている。
実際、俺の中では仕事よりも優先順位が上のものがいくつもある。自分の趣味や楽しみを追求することの方が、俺的には仕事よりも上にランクされている。こういうことを書くと、これを読んだ俺の上司もがっかりしちゃうかもしれないが。でも、けして仕事がつまらないとか手を抜いて仕事をしているという訳ではない。仕事は楽しいし、いつだって一生懸命仕事に取り組んでいる。ただ、俺はどう転んでも、仕事に生きる人にはなれないんだろうな、と思っている。



2003年06月26日(木)
Vol.334 高原へいらっしゃい

おはようございます。りょうちんです。

休日の午後。ふとTVをつけると、ちょうどドラマが始まるところだったのね。なんだかえらく昔の映像で、登場人物の服装も使われているセットの建物も車も、ひと昔前、いやふた昔前くらいのもの。どうせくだらない2時間ドラマの再放送で、つまんないんだろうななんて思いながら見始めたんだけど。これがすげーおもしろくて、どんどん惹きこまれちゃいました。しかも、2時間ドラマなんかじゃなくってちゃんとした連続ドラマ。故・田宮二郎さん主演の「高原へいらっしゃい」。
何もない八ヶ岳に建てられたボロ屋敷を、東京からだまされて集められた人たちによってステキなホテルに変えていくみたいな内容で。さすがに今となっては時代錯誤しちゃってるところもあるんだけど、シニカルな部分とコミカルな部分がほどよく見せ場を作っていて、ココロが温まるほっとできちゃうドラマなんだよね。なんと俺が4歳の時の、今から27年も前に放送されたドラマだそうで、俺が見たことないのも無理ないわけだよ。再放送とはいえ隠れた名作で、軽井沢のペンションブームもこのドラマから生まれたらしいんだよね。
今日も時間になるのを待って、さっそく見ちゃったんだけど。今回もなかなかおもしろいストーリーでした。前田吟さん、熱演。ホテルで働くアイドルとして、まだ若かりし頃の由美かおるさんも出演。ぶりぶりの演技が光ってました。もちろん、かげろうお銀としての入浴シーンはないけどね。
でもなぜにこんな昔のドラマを再放送してるのかと思ってたら、それには訳がありました。7月から佐藤浩市さん主演で、この「高原へいらっしゃい」がリメイクされての放送が決まってるらしいんだよね。最近は連続ドラマなんて全然見なくなっちゃった俺だけど、久しぶりにどっぷりはまっちゃいそうな予感です。ウワサになってる「ウォーターボーイズ」なんて、目じゃないかもね。



2003年06月23日(月)
Vol.333 弟が書いたメッセージ

おはようございます。りょうちんです。

先日、鋸山に行った時の話。車は麓にある海岸が見下ろせる駐車場に止めたのだが、そこには小さな見晴台があり、海を一望できるところがあった。せっかくだからと俺らもその見晴台に上がり、穏やかな海を眺めていたのだが。ふと見晴台の手すりに目をやると、そこには無数のいたずら書きや落書きが残されていた。コインで削って記した相合傘や、歯の浮くような愛の誓いなどなど。
さて、俺はその中でも最も目立つ、ひときわ太いマジックで書かれた落書きに目が止まった。俺の地元からママチャリに乗ってここまでやって来たというメッセージ。この先、房総半島の最南端である白浜まで行く予定だと記されていた。俺の地元からママチャリなんぞに乗ってやって来たということに興味がわき、世の中にはいろんなことをしてるやつもいるんだな、なんてのんきに思っていたのだが。メッセージの最後に書かれた半年前の日付と名前を見て、俺は目が点になった。そこには、まさに弟の名前が書いてあったのだ。
そういえば。去年の12月、弟が突然いなくなったことがあった。両親も、弟は友達の家にでも行ってるんだろうと思ってたんだそうだが、数日後にひょっこり帰ってきた弟は、「友達とチャリンコで房総まで行ってきたよ〜」なんて言っていたらしいのだ。俺が直接弟から聞いたわけじゃないが、そういやそんな話を母が話していたことがあった気がする。
これは絶対、弟が書いたメッセージだ。そう確信した俺は、実家に帰った時にさっそく事の真相を弟に尋ねてみた。すると。「あ〜、書いたよ〜、鋸山が見える見晴台でしょ? うわ、見つけちゃったの? 恥ずかし〜!」。俺の予感は的中だった。あ〜、弟よ、お前もこんなバカなことをしでかしてたのか。あちゃ、同じ血が流れてるとはいえ、俺に似てなんてバカなことを。そう思ってみたが、そんなバカな弟が、やっぱりちょっといとおしくなった。
ただし。公共物へのいたずら書きや落書きは、絶対に止めましょう!



2003年06月22日(日)
Vol.332 アミューズメントキャラバン

おはようございます。りょうちんです。

市の観光協会に勤務しているSくんからメールが来た。なんでも、地元のFM局から依頼が来て、観光スポットである印旛沼で取材があるから、それを見に来ないかという誘いだった。詳しく話を聞いてみると、いつも俺が聴いている県内の観光地やイベントなどを紹介する「アミューズメントキャラバン」という番組で、収録にはレポーターの人もやってくるんだそうだ。今日の取材は印旛沼の屋形船に乗ろうという企画らしく、ちょうど俺も仕事が開いている時間だったので、ふたつ返事で屋形船の乗船場へと急いだ。
乗船場に着くと、すでにSくんとFM局の方とレポーターの香坂真衣さんがいらして、Sくんは俺を見つけるやいなや「一緒に船に乗る?」なんて言ってくれた。「え?」、と一瞬固まる俺。だって、収録してるところをそばで見ているだけかと思ったてたんだもん。でもこんなチャンスめったにないことなんで、図々しくも俺はひょこひょことついていき、一緒に船に乗りこんだ。本当ならば1000円の乗船料がいるんだけれど、そこはSくんの顔を効かせてもちろんただで乗りこむ。
船が岸を離れると、いよいよ収録の始まり。香坂さんのレポートやSくんのインタビューなど、着々と収録作業は進められていく。そばにいても何の役にも立たない俺は、インタビューを受けるSくんのトークに突っ込みを入れたり、FM局の人に訳のわからない質問をしたり、きれいな香坂さんに見とれてでれでれしたり。俺ってば始終落ち着きがなく、今回の取材の足を明らかに引っ張っていたようだった。取材後は俺の車で高坂さんたちを駅まで送るなんていう大役を預かっちゃったりもして、かなり緊張する俺。それでも車中ではなんとか砕けたトークもできて、楽しんじゃったりして。Sくんったら、「今度飲みに行きましょう〜!」なんて誘っちゃってたけど、絶対それは社交辞令だろうな。
さて、今回の収録の模様は今度の金曜日、27日20:30からのBAY-FM「アミューズメントキャラバン」にてオンエア予定だそうです。みなさん、要チェック!



2003年06月21日(土)
Vol.331 梅雨の晴れ間

おはようございます。りょうちんです。

梅雨入りしてから梅雨前線がしばらく停滞していたせいで、太陽もずっと顔を見せなかったけれど、久しぶりに今日、朝から晴れ間が広がった。今までの憂さを晴らすかのように午前中からじりじりひざしを照りつけて、容赦のない6月の太陽はあっという間に気温を押し上げてゆく。案の定、真夏日。梅雨の晴れ間とはいえ、今日は真夏を思わせる一日だった。
押し入れから扇風機を出す。窓を全開にして、換気扇も回す。風もないこんな日は、じっとしているだけでも汗ばんでくる。ましてや俺の部屋は直接西日を受けてしまう向きにあるので、すぐに熱がこもってしまうのだ。できるだけ風通しを良くしておかないと、じょーじくんだってへたばってしまう。そんなじょーじくんにも、今年初の保冷材を出してケージの上に設置してあげた。昼間は熟睡中のじょーじくんだが、これで少しは快適な眠りができるだろう。
直射日光を充分に浴びた車に乗りこんだ。ドアを開けた瞬間、あふれ出す熱気。中はサウナ状態。急いで窓を開けて空気の入れ替え。ハンドルも熱くてなかなか握れない。それでもなんとか苦労しながら車を走らせると、吹き込んでくる風が心地よかった。仕事に持っていった1リットル入りの麦茶は、今日は減ってゆくペースが早い。俺のカラダも暑さに負けないように、常に水分を求めていたみたいだ。
梅雨明けはまだ当分先だけど、グレーの雲に隠れて、夏は確実に近づいていたんだ。俺のいちばん好きな季節は、夏。去年は仕事が忙しくって、あんまりアクティブになれなかった夏だったけれど。今年の夏はいろんなことを楽しみたい。あれもしたいしこれもしたいしなんて、今から胸の中でたくさんの企画を企んでいる。さぁ、梅雨が明けたら、何からはじめようか?