まるでお昼寝をしているかのように おだやかな表情で瞳を閉じている少年。抱き抱え泣き喚く父親。今日もバグダッドの空は青かった。その青さが余計に哀しく感じた。人が人を殺め青い空に「勝利」を掲げる。あの少年は一体誰の為に何の為に命を捧げなければならなかったのだろう?涙のでない哀しさが ここに ただ漠然と残った時間だった。